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公開日 2022/11/16 17:32
<Inter BEE>富士フイルム、屈曲式レンズ搭載プロジェクターによる多面投写デモ/通り抜けられる「ミストのスクリーン」
池上通信機の新オーディオプロセッサーなども
Inter BEE2022(2022年国際放送機器展)が、本日11月16日(水)から18日(金)にかけて幕張メッセにて開催されている。本稿では、パナソニック コネクト、富士フイルム、池上通信機、ローランドのブースの様子を紹介しよう。
■パナソニック コネクト(映像制作/放送関連機材部門)
パナソニック コネクトのブースでは、「映像制作が自由になる LIVE IP×リモートプロダクション」をテーマに掲げ、パートナーの技術と連携した映像制作のデモンストレーションや、KAIROS、カメラシステムソリューション、ライティングソリューションなどLIVE IPを支える最新のソリューションを展示している。
LIVE IPソリューション系では、主に同社が手掛ける映像制作ソリューション「KAIROSクラウドサービス」を展開。自由度の高い映像制作を可能にしたIT/IPプラットフォーム「KAIROS」をクラウド化し、様々なアプリケーションと連携することでワークフロー全体をシームレスに繋ぐサービスで、ME数やKEY数に制約されない自由度の高い映像制作をクラウド上で手軽に実現できるほか、パートナー連携による入出力機器の連携拡充などさらなる業務効率化を実現するのだという。
本ブースのメインステージでは、大阪と幕張メッセ間をリアルで繋ぎ、リモートプロダクションを活用したプレゼンテーションや、スポーツ中継/eスポーツ配信の映像制作を実演。ちょうど記者が訪れたタイミングでは、上述のKAIROSクラウドサービスを活用したカーレースの実演デモが実施されており、大きな賑わいをみせていた。
また、今年発売の4Kデジタル入力レコーダー「DMR-T5000UR」の実機を展示。12G-SDI対応や4K/60p入出力端子を搭載するモデルで、大きな特徴として、H.265(HEVC)、H.264(AVC)、MPEG2(DVDビデオ)の全3種の録画方式に対応し、コンテンツ活用に合わせた選択が可能とアピールしていた。
さらに、グリーンAC Flexを用いた「ミストのスクリーン投影システム」も提案。何もない空間に、濡れを感じないミストでスクリーンを形成することで、物理的な仕切りのない「人が通り抜けれるスクリーン」だと説明していた。
実際にブース内でスクリーン投影が実施されており、映像に触れる、通過するといった体験が可能。ほか、独自の2流体式ミストノズルによってスクリーン濃度を幅広く調整することや、環境条件や部屋の明るさに合わせて映像の見え方を細かく調整することも可能なのだという。
そのほかにも、ニュース番組からイベント配信まで多様な用途に対応する同社リモートカメラの展示や、リモートカメラとシステムカメラを活用したハイブリッド運用システム、リモートカメラとネットワーク回線を使用して高精細に映像を伝送するソリューション「高精細映像伝送システム」などの展示が行われていた。
■富士フイルム
富士フイルムでは、同社の8000ルーメンの輝度を誇る業務用超短焦点プロジェクター「FP-Z8000」の実機を展示している。大きな特徴として同社独自の屈曲式レンズを搭載しており、レンズを全6方向どこに回転させても歪みがなく、隅々まで高画質に映し出せるとアピールしていた。合わせて、レンズ内部を観察できる展示も実施している。
また、本機を数台活用した多面スクリーン投写、およびポートレート投写の実演デモンストレーションも実施している。2台で床面、1台で壁面をカバーすることが可能で、本プロジェクターならではのプロジェクションを体感することができる。
そのほかにも、高精細な放送レンズ「4K・UAシリーズ」やデジタルカメラ「Xシリーズ」を活用した多彩な動画ソリューションや、ラージセンサー対応の「Premistaシリーズ」が誇る“ナチュラルルック”を活かした映像表現が体感できるソリューションが展開されていた。
■池上通信機
池上通信機のブースでは、「HEARTBEAT〜進化する伝統〜」をテーマに掲げ、同社製品ラインナップの出展や、今注目のバーチャルプロダクションとリモートプロダクションのコラボレーションなどを展開している。
先日発表された新オーディオプロセッサー「DAF-040」の実機も展示。従来機の3Uから2Uのコンパクトサイズになり、奥行きも含めた小型化を実現したほか、多彩な音声入出力にも対応し、省スペースが求められる報道系サブシステムや、音声ミキサー卓を搭載しない中継車システムなどに最適としていた。
そのほか、4K/HDポータブルカメラシステム「UHK-X700」シリーズなどを展示。HFR(HD8倍速)の迫力映像とMoIP出力によるシステム連携のソリューションや、ロボットアームを活用するリモートプロダクションシステム「R2 SYSTEM」と、インカメラVFXのコラボレーション展示も行われていた。
■ローランド
ローランドでは、ライブ配信やコンテンツ制作に向けたスイッチャーやAVミキサーの製品ラインナップを展示。プロ・ユースからコンシューマ・ユースまで、電子楽器メーカーならではの扱いやすい映像ソリューションを紹介している。
注目製品では、15-Band Audio Filter機能を搭載する新ビデオ・ライティング・コンバーター「VC-1-DMX」の実機を展示。本機によるオペレーターを必要としない映像と、音に同期した光の空間演出を提案していた。合わせて、本機の様々なセッティング例を提案するプレゼンテーションも行われていた。
また、今年9月より同社が国内正規代理店として取り扱いを開始した、米国のマイクブランド「AUDIX」の製品ラインナップを一挙に展示された。
ダイナミック型マイクで採用している独自のVLM(Very Low Mass)テクノロジーが特徴とのことで、楽器の録音に特化したダイナミック型マイクをはじめ、スタジオやコンサートホール向けのコンデンサー型マイクなども展開している。
■パナソニック コネクト(映像制作/放送関連機材部門)
パナソニック コネクトのブースでは、「映像制作が自由になる LIVE IP×リモートプロダクション」をテーマに掲げ、パートナーの技術と連携した映像制作のデモンストレーションや、KAIROS、カメラシステムソリューション、ライティングソリューションなどLIVE IPを支える最新のソリューションを展示している。
LIVE IPソリューション系では、主に同社が手掛ける映像制作ソリューション「KAIROSクラウドサービス」を展開。自由度の高い映像制作を可能にしたIT/IPプラットフォーム「KAIROS」をクラウド化し、様々なアプリケーションと連携することでワークフロー全体をシームレスに繋ぐサービスで、ME数やKEY数に制約されない自由度の高い映像制作をクラウド上で手軽に実現できるほか、パートナー連携による入出力機器の連携拡充などさらなる業務効率化を実現するのだという。
本ブースのメインステージでは、大阪と幕張メッセ間をリアルで繋ぎ、リモートプロダクションを活用したプレゼンテーションや、スポーツ中継/eスポーツ配信の映像制作を実演。ちょうど記者が訪れたタイミングでは、上述のKAIROSクラウドサービスを活用したカーレースの実演デモが実施されており、大きな賑わいをみせていた。
また、今年発売の4Kデジタル入力レコーダー「DMR-T5000UR」の実機を展示。12G-SDI対応や4K/60p入出力端子を搭載するモデルで、大きな特徴として、H.265(HEVC)、H.264(AVC)、MPEG2(DVDビデオ)の全3種の録画方式に対応し、コンテンツ活用に合わせた選択が可能とアピールしていた。
さらに、グリーンAC Flexを用いた「ミストのスクリーン投影システム」も提案。何もない空間に、濡れを感じないミストでスクリーンを形成することで、物理的な仕切りのない「人が通り抜けれるスクリーン」だと説明していた。
実際にブース内でスクリーン投影が実施されており、映像に触れる、通過するといった体験が可能。ほか、独自の2流体式ミストノズルによってスクリーン濃度を幅広く調整することや、環境条件や部屋の明るさに合わせて映像の見え方を細かく調整することも可能なのだという。
そのほかにも、ニュース番組からイベント配信まで多様な用途に対応する同社リモートカメラの展示や、リモートカメラとシステムカメラを活用したハイブリッド運用システム、リモートカメラとネットワーク回線を使用して高精細に映像を伝送するソリューション「高精細映像伝送システム」などの展示が行われていた。
■富士フイルム
富士フイルムでは、同社の8000ルーメンの輝度を誇る業務用超短焦点プロジェクター「FP-Z8000」の実機を展示している。大きな特徴として同社独自の屈曲式レンズを搭載しており、レンズを全6方向どこに回転させても歪みがなく、隅々まで高画質に映し出せるとアピールしていた。合わせて、レンズ内部を観察できる展示も実施している。
また、本機を数台活用した多面スクリーン投写、およびポートレート投写の実演デモンストレーションも実施している。2台で床面、1台で壁面をカバーすることが可能で、本プロジェクターならではのプロジェクションを体感することができる。
そのほかにも、高精細な放送レンズ「4K・UAシリーズ」やデジタルカメラ「Xシリーズ」を活用した多彩な動画ソリューションや、ラージセンサー対応の「Premistaシリーズ」が誇る“ナチュラルルック”を活かした映像表現が体感できるソリューションが展開されていた。
■池上通信機
池上通信機のブースでは、「HEARTBEAT〜進化する伝統〜」をテーマに掲げ、同社製品ラインナップの出展や、今注目のバーチャルプロダクションとリモートプロダクションのコラボレーションなどを展開している。
先日発表された新オーディオプロセッサー「DAF-040」の実機も展示。従来機の3Uから2Uのコンパクトサイズになり、奥行きも含めた小型化を実現したほか、多彩な音声入出力にも対応し、省スペースが求められる報道系サブシステムや、音声ミキサー卓を搭載しない中継車システムなどに最適としていた。
そのほか、4K/HDポータブルカメラシステム「UHK-X700」シリーズなどを展示。HFR(HD8倍速)の迫力映像とMoIP出力によるシステム連携のソリューションや、ロボットアームを活用するリモートプロダクションシステム「R2 SYSTEM」と、インカメラVFXのコラボレーション展示も行われていた。
■ローランド
ローランドでは、ライブ配信やコンテンツ制作に向けたスイッチャーやAVミキサーの製品ラインナップを展示。プロ・ユースからコンシューマ・ユースまで、電子楽器メーカーならではの扱いやすい映像ソリューションを紹介している。
注目製品では、15-Band Audio Filter機能を搭載する新ビデオ・ライティング・コンバーター「VC-1-DMX」の実機を展示。本機によるオペレーターを必要としない映像と、音に同期した光の空間演出を提案していた。合わせて、本機の様々なセッティング例を提案するプレゼンテーションも行われていた。
また、今年9月より同社が国内正規代理店として取り扱いを開始した、米国のマイクブランド「AUDIX」の製品ラインナップを一挙に展示された。
ダイナミック型マイクで採用している独自のVLM(Very Low Mass)テクノロジーが特徴とのことで、楽器の録音に特化したダイナミック型マイクをはじめ、スタジオやコンサートホール向けのコンデンサー型マイクなども展開している。