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公開日 2019/06/07 16:01

パナソニック「2018年度優秀ご販売店様感謝状贈呈式」。お客様との接点活動に取り組み力強く成長した415店が入賞

66回目の開催
Senka21編集部・竹内純
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一丸となりくらしアップデートを実現する

パナソニックは、昭和27年に「優秀連盟店制度」として開始以来、今回で66回目を数える「優秀ご販売店様感謝状贈呈式」を開催した。系列店の永年の支援に対する感謝を表す重要な行事として位置づけられ、長榮周作会長、津賀一宏社長をはじめとする幹部が列席。取り巻く環境がますます厳しさを増すなかで、力強く成長を果たした415店が入賞を果たした。

長榮周作会長、津賀一宏社長をはじめとする幹部が会場入り口で出迎える

今年で66回を数え、パナソニックでは最も重要な行事のひとつとして位置づける

2018年度に入賞を果たしたのは、「優秀販売店表彰」が、特別優秀店賞138店、優秀店賞78店、優良店賞63店、躍進店賞88店の計367店。「クレジット・リース優秀店賞」が、特別優秀店賞8店、優秀店賞11店、優良店賞62店、躍進店賞34店の計115店。「パナソニック・ホームズ優秀店賞」が優秀店賞41店。合計して415店が入賞し、贈呈式には535名が出席した。

津賀一宏社長は「お客様との接点活動の強化に積極的に取り組まれ、極めて優秀な経営成果をお納めいただきました。たゆまぬ努力に改めて敬服いたしますとともに、皆様が今も昔も弊社を支え続けてくださっていることを実感します」と感謝の意を述べた。

冒頭、登壇してお礼のあいさつを述べる津賀一宏社長

引き続き、パナソニックの現状と将来の方向性について説明を行い、3ヶ年経過の最終年度となった18年度の業績は、「増収増益は達成できましたが、本業以外の一時的な要因が大きく実質的には減益。現状を真摯に反省し、これからの3年間、より長期的な視点で持続的に発展していけるよう変革に取り組んで参ります」と語った。

「目指すべき姿の検討を続けてきました」と語る津賀社長。「IoTや情報通信の進化により、社会環境の変化は年々激しさを増しており、お客様の暮らしも多様化しています。こうした変化へ対応すること無しに生き残っていくことはできません」と明言。パナソニックの目指すべき姿として打ち出す「くらしアップデートの会社になる」ことが不可欠だと訴えた。

パナソニックの目指すべき姿「くらしアップデート」について説明

「これまでは、松・竹・梅の商品ラインナップを揃え、そこからお客様に商品を選んでいただくことが主流でした。それは、最高の商品を作れば買っていただけるという発想に基づいていたものでしたが、今は最高より、自分のくらしに最適かどうかが重視される時代です。また、買っていただいた後もつながり続け、ソフトやサービスを含めてひとりひとりのお客様にとっての最適なくらしを実現する。それこそが、パナソニックが目指すくらしアップデートです」と説明。「さらに、さまざまな業界のパートナーとの共創により、家電にとどまらない、より幅広いお役立ちをお届けしていきます」と方向性を示した。

「くらしアップデートの実現には、お客様に寄り添い、その声に謙虚に耳を傾け、お客様の幸せのために絶えずお役立ちを果たし続ける姿勢が欠かせません。そしてそれは、松下幸之助創業者がずっと大事にしてこられた『一商人ナリトノ観念ヲ忘レズ』そのものだと感じています」。今年4月に催された全国のパナソニックショップ連合会との懇談の際には、「アップデートこそが我々パナソニックショップが果たしてきたお役立ちです。決してわれわれは商品を売り切って終わりということはありません。パナソニックはよくぞ、アップデートと言ってくれました」という言葉をいただいたエピソードを披露。「我々の背中を押してくれたようで本当にありがたく感じました」と言葉を噛み締めた。

「くらしアップデートの根底にあるものは、お客様の暮らしを肌で感じられ、耳に声を傾け、ひとりひとりのお客様に合わせたご提案をしてこられたご販売店の皆様の考え方そのものであると感じています。今後も引き続き皆様から学び、皆様と一緒になってくらしアップデートを実現して参りたい」とあいさつを締めくくった。

■初の65カ年優秀店賞が誕生

続いて行われた感謝状贈呈では、それぞれの賞を代表した36名ひとりひとりに、津賀社長自ら記念のトロフィーが手渡された。2018年度は、三平商会(東京)が初の65カ年優秀店賞となり、60カ年としては新たにパナホーンズ(愛知)、平和電機(広島)、双葉電業社(愛媛)の3店が加わり計11店に、55カ年として新たにACT15まとばでんき(三重)、ワールド21(岡山)の2店が加わり計24店に、50カ年として新たに和田電機(神奈川)、多々地電気商会(長野)、デンエー(岡山)、たけだ(広島)の4店が加わり計58店となった。

入賞した全415店がスクリーンで発表され、各賞を代表して36名が登壇

津賀社長より記念のトロフィーがひとりひとりに贈呈された

「販売店様活動事例」では、パナリブVividトーシン(東京)が同店の概要や歩みを紹介。徹底した修理とサービスでお客様からの信頼を獲得したこと、パナホームとも連携したくらしまるごとサポートで事業を拡大してきたこと、そして、持続成長の根底にある、心強い家族の力について語られた。

パナリブVividトーシン(東京)が活動事例を紹介

最後に、パナソニックの2019年度の取り組みが説明された。執行役員 コンシューマーマーケティングジャパン本部本部長・河野明氏は「商品」をテーマに、18年度の概況や19年度の重点商品戦略、パナソニックの目指す姿について説明。「専門店様との共創で、前へ前へと突き進んでいきたい」と訴えた。続いて、コンシューマーマーケティングジャパン本部副本部長・吉清和芳氏が「専門店」をテーマに、ショップバリュー政策の総括や19年度の重点取り組みについて説明。「ビジネスチャンスを刈り取り、しっかり増販に結び付けていきたい」と訴えた。

パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部本部長・河野明氏

パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部副本部長・吉清和芳氏

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