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公開日 2024/12/14 17:15
<ポタフェス>クロスゾーンから初のANCワイヤレスヘッドホンがお披露目/本日発売、ティアック「HA-507」システムを体験
Mother Audio初の完全ワイヤレス、HIFIMANのグリルなしヘッドホンにも注目
e☆イヤホンが主催するポータブルオーディオイベント「ポタフェス2024冬 秋葉原」が、本日12月14日(土)/15日(日)の2日間、東京・秋葉原のベルサール秋葉原にて開催。イヤホン/ヘッドホンや関連製品を取り扱う約160のブランドが集結し、新製品や開発中の参考出展品などを披露している。
本稿では出展製品の中から、頭外定位ヘッドホンを手掛けるCROSSZONE(クロスゾーン)ブランドが開発中のヘッドホンや、本日発売となったティアックのヘッドホンアンプなどをご紹介する。
トライオードは、頭外定位ヘッドホンのクロスゾーンブランドから、今回が初披露となる試作製品 2点を参考出展した。
そのうちの1つ「CZ-12」は、現行モデル「CZ-10」の弟分に位置づけられる新しい頭外定位ヘッドホン。基本的な設計はCZ-10とほぼ共通しており、3つのドライバーユニットを組み合わせた音響設計によって、スピーカーで音楽を聴く時のような “頭外定位” の再現を目指している。CZ-10との大きな違いはヘッドバンドで、シンプルな構造に変えることで低価格化、そして軽量化を行ったそうだ。発売は来年春ごろ、価格は10万円以下を見込んでいるとのこと。
もう1つの「CZ-W1」は、ブランド初となるアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載のBluetoothヘッドホン。さすがにバッテリーやアンテナなども内蔵しなければならないワイヤレスヘッドホンでは、有線モデルと同じ設計を採用することはできなかったそうだが、それでも40mmドライバー+20mmベリリウムコートドライバーの2ウェイ構成を搭載。加えて、有線モデルで培ったノウハウを活かしたデジタルフィルターにより、気軽に頭外定位サウンドを体験できるモデルとなっている。価格はCZ-12よりもさらに低く、実質的なエントリーモデルとなるようだ。
ティアックは、本日12月14日に発売となるヘッドホンアンプ/プリアンプ「HA-507」(約31万円)を中心に、“Reference 500シリーズ” を組み合わせたオーディオシステムを展示。finalのヘッドホンでサウンドを体験することができた。
HA-507は、完全バランス/デュアルモノ設計の純アナログヘッドホンアンプ/プリアンプ。特徴の1つが高出力で、スピーカーすら余裕で駆動できるという強力なパワーデバイスを備えることで、6,700mW+6,700mW(32Ω、バランス出力)という並外れた駆動力を実現している。
ほかにも、アンバランス接続時に利用できる「アクティブ・グラウンド駆動」、オーディオ信号の劣化をできる限り抑えた独自のボリューム回路、手持ちのプリアンプを活用できるパススルー機能など、すみずみまで盛り込まれたハイエンド・オーディオ製品のノウハウが魅力だ。
このほかReference 500シリーズから、CDトランスポートとして「PD-505T」(約16万円)、USB-DACとして「UD-507」(約33万円)を組み合わせ。さらにマスタークロックジェネレーター「CG-10M-X」(約24万円)を接続し、本格的なデスクトップ・ヘッドホンリスニングを体験することができる。
スピーカーメーカー 北日本音響(株)のMother Audioブランドからは、初の完全ワイヤレスイヤホン「MET1」(約1.5万円)が出展された。6mmダイナミックドライバー 1基を搭載し、スピーカー開発ノウハウを活かしたチューニング、LDACコーデック対応により高音質が楽しめるというモデル。左右合わせて4基のマイクを備えたアクティブノイズキャンセリング(ANC)も搭載しており、その効果の強さにも自信があるとのこと。
HIFIMANでは、先月発売された平面磁界ヘッドホン「HE1000 UNVEILED」(約46万円)が出展。ハウジング内で起きる音の反射や屈折を排除するため、ドライバー背面を覆うグリルがほとんど無いグリルレスデザインを採用するのが特徴。使用しない間は、マグネット式のバックパネルを取り付けて保護する仕組みとなっている。
本稿では出展製品の中から、頭外定位ヘッドホンを手掛けるCROSSZONE(クロスゾーン)ブランドが開発中のヘッドホンや、本日発売となったティアックのヘッドホンアンプなどをご紹介する。
■頭外定位ヘッドホンから初のワイヤレス/新エントリーモデルがお披露目
トライオードは、頭外定位ヘッドホンのクロスゾーンブランドから、今回が初披露となる試作製品 2点を参考出展した。
そのうちの1つ「CZ-12」は、現行モデル「CZ-10」の弟分に位置づけられる新しい頭外定位ヘッドホン。基本的な設計はCZ-10とほぼ共通しており、3つのドライバーユニットを組み合わせた音響設計によって、スピーカーで音楽を聴く時のような “頭外定位” の再現を目指している。CZ-10との大きな違いはヘッドバンドで、シンプルな構造に変えることで低価格化、そして軽量化を行ったそうだ。発売は来年春ごろ、価格は10万円以下を見込んでいるとのこと。
もう1つの「CZ-W1」は、ブランド初となるアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載のBluetoothヘッドホン。さすがにバッテリーやアンテナなども内蔵しなければならないワイヤレスヘッドホンでは、有線モデルと同じ設計を採用することはできなかったそうだが、それでも40mmドライバー+20mmベリリウムコートドライバーの2ウェイ構成を搭載。加えて、有線モデルで培ったノウハウを活かしたデジタルフィルターにより、気軽に頭外定位サウンドを体験できるモデルとなっている。価格はCZ-12よりもさらに低く、実質的なエントリーモデルとなるようだ。
■本日発売、ティアックのヘッドホンアンプ「HA-507」を体験
ティアックは、本日12月14日に発売となるヘッドホンアンプ/プリアンプ「HA-507」(約31万円)を中心に、“Reference 500シリーズ” を組み合わせたオーディオシステムを展示。finalのヘッドホンでサウンドを体験することができた。
HA-507は、完全バランス/デュアルモノ設計の純アナログヘッドホンアンプ/プリアンプ。特徴の1つが高出力で、スピーカーすら余裕で駆動できるという強力なパワーデバイスを備えることで、6,700mW+6,700mW(32Ω、バランス出力)という並外れた駆動力を実現している。
ほかにも、アンバランス接続時に利用できる「アクティブ・グラウンド駆動」、オーディオ信号の劣化をできる限り抑えた独自のボリューム回路、手持ちのプリアンプを活用できるパススルー機能など、すみずみまで盛り込まれたハイエンド・オーディオ製品のノウハウが魅力だ。
このほかReference 500シリーズから、CDトランスポートとして「PD-505T」(約16万円)、USB-DACとして「UD-507」(約33万円)を組み合わせ。さらにマスタークロックジェネレーター「CG-10M-X」(約24万円)を接続し、本格的なデスクトップ・ヘッドホンリスニングを体験することができる。
スピーカーメーカー 北日本音響(株)のMother Audioブランドからは、初の完全ワイヤレスイヤホン「MET1」(約1.5万円)が出展された。6mmダイナミックドライバー 1基を搭載し、スピーカー開発ノウハウを活かしたチューニング、LDACコーデック対応により高音質が楽しめるというモデル。左右合わせて4基のマイクを備えたアクティブノイズキャンセリング(ANC)も搭載しており、その効果の強さにも自信があるとのこと。
HIFIMANでは、先月発売された平面磁界ヘッドホン「HE1000 UNVEILED」(約46万円)が出展。ハウジング内で起きる音の反射や屈折を排除するため、ドライバー背面を覆うグリルがほとんど無いグリルレスデザインを採用するのが特徴。使用しない間は、マグネット式のバックパネルを取り付けて保護する仕組みとなっている。