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先週Googleは、開発者向けイベント「Google I/O」にてPixel 7aやPixel Tablet、Pixel Foldを発表したが、今後のハードウェア製品を予告することはなかった。2時間のイベントのうち1時間半ほどがAIに割かれており、深夜に眠気を堪えながら視聴して肩透かしされた人も少なくないだろう。
そんななか、次期フラッグシップ機「Pixel 8 Pro」の実物(試作機)と主張されるデバイスがYouTube動画でリークされた。
この動画を公開したのは、有名リーカーのKuba Wojciechowski氏とインドのモバイル情報サイト91Mobilesだ。記事執筆時点では、Googleが著作権を理由に削除させたとのことで、逆説的に信ぴょう性が高まっている。
今回の動画で確認できるPixel 8 Proのデザインは、前に公開された予想レンダリング画像とほぼ一致しているようだ。Pixel 7シリーズによく似た白バージョンのモデルであり、背面カメラバーでは3つのカメラレンズが1つの楕円の中にまとめられている。
ここで特に注目すべきは、3つのイメージセンサーに続いて右側に配置された「4番目のセンサー」である。このセンサーは以前のリーク情報でも確認されていたが、その時点ではどんな機能を果たすのか分かっていなかった。フラッシュの下にあることから、iPhone 14 ProモデルのようなLiDARスキャナ(深度センサー)との説が有力だった。
この謎のセンサーが、実は赤外線温度センサーだという。動画内では、額からこめかみにかけて、できるだけ皮膚に触れないように近づけ、5秒程度でスマホが振動して体温測定の結果が表示されている。どうやら人の体温以外に、物体の温度も読み取れるようだ。
取得されたデータはスマートフォン内部に保存され、AndroidのPrivate Compute Core(個人的なデータを保護する仕組み)で処理されるようだ。すでにGoogleも本機能をテストしているとの噂もあり、今回の動画もそれと何らかの関係があると推測される。
スマートフォンに体温(正確には皮膚温)測定機能が搭載されるのは、おそらく今回が初だろう。Apple Watch Series 8およびApple Watch Ultraでは手首皮膚温が計測できるが、日ごとの変化を確認できる程度に留まっている。
この赤外線温度測定機能はセンサー必須のため、Pixel 8 Pro専用となり、Pixel 8標準モデルには搭載されないと予想されている。またPixel 8シリーズに関しては、サムスンの3nmプロセスで製造される「Tensor G3」チップ(Exynos 2300ベース)を採用するほか、新型イメージセンサーによるスタッガードHDR対応も噂されている。現在Googleが力を注いでいるAI技術も、さらにPixelスマホを進化させることになりそうだ。
Source: 91mobiles
via: 9to5Google
そんななか、次期フラッグシップ機「Pixel 8 Pro」の実物(試作機)と主張されるデバイスがYouTube動画でリークされた。
この動画を公開したのは、有名リーカーのKuba Wojciechowski氏とインドのモバイル情報サイト91Mobilesだ。記事執筆時点では、Googleが著作権を理由に削除させたとのことで、逆説的に信ぴょう性が高まっている。
今回の動画で確認できるPixel 8 Proのデザインは、前に公開された予想レンダリング画像とほぼ一致しているようだ。Pixel 7シリーズによく似た白バージョンのモデルであり、背面カメラバーでは3つのカメラレンズが1つの楕円の中にまとめられている。
ここで特に注目すべきは、3つのイメージセンサーに続いて右側に配置された「4番目のセンサー」である。このセンサーは以前のリーク情報でも確認されていたが、その時点ではどんな機能を果たすのか分かっていなかった。フラッシュの下にあることから、iPhone 14 ProモデルのようなLiDARスキャナ(深度センサー)との説が有力だった。
この謎のセンサーが、実は赤外線温度センサーだという。動画内では、額からこめかみにかけて、できるだけ皮膚に触れないように近づけ、5秒程度でスマホが振動して体温測定の結果が表示されている。どうやら人の体温以外に、物体の温度も読み取れるようだ。
取得されたデータはスマートフォン内部に保存され、AndroidのPrivate Compute Core(個人的なデータを保護する仕組み)で処理されるようだ。すでにGoogleも本機能をテストしているとの噂もあり、今回の動画もそれと何らかの関係があると推測される。
スマートフォンに体温(正確には皮膚温)測定機能が搭載されるのは、おそらく今回が初だろう。Apple Watch Series 8およびApple Watch Ultraでは手首皮膚温が計測できるが、日ごとの変化を確認できる程度に留まっている。
この赤外線温度測定機能はセンサー必須のため、Pixel 8 Pro専用となり、Pixel 8標準モデルには搭載されないと予想されている。またPixel 8シリーズに関しては、サムスンの3nmプロセスで製造される「Tensor G3」チップ(Exynos 2300ベース)を採用するほか、新型イメージセンサーによるスタッガードHDR対応も噂されている。現在Googleが力を注いでいるAI技術も、さらにPixelスマホを進化させることになりそうだ。
Source: 91mobiles
via: 9to5Google