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公開日 2019/04/28 07:35
<ヘッドフォン祭>iBasso、ES9028PROデュアル搭載の新DAP「DX220」/金メッキ編み込みリケーブル
フォスター電機製ドライバー搭載の試作機なども
4月27日、28日の2日間にかけて、東京・中野サンプラザで開催中のポータブルオーディオイベント「春のヘッドフォン祭2019」。本稿では、会場14階 iBasso Audio/くみたてLab/ワイズテック/Blue Ever Blueの各出展の模様をお伝えする。
■iBasso Audio
中国のiBasso Audioを取り扱うMusinのブースでは、DAPの新モデル「DX220」を参考出展した。
海外でも先日発表されたというAndroid搭載DAPの最新モデルで、DACにはES9028Pro×2を採用。5インチのディスプレイ、8コアCPU、4GBのRAMなどAndroidスマートフォンに近いスペックを持つ他、一般的なAndroid OSから音楽再生専用の「Mango OS」モードに切り替える機能も搭載している。国内価格や発売時期はこれから決定する段階で、おおよそ夏頃の発売になるとのことだ。
また、今後取り扱う予定のハンガリー製イヤーピース「Symbio Eartips」を参考出展した。シリコンの軸と傘の間に形状記憶フォーム素材を充填したイヤーピースで、高い装着性と遮音性により「イヤホン本来の音質を引き出す」としている。会場にはSサイズのみが出展されており、今後他のサイズやパッケージが用意でき次第、1ペア500円前後の価格感で販売していく予定だという。
■くみたてLab
カスタムIEMメーカー・くみたてLabは、同社が製造するカスタムIEMのデザイン作例や、フォスター電機が主催する「FOSTER Alliance Program」に基づき制作したプロトタイプIEM「KL-Proto」の展示・試聴を行った。
カスタムIEMの音質だけではなく、デザインにも力を入れている同社は、これまで制作してきた様々なデザインのカスタムIEMを展示。今回は、フジヤエービック限定で注文できるという「カリン・フェースプレート」「レッドアルミ」のデザインを展示ラインナップに追加している。
「KL-Proto」は、フォスター電機から供与されたダイナミックドライバーを用いて同社が制作している試作イヤホン。今回ブースにて展示/試聴に使われているのはバージョン2にあたるモデルとのことで、14mmの大型ダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアを組み合せたハイブリッド構成。ダイナミックドライバーはあえて耳の外側を向くように配置することで、容積の問題を解決するよう工夫している。
■ワイズテック
ワイズテックは、自社ケーブルブランド・NOBUNAGA Labsより新たに発売する金メッキイヤホンケーブル「SUPREME」(関連ニュース)を中心に出展している。
4N純銀線に金メッキ加工を施した線材を8芯編みしたケーブルで、3.5mm/2.5mm/4.4mmの3種のプラグに対応。高音域が強く出る傾向のある純銀線に金メッキを施すことで高域を適度にやわらげ、広がりのある空間表現力をもたせることを意図して制作しているという。細い線をたばねた構造やTPUの被覆を採用するため、取り回しも柔軟となっている。
その他、参考出展として上位モデルの線材編み込み技術を用いたエントリークラスのリケーブルの試作モデルや、イヤホンブランド・Pai audioの久しぶりの新製品となる7,000円前後のハイブリッド型イヤホンなども参考出展していた。
■Blue Ever Blue
「HDSS技術」を搭載するイヤホンを開発・販売しているBlue Ever Blueでは、5月頃発売予定のイヤホン新モデル「Model 868 Pro」を参考出展。従来モデルとの比較試聴が行えた。
HDSSは「ETL」という音響モジュールによりドライバー背面の圧力を一定に保ち、クリアで聴き疲れしにくい音を実現するという技術。Model 868 Proは、従来モデル「Model 868 EX」からETLモジュールを2個に増やし、より広帯域をカバーしクッキリとした音質になるようチューニングを行ったという。価格は6,000円前後を予定しているとのこと。
ブースでは、ETLモジュールを2個搭載するModel 868 Proと、ETLモジュールを1個搭載するModel 868 EX、そしてETLモジュールを搭載しない試作機を並べて試聴でき、HDSSの効果を体感できる機材が整えられていた。
■iBasso Audio
中国のiBasso Audioを取り扱うMusinのブースでは、DAPの新モデル「DX220」を参考出展した。
海外でも先日発表されたというAndroid搭載DAPの最新モデルで、DACにはES9028Pro×2を採用。5インチのディスプレイ、8コアCPU、4GBのRAMなどAndroidスマートフォンに近いスペックを持つ他、一般的なAndroid OSから音楽再生専用の「Mango OS」モードに切り替える機能も搭載している。国内価格や発売時期はこれから決定する段階で、おおよそ夏頃の発売になるとのことだ。
また、今後取り扱う予定のハンガリー製イヤーピース「Symbio Eartips」を参考出展した。シリコンの軸と傘の間に形状記憶フォーム素材を充填したイヤーピースで、高い装着性と遮音性により「イヤホン本来の音質を引き出す」としている。会場にはSサイズのみが出展されており、今後他のサイズやパッケージが用意でき次第、1ペア500円前後の価格感で販売していく予定だという。
■くみたてLab
カスタムIEMメーカー・くみたてLabは、同社が製造するカスタムIEMのデザイン作例や、フォスター電機が主催する「FOSTER Alliance Program」に基づき制作したプロトタイプIEM「KL-Proto」の展示・試聴を行った。
カスタムIEMの音質だけではなく、デザインにも力を入れている同社は、これまで制作してきた様々なデザインのカスタムIEMを展示。今回は、フジヤエービック限定で注文できるという「カリン・フェースプレート」「レッドアルミ」のデザインを展示ラインナップに追加している。
「KL-Proto」は、フォスター電機から供与されたダイナミックドライバーを用いて同社が制作している試作イヤホン。今回ブースにて展示/試聴に使われているのはバージョン2にあたるモデルとのことで、14mmの大型ダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュアを組み合せたハイブリッド構成。ダイナミックドライバーはあえて耳の外側を向くように配置することで、容積の問題を解決するよう工夫している。
■ワイズテック
ワイズテックは、自社ケーブルブランド・NOBUNAGA Labsより新たに発売する金メッキイヤホンケーブル「SUPREME」(関連ニュース)を中心に出展している。
4N純銀線に金メッキ加工を施した線材を8芯編みしたケーブルで、3.5mm/2.5mm/4.4mmの3種のプラグに対応。高音域が強く出る傾向のある純銀線に金メッキを施すことで高域を適度にやわらげ、広がりのある空間表現力をもたせることを意図して制作しているという。細い線をたばねた構造やTPUの被覆を採用するため、取り回しも柔軟となっている。
その他、参考出展として上位モデルの線材編み込み技術を用いたエントリークラスのリケーブルの試作モデルや、イヤホンブランド・Pai audioの久しぶりの新製品となる7,000円前後のハイブリッド型イヤホンなども参考出展していた。
■Blue Ever Blue
「HDSS技術」を搭載するイヤホンを開発・販売しているBlue Ever Blueでは、5月頃発売予定のイヤホン新モデル「Model 868 Pro」を参考出展。従来モデルとの比較試聴が行えた。
HDSSは「ETL」という音響モジュールによりドライバー背面の圧力を一定に保ち、クリアで聴き疲れしにくい音を実現するという技術。Model 868 Proは、従来モデル「Model 868 EX」からETLモジュールを2個に増やし、より広帯域をカバーしクッキリとした音質になるようチューニングを行ったという。価格は6,000円前後を予定しているとのこと。
ブースでは、ETLモジュールを2個搭載するModel 868 Proと、ETLモジュールを1個搭載するModel 868 EX、そしてETLモジュールを搭載しない試作機を並べて試聴でき、HDSSの効果を体感できる機材が整えられていた。