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公開日 2022/04/20 13:10
Netflixが「広告つき低価格プラン」導入の意向。これまでの姿勢を転換【Gadget Gate】
既存プランは維持
Netflixは、ここ数年うわさになっていた “広告を導入する” という計画を実行に移すことを認めた。広告を表示するのは低価格プランが対象で、Netflixは今後も価格を維持しつつ成長を続けるためには、広告つきプランの導入が不可欠だと述べている。
同社最高製品責任者(CPO)のグレッグ・ピーターズ氏は、第1四半期決算発表の際のインタビューで「私が広告の複雑さに反対し、サブスクリプションのシンプルさを重視してきたことを知っているはずだ」と前置きしたうえで、一方で「消費者に選択肢を与えることも重要だ」と述べ、「価格を低くするために、広告表示にも寛容な人たちが望むならそれを提供することは理にかなっている」とした。
ピーターズ氏は、具体的にいつからそれを導入するかまでは述べていない。とはいえ、このタイミングでこのようなことを言い出したのは、Netflixの加入者数が2011年以来初めて減少に転じたことと無関係ではなさそうだ。
Netflixは2億2,160万人もの加入者を誇る動画ストリーミングのトップランナーだが、その加速ペースは非常に緩やかになってきている。加入者数の増加のためにNetflixはオリジナル作品を大量に生産し、そのための支出も大きく増えた。そしてそれを補うため、サービスの価格は毎年のように引き上げられている。
特に米国およびカナダでは、最近行われた価格改定により、月額料金が最も高いストリーミングサービスになった。それでも成長を維持し続けようとすれば、この広告つきプランの提供は非常にNetflixにとって魅力的に違いない。
月額料金が安価な広告つきプランを提供すれば、それによって価格に敏感な消費者層をサービスにつなぎ留めておくことができ、さらに広告からの収入も期待できる。「米Huluはそれを実行し、HBOなどもそうしてきている。それがうまくいくことに疑いの余地はないだろう」と、Netflixの共同CEOであるリード・ヘイスティングス氏は述べている。
ただヘイスティングス氏は、「広告つきプランはおそらく1〜2年の間には提供できないだろう」と述べ、「短期的な解決策ではない」とした。ひとたび広告つきプランを導入すれば、そこで満足するユーザー層が必ず出てくることになるが、同氏は「われわれは、おそらく今のままでもかなり満足している大きなインストールベースを持っており、広告導入のボリュームについては数年かけて段階的に増やしていくことになるだろう」と述べている。
Source:Deadline
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。
同社最高製品責任者(CPO)のグレッグ・ピーターズ氏は、第1四半期決算発表の際のインタビューで「私が広告の複雑さに反対し、サブスクリプションのシンプルさを重視してきたことを知っているはずだ」と前置きしたうえで、一方で「消費者に選択肢を与えることも重要だ」と述べ、「価格を低くするために、広告表示にも寛容な人たちが望むならそれを提供することは理にかなっている」とした。
ピーターズ氏は、具体的にいつからそれを導入するかまでは述べていない。とはいえ、このタイミングでこのようなことを言い出したのは、Netflixの加入者数が2011年以来初めて減少に転じたことと無関係ではなさそうだ。
Netflixは2億2,160万人もの加入者を誇る動画ストリーミングのトップランナーだが、その加速ペースは非常に緩やかになってきている。加入者数の増加のためにNetflixはオリジナル作品を大量に生産し、そのための支出も大きく増えた。そしてそれを補うため、サービスの価格は毎年のように引き上げられている。
特に米国およびカナダでは、最近行われた価格改定により、月額料金が最も高いストリーミングサービスになった。それでも成長を維持し続けようとすれば、この広告つきプランの提供は非常にNetflixにとって魅力的に違いない。
月額料金が安価な広告つきプランを提供すれば、それによって価格に敏感な消費者層をサービスにつなぎ留めておくことができ、さらに広告からの収入も期待できる。「米Huluはそれを実行し、HBOなどもそうしてきている。それがうまくいくことに疑いの余地はないだろう」と、Netflixの共同CEOであるリード・ヘイスティングス氏は述べている。
ただヘイスティングス氏は、「広告つきプランはおそらく1〜2年の間には提供できないだろう」と述べ、「短期的な解決策ではない」とした。ひとたび広告つきプランを導入すれば、そこで満足するユーザー層が必ず出てくることになるが、同氏は「われわれは、おそらく今のままでもかなり満足している大きなインストールベースを持っており、広告導入のボリュームについては数年かけて段階的に増やしていくことになるだろう」と述べている。
Source:Deadline
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。