HOME > ニュース > AV&ホームシアターニュース
公開日 2024/05/22 16:00
コルグの動画配信システム「Live Extreme」、パブリック・ビューイング向け機能や立体音響配信機能を強化
最新ver1.13提供開始
コルグは、動画配信システム「Live Extreme」に、最新版となるバージョン1.13の提供を開始。新たに非圧縮PCM (最大192kHz/24bit × 16ch) の音声伝送対応や、AURO-3D対応フォーマットの追加などを実施する。
「Live Extreme」は、コルグが2020年9月に発表した、4K映像やハイレゾ音声での配信にも対応する動画配信システム。オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」や、ロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した高い音質が好評を博し、これまでに150公演近くのコンサートやイベントの配信に採用されている。
最新バージョンとなるver 1.13では、新たにエンコーダーへの入力チャンネル数が最大12chから16chに拡張されたほか、音声コーデックとして新たに非圧縮PCMでの配信に対応。これにより最大192kHz/24bit×16chの音声伝送が可能になる。
非圧縮PCM音声について同社は、「この音声を再生できるデバイスは限られるため家庭向けの配信には不向きだが、ライブ・ビューイングやインスタレーションにおけるステム・ミックスや立体音響の伝送には最適」と説明している。
また、拠点間伝送や立体音響配信を想定した機能の追加や強化を実施。その1つとして、新たにAURO-3Dの対応フォーマットが追加され、AURO-3D特有のトップ・スピーカーを含む、AURO 10.1(5.1+4H+1T)、AURO 11.1(5.1+5H+1T)、AURO 13.1(7.1+5H+1T)のエンコードに対応。加えて、内蔵HPLエンコーダーにおいてもこれらのスピーカー配置に対応する。
さらに、Live Extreme Encoder内でレコード・カッティング用のアドバンス信号を生成して配信できるレコードのダイレクト・カッティング向け機能が追加された。これにより、収録会場とカッティング・スタジオの拠点間伝送において、Live Extremeの高音質配信技術(最大PCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHz)を利用できるようになった。
そのほか、ネットワーク・バッファ量やマニフェスト・ファイルのアップロード・タイミング等を最適化することで、低速回線での配信安定性を向上。配信現場のネット回線が不安定な場合でも、途切れのない安定した配信を実現するとしている。
【Live Extreme Encoder ver 1.13 音声仕様】
■最大入力チャンネル数
16ch
■最大配信チャンネル数
5.1ch(Apple Lossless)
7.1ch(FLAC)
13.1ch(Auro Codec)
16ch(非圧縮PCM)
■AURO-3Dフォーマット
<最大96kHz>
AURO 9.1(5.1+4H)
AURO 11.1(7.1+4H)
<最大48kHz>
AURO 10.1(5.1+4H+1T)
AURO 11.1(5.1+5H+1T)
AURO 13.1(7.1+5H+1T)
■HPL
HPL13(7.1+5H+1T)まで
■レコード・カッティング用アドバンス信号生成機能
1.1秒(33rpm)
0.9秒(45rpm)
■ネットワーク・バッファ量
最大300秒
「Live Extreme」は、コルグが2020年9月に発表した、4K映像やハイレゾ音声での配信にも対応する動画配信システム。オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」や、ロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した高い音質が好評を博し、これまでに150公演近くのコンサートやイベントの配信に採用されている。
最新バージョンとなるver 1.13では、新たにエンコーダーへの入力チャンネル数が最大12chから16chに拡張されたほか、音声コーデックとして新たに非圧縮PCMでの配信に対応。これにより最大192kHz/24bit×16chの音声伝送が可能になる。
非圧縮PCM音声について同社は、「この音声を再生できるデバイスは限られるため家庭向けの配信には不向きだが、ライブ・ビューイングやインスタレーションにおけるステム・ミックスや立体音響の伝送には最適」と説明している。
また、拠点間伝送や立体音響配信を想定した機能の追加や強化を実施。その1つとして、新たにAURO-3Dの対応フォーマットが追加され、AURO-3D特有のトップ・スピーカーを含む、AURO 10.1(5.1+4H+1T)、AURO 11.1(5.1+5H+1T)、AURO 13.1(7.1+5H+1T)のエンコードに対応。加えて、内蔵HPLエンコーダーにおいてもこれらのスピーカー配置に対応する。
さらに、Live Extreme Encoder内でレコード・カッティング用のアドバンス信号を生成して配信できるレコードのダイレクト・カッティング向け機能が追加された。これにより、収録会場とカッティング・スタジオの拠点間伝送において、Live Extremeの高音質配信技術(最大PCM 384kHz/24bit、DSD 5.6MHz)を利用できるようになった。
そのほか、ネットワーク・バッファ量やマニフェスト・ファイルのアップロード・タイミング等を最適化することで、低速回線での配信安定性を向上。配信現場のネット回線が不安定な場合でも、途切れのない安定した配信を実現するとしている。
【Live Extreme Encoder ver 1.13 音声仕様】
■最大入力チャンネル数
16ch
■最大配信チャンネル数
5.1ch(Apple Lossless)
7.1ch(FLAC)
13.1ch(Auro Codec)
16ch(非圧縮PCM)
■AURO-3Dフォーマット
<最大96kHz>
AURO 9.1(5.1+4H)
AURO 11.1(7.1+4H)
<最大48kHz>
AURO 10.1(5.1+4H+1T)
AURO 11.1(5.1+5H+1T)
AURO 13.1(7.1+5H+1T)
■HPL
HPL13(7.1+5H+1T)まで
■レコード・カッティング用アドバンス信号生成機能
1.1秒(33rpm)
0.9秒(45rpm)
■ネットワーク・バッファ量
最大300秒