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公開日 2022/01/24 17:19
ソニー、国内初バーチャルプロダクションスタジオを2/1新設。「SixTONES」音楽映像コンテンツ制作も発表
「清澄白河BASE」を開設
ソニーは、グループ会社ソニーPCLの新たなクリエイティブ拠点として「清澄白河BASE」を2月1日よりオープンする。同施設内に、ソニーのCrystal LED Bシリーズを使用した国内初となるバーチャルプロダクション常設スタジオを新設する。
バーチャルプロダクション常設スタジオの新設にあわせて、ソニー・ミュージックレーベルズ所属アーティスト、SixTONES(ストーンズ)の音楽映像コンテンツをバーチャルプロダクションで撮影する予定だと発表した。
バーチャルプロダクションは、大型LEDディスプレイ、カメラトラッキングとリアルタイムエンジンを組み合わせた映像制作技術。3DCGを中心としたバーチャル背景を大型LEDウォールに表示し、現実空間にあるオブジェクトや人物を、カメラで撮影することで、後処理なく実写映像とCGをリアルタイムで合成することができる。
LEDディスプレイには、ソニーが開発した解像度9,600×3,456 ピクセル(横15.2m×高さ5.4m)、LED画素ピッチ1.58ミリのCrystal LED Bシリーズを採用。曲面状に配置し、高精細な映像を高輝度・広色域・高コントラストでバーチャルプロダクションに最適な画像としてリアルに描き出すとしている。
さらに、照明の反射を抑える低反射コーティングを施し、広い視野角で自由なカメラワークでの撮影を可能にすると説明。また、拠点開設と同日の2月1日にソフトウェアアップデートを実施予定とし、これによりLEDディスプレイを撮影する際に発生する画像ノイズを軽減する「Camera Sync(カメラシンク)」機能を追加。今後もバーチャルプロダクション向けの機能強化を図るとしている。
カメラは、新開発の8.6Kイメージセンサーを搭載するデジタルシネマカメラ『VENICE』を設置。高解像・広色域に対応し、幅広い輝度条件下で豊かな階調表現を可能とする。上記Crystal LEDとの組み合わせは、色再現や階調表現における親和性が高いとのことで、編集作業の軽減とクオリティの高い映像制作を実現するとのこと。
スタジオ天井には解像度1,008×1,008ピクセル(横7m×高さ7m)のLEDパネルを設置。環境光として自然でリアルな被写体への映り込み表現を実現する。床面積は約760m2と車両撮影にも対応する。そのほかソニーPCLの各制作拠点との連携による人材・制作環境の拡張や新しいワークフローの提案・提供も可能。ユーティリティスペースなども設置される。
ソニーはバーチャルプロダクションについて、昨年12月にオンライン開催された「Sony Technology Day(ソニーテクノロジーデー)」の中でも紹介され、今後もさらなる高品位コンテンツの制作効率化を推進していくとしていた。
上述したSixTONES(ストーンズ)の音楽映像コンテンツのほか、清澄白河BASEでは、CM、映画、ドラマ、ミュージックビデオなどの幅広い映像コンテンツの制作や、高精細映像のニーズが高い企業のデザイン部門やマーケティング部門などのエンタープライズ領域向けのコンテンツ制作にも取り組む予定。また日米のグループ内連携を通じて、バーチャルプロダクション制作ソリューションの拡充も推進していくとのこと。
バーチャルプロダクション常設スタジオの新設にあわせて、ソニー・ミュージックレーベルズ所属アーティスト、SixTONES(ストーンズ)の音楽映像コンテンツをバーチャルプロダクションで撮影する予定だと発表した。
バーチャルプロダクションは、大型LEDディスプレイ、カメラトラッキングとリアルタイムエンジンを組み合わせた映像制作技術。3DCGを中心としたバーチャル背景を大型LEDウォールに表示し、現実空間にあるオブジェクトや人物を、カメラで撮影することで、後処理なく実写映像とCGをリアルタイムで合成することができる。
LEDディスプレイには、ソニーが開発した解像度9,600×3,456 ピクセル(横15.2m×高さ5.4m)、LED画素ピッチ1.58ミリのCrystal LED Bシリーズを採用。曲面状に配置し、高精細な映像を高輝度・広色域・高コントラストでバーチャルプロダクションに最適な画像としてリアルに描き出すとしている。
さらに、照明の反射を抑える低反射コーティングを施し、広い視野角で自由なカメラワークでの撮影を可能にすると説明。また、拠点開設と同日の2月1日にソフトウェアアップデートを実施予定とし、これによりLEDディスプレイを撮影する際に発生する画像ノイズを軽減する「Camera Sync(カメラシンク)」機能を追加。今後もバーチャルプロダクション向けの機能強化を図るとしている。
カメラは、新開発の8.6Kイメージセンサーを搭載するデジタルシネマカメラ『VENICE』を設置。高解像・広色域に対応し、幅広い輝度条件下で豊かな階調表現を可能とする。上記Crystal LEDとの組み合わせは、色再現や階調表現における親和性が高いとのことで、編集作業の軽減とクオリティの高い映像制作を実現するとのこと。
スタジオ天井には解像度1,008×1,008ピクセル(横7m×高さ7m)のLEDパネルを設置。環境光として自然でリアルな被写体への映り込み表現を実現する。床面積は約760m2と車両撮影にも対応する。そのほかソニーPCLの各制作拠点との連携による人材・制作環境の拡張や新しいワークフローの提案・提供も可能。ユーティリティスペースなども設置される。
ソニーはバーチャルプロダクションについて、昨年12月にオンライン開催された「Sony Technology Day(ソニーテクノロジーデー)」の中でも紹介され、今後もさらなる高品位コンテンツの制作効率化を推進していくとしていた。
上述したSixTONES(ストーンズ)の音楽映像コンテンツのほか、清澄白河BASEでは、CM、映画、ドラマ、ミュージックビデオなどの幅広い映像コンテンツの制作や、高精細映像のニーズが高い企業のデザイン部門やマーケティング部門などのエンタープライズ領域向けのコンテンツ制作にも取り組む予定。また日米のグループ内連携を通じて、バーチャルプロダクション制作ソリューションの拡充も推進していくとのこと。