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ガジェット 公開日 2023/01/03 10:03
第3世代Apple Pencilはモノの色や質感をコピーできる?アップルが特許出願
2024年に次期iPad Proと同時発売?
アップルが初代Apple PencilをiPad Pro(2015)と共に発売して以来、すでに7年以上が経過した。また第2世代Apple Pencil登場からも4年が経ったなか、同社が次世代Apple Pencilに採用される可能性のある特許を出願していることが明らかになった。
アップルの特許情報に詳しいPatently Appleによると、米特許商標庁は同社が出願した「表面サンプリング用光センサー付き電子デバイス」の特許を公開したとのことだ。添付された図面では、Apple PencilらしきスタイラスがiPadのようなデバイスや葉っぱの表面をなぞっており、要するにペンシルの先をかざしたモノの質感や色がサンプリング(コピー)できる技術である。
特許文書によると、カラーセンサーは「それぞれが異なる色チャンネルの光を測定する複数の光検出器を持つ色感知光検出器」や「発光素子」を備えていてもいいとのこと。つまりペンシルの先端には光センサーと発光体が取り付けられ、物体の表面を照らしつつセンサーでデータを取得できるということだ。
また、モノのテクスチャ(質感や構造などを含む表面のデータ)やその他の測定もできるという。さらにデータを「無線でタブレットPCなどのデバイスで送信してもいい」とあり、iPad上などのアプリで使うことが想定されているようだ。
この特許文書を元に、オンライン雑誌Yanko Designは予想レンダリング画像を公開している。上述のとおり、ペン先には色センサーとライトが内蔵されている。
これまでもアップルは、次世代Apple Pencilに関する(らしき)特許を何度か出願および取得している。たとえば2020年には「カラーサンプリングスタイラスを備えたコンピュータシステム」なる特許を出願。そこには「異なるカラーチャンネル(色の成分の情報)を測定できる複数の光検出器」や「色の検出を助けるためのライトも装備できる」など、今回の特許を思わせる記述もあった。
また2021年には、ペン先を交換して「色、形、太さ、大きさ、明るさ、不透明度」を検出できるよう機能を追加できる特許が出願されていた。現行のApple Pencilも摩耗したペン先を交換できるが、機能を追加したり変更できるわけではない。
ほか、昨年5月にはスタイラス関連の特許が更新。ペン先近くにあるセンサーが指先の動作を読み取り、スワイプ操作できる可能性を窺わせたことがあった。
アップルのような巨大企業は毎週のように多くの特許を出願あるいは取得しており、そのうち実用化にこぎ着けるのは一部のみ。今回の特許出願も、社内で研究が進められ、製品への実装が検討されている、ということ以上の事実を示すものではない。
とはいえ、2024年にはiPad Proが両モデルとも有機ELに移行するばかりか、画面サイズも一新されるとの噂が本格化している。そのタイミングでApple Pencilも新型が投入され、一気に世代交代が進んでもおかしくはないだろう。
Source: USPTO
via: Patently Apple, PhoneArena
アップルの特許情報に詳しいPatently Appleによると、米特許商標庁は同社が出願した「表面サンプリング用光センサー付き電子デバイス」の特許を公開したとのことだ。添付された図面では、Apple PencilらしきスタイラスがiPadのようなデバイスや葉っぱの表面をなぞっており、要するにペンシルの先をかざしたモノの質感や色がサンプリング(コピー)できる技術である。
特許文書によると、カラーセンサーは「それぞれが異なる色チャンネルの光を測定する複数の光検出器を持つ色感知光検出器」や「発光素子」を備えていてもいいとのこと。つまりペンシルの先端には光センサーと発光体が取り付けられ、物体の表面を照らしつつセンサーでデータを取得できるということだ。
また、モノのテクスチャ(質感や構造などを含む表面のデータ)やその他の測定もできるという。さらにデータを「無線でタブレットPCなどのデバイスで送信してもいい」とあり、iPad上などのアプリで使うことが想定されているようだ。
この特許文書を元に、オンライン雑誌Yanko Designは予想レンダリング画像を公開している。上述のとおり、ペン先には色センサーとライトが内蔵されている。
これまでもアップルは、次世代Apple Pencilに関する(らしき)特許を何度か出願および取得している。たとえば2020年には「カラーサンプリングスタイラスを備えたコンピュータシステム」なる特許を出願。そこには「異なるカラーチャンネル(色の成分の情報)を測定できる複数の光検出器」や「色の検出を助けるためのライトも装備できる」など、今回の特許を思わせる記述もあった。
また2021年には、ペン先を交換して「色、形、太さ、大きさ、明るさ、不透明度」を検出できるよう機能を追加できる特許が出願されていた。現行のApple Pencilも摩耗したペン先を交換できるが、機能を追加したり変更できるわけではない。
ほか、昨年5月にはスタイラス関連の特許が更新。ペン先近くにあるセンサーが指先の動作を読み取り、スワイプ操作できる可能性を窺わせたことがあった。
アップルのような巨大企業は毎週のように多くの特許を出願あるいは取得しており、そのうち実用化にこぎ着けるのは一部のみ。今回の特許出願も、社内で研究が進められ、製品への実装が検討されている、ということ以上の事実を示すものではない。
とはいえ、2024年にはiPad Proが両モデルとも有機ELに移行するばかりか、画面サイズも一新されるとの噂が本格化している。そのタイミングでApple Pencilも新型が投入され、一気に世代交代が進んでもおかしくはないだろう。
Source: USPTO
via: Patently Apple, PhoneArena