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英国のYouTuber、James Bruton氏は、前後左右あらゆる方向に走れて、なおかつセグウェイのように倒れない、不思議なバイクを開発した。動詞はバイクのCAD設計図とソフトウェアのコードをオープンソースとして公開している。
実は数か月前、Bruton氏は同じコンセプトのバイクを作っていた。そのバイクはフレーム前後にオムニホイールを採用し、セルフバランス技術によって倒れることはなかった。しかし、方向転換と向かって左右への移動はできたものの、前進と後退ができず「全方向に走れる」という条件を満たせなかった。
今回のバージョンでは、前後左右、あらゆる方向への移動特性が均一なオムニホイールを採用していたところを、よく似た構造ながら前後への移動効率が高いメカナムホイールに切り替えた。
Bruton氏が「Screw Bike」と呼ぶこのバイクは、向かい合わせに固定した自作のメカナムホイールを2個1組とし、2組の車輪をフレームからみて直角に取り付け、それぞれを車輪の上のモーターで駆動する。
素人目には、このバイクは左右にしか動けなさそうに見える。だが、こうすることでバイクの姿勢を倒れないよう維持しやすくしているのだという。もちろん、この状態でも前進や後退は可能だ。個性的すぎるホイールに比べ、驚くほどにダサいフレームやサドルハンドルなど、ほとんどのパーツは3Dプリントで形成されている。
さて、このScrew Bikeを望む方向に走らせるためには、ライダーはどうすれば良いのだろうか。まず、向かって左右に移動するには、セグウェイのように重心を移動すれば、Screw Bikeがその方向に走行するようになっている。そして前後方向には普通のバイクと同じようにハンドルのスロットルを使用して前進できる。また前進と後退を切り替えるスイッチもハンドルにはあり、それを切り替えれば後退もできる。さらに別の切り替えスイッチを使えば、バイクをその場でクルクルとスピンさせることも可能だ。
動画でBruton氏は、初試乗の際にScrew Bikeの乗り心地が良いと述べ、自由自在に動き回れることを楽しんでいる。もちろん、このバイクに実用性はない。走行速度は低く、サスペンションも備えない。さらには、ホイールを動かすベルトがむき出しになっているため、たとえば長い髪が巻き込まれたりするなど危険であることが簡単に想像できる。
ただ、最初から商業化を想定していないDIYの乗りものとしては、かなり面白く、よくできた乗りものと言えそうだ。駆動部分にカバーを取り付けるなど安全対策を施せば、遊園地の乗りものコーナーに置いても面白そうだ。
Source: James Bruton(YouTube)
via: New Atlas
実は数か月前、Bruton氏は同じコンセプトのバイクを作っていた。そのバイクはフレーム前後にオムニホイールを採用し、セルフバランス技術によって倒れることはなかった。しかし、方向転換と向かって左右への移動はできたものの、前進と後退ができず「全方向に走れる」という条件を満たせなかった。
今回のバージョンでは、前後左右、あらゆる方向への移動特性が均一なオムニホイールを採用していたところを、よく似た構造ながら前後への移動効率が高いメカナムホイールに切り替えた。
Bruton氏が「Screw Bike」と呼ぶこのバイクは、向かい合わせに固定した自作のメカナムホイールを2個1組とし、2組の車輪をフレームからみて直角に取り付け、それぞれを車輪の上のモーターで駆動する。
素人目には、このバイクは左右にしか動けなさそうに見える。だが、こうすることでバイクの姿勢を倒れないよう維持しやすくしているのだという。もちろん、この状態でも前進や後退は可能だ。個性的すぎるホイールに比べ、驚くほどにダサいフレームやサドルハンドルなど、ほとんどのパーツは3Dプリントで形成されている。
さて、このScrew Bikeを望む方向に走らせるためには、ライダーはどうすれば良いのだろうか。まず、向かって左右に移動するには、セグウェイのように重心を移動すれば、Screw Bikeがその方向に走行するようになっている。そして前後方向には普通のバイクと同じようにハンドルのスロットルを使用して前進できる。また前進と後退を切り替えるスイッチもハンドルにはあり、それを切り替えれば後退もできる。さらに別の切り替えスイッチを使えば、バイクをその場でクルクルとスピンさせることも可能だ。
動画でBruton氏は、初試乗の際にScrew Bikeの乗り心地が良いと述べ、自由自在に動き回れることを楽しんでいる。もちろん、このバイクに実用性はない。走行速度は低く、サスペンションも備えない。さらには、ホイールを動かすベルトがむき出しになっているため、たとえば長い髪が巻き込まれたりするなど危険であることが簡単に想像できる。
ただ、最初から商業化を想定していないDIYの乗りものとしては、かなり面白く、よくできた乗りものと言えそうだ。駆動部分にカバーを取り付けるなど安全対策を施せば、遊園地の乗りものコーナーに置いても面白そうだ。
Source: James Bruton(YouTube)
via: New Atlas