• ブランド
    特設サイト
公開日 2010/10/18 11:12

【情報追加】KDDI、「REGZA Phone IS04」などAndroidスマートフォン「ISシリーズ」3機種を発売

CDMA版iPhoneにもコメント
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
KDDI、沖縄セルラーは、auのスマートフォン「ISシリーズ」の新機種3モデルを12月下旬以降に発売する。全機種がAndroid OSを搭載している。

■ハイエンドスマートフォン“REGZA Phone”「IS04」

富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の“REGZA Phone”「IS04」は2011年2月頃の発売を予定している。
Android 2.1を採用。2.2へのアップデートは「今年度末から来年度の早期になるのでは」(富士通東芝の説明員)という。

“REGZA Phone”「IS04」

本体カラーはブラックとホワイト

機能面では、おサイフケータイやワンセグ、赤外線、@ezweb.ne.jpのEメール、約1,219万画素のカメラなどを搭載している。さらにIPX5/IPX7相当の防水機能も備えている。

背面には大きなレンズを装備

ワンセグ受信用のアンテナ

画質の強化を図ったことも大きな特徴。約4.0インチ、854×480ピクセルの液晶ディスプレイや、超解像にも対応した「モバイルレグザエンジン3.0」を搭載。ワンセグやYouTubeなどを高画質で表示できる。フルセグ録画をVGA程度に圧縮した動画を、microSDカード経由で視聴することも可能。

底面の様子

少し見にくいが、レンズの周囲にfelicaマークが見える

また本機で撮影した写真をmicroSDカード経由で、テレビやPCで再生することもできる。

側面部

防水である点もポイント

WAN通信機能では、下り最大9.2Mbps、上り最大5.5MbpsのマルチキャリアRev.A「WIN HIGH SPEED」に対応。無線LANはIEEE802.11b/gに準拠する。本体カラーはブラックとホワイトの2色。

■小型・カジュアルなシャープ製「IS05」

シャープ製の「IS05」は、Android 2.2を採用。小型でスタイリッシュなスマートフォンがコンセプトで、持ち運びのしやすさ、カジュアルさを訴求している。

シャープ製の「IS05」

約800万画素のAF付きカメラも備えている

ディスプレイは約3.4インチ、854×480画素のNewモバイルASV液晶。カメラは約800万画素のAF付きカメラと、インカメラを搭載。720p動画の撮影も可能だ。HDMI端子も備え、テレビにHD動画を表示することもできる。

本体カラーはホワイト、ピンク、グリーン×ブラックの3色。おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信機能なども備えている。

■グローバルモデル「SIRIUSα IS06」

「SIRIUSα IS06」はPantech Co.,Ltd製。ワンセグや赤外線、おサイフケータイ機能などは備えていない。OSはAndroid 2.2で、Adobe Flash Player 10.1に対応している。また、本機も下り最大9.2Mbps、上り最大5.5MbpsのマルチキャリアRev.A「WIN HIGH SPEED」に対応している。

“SIRIUS α”「IS06」

ディスプレイは3.7インチのTFT液晶で、800×480ピクセル。立体的なユーザーインターフェース、わかりやすいアイコンによる直感的な操作が可能としている。

SIRIUSα IS06も、もちろんカメラを搭載。有効500万画素でAF対応

UIはKDDI独自の「Ocean Observation」ではない

■auらしさは「わくわく感」

本日行われた発表会で、KDDI 代表取締役執行役員専務の田中孝司氏は、「最近auらしさが無くなった、先進性を失ったと言われることが増えた。これらはほとんどがスマートフォンの発売の遅れに起因したものだ」と現状を分析。

KDDI 代表取締役執行役員専務の田中孝司氏

さらに田中氏は「我々なりに『auらしさ』とは何かをもう一度考え直し、それは『ワクワク感』だという結論に至った」とも述べ、「Android au」をキャッチフレーズにスマートフォンの連続的な投入を行うことを強調。「2011年はラインナップの半数以上がスマートフォンになるだろう」と述べ、急速なAndroidシフトを進める考えを強調した。

KDDIらしい「ワクワク感」を取り戻したい、とコメント

なおスマートフォンへのシフトによる、通信インフラへの影響について聞かれた田中専務は「auのネットワークはまだまだ大丈夫」とアピール。その一方で、「中長期的には様々なネットワークを使っていかなければならない。UQや固定ネットワーク、LTEなどの利用方法も検討していきたい」と述べた。

■スマートフォンは「ルック&フィール」で差別化

具体的なサービスの内容、商品の詳細については、同社 コンシューマー事業本部 サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏が説明を行った。

コンシューマー事業本部 サービス・プロダクト企画本部長の増田和彦氏

増田氏は新製品について、「スマートフォンでどのように差別化するのか、と問われる機会が増えた。我々はルック&フィールに徹底的にこだわったモノ作りをすることで差別化したい」と述べ、独自のUI「Ocean Observation」を備えていることや、モリサワのフォントによる美しい日本語表示などの特徴を訴求。ほかにも、LISMO!やau Smart Sportsといった、既存モデルで展開しているサービスについても、スマートフォン向けアプリと同じようなルック&フィールでサービスを展開していきたい、とした。

IS03/IS04ではモリサワフォントによる美しい日本語表示が行える

増田氏はまた、独自のアプリ配信ポータル「au one Market」にも言及。「アプリ検索もスムーズにする。またスマートフォンで人気のアプリ上位50を導入し、2010年度中にマーケットで1,800アプリを提供したい」という目標を掲げた。

■カジュアルモデルで裾野を広げる。CDMA版iPhoneにもコメント

記者からISシリーズのターゲット層について尋ねられた増田氏は、「IS03/IS04は、何でもできるハイエンドスマートフォン。一方で、たとえばIS05はカジュアルな雰囲気を演出した。スマートフォンは2011年に数多く出てくるだろうが、ギークのような先進層だけではなく、1台持ちで全ての機能を賄いたいという方にも、ぜひ手にとってもらいたい。我々は今年度下期からこういうラインナップを揃えることで、こういった層の取り込みを図っていく」と説明。

また増田氏は、KDDIの独自UIやワンセグなど日本特有の機能を装備しないPantech社製「SIRIUSα IS06」を投入した理由についても説明。「グローバルモデルで、ワンセグなどを搭載しないIS06を用意したのは、ニーズとしてどちらもあるだろうと考えた結果。他社さんの端末を見ても、Xperiaのような独自ユーザーインターフェースのものもあるし、そうでないものもある。auではOcean Observationだけでなく、ほかのUIもあわせて提供していきたい。どちらが良い、悪いではない。今後、メーカーさん独自開発のUIを採用した製品の発売もあるだろう」とコメント。柔軟な姿勢で端末開発に取り組む考えを強調した。

最近になってCDMA版のiPhoneの開発が行われているという噂がかまびすしい。これに対する興味を聞かれた増田氏は「我々の興味と言うよりも、お客様が興味がお有りのものはぜひ揃えていきたい」と前向きな返答。ただし「当面はAndroid auを推し進める。ほかにWindows Phone 7も非常によいと聞いており、どのようにラインナップに加えるか、引き続き検討していきたい」と述べた。

■独自アプリ「Skype au」はauの携帯電話網で通信

さらに発表会では、KDDIとSkype社の「アジア企業初の包括提携」も発表された。「Skype au」という名称のサービスを展開し、IS01/IS03向けに独自のアプリを提供する。

「Skype au」サービスを展開。左はSkype Technologies S.A. CEOのAdrian Dillon氏

他キャリアのスマートフォンでも、既にSkypeアプリは提供されており利用が可能だが、他社がSkype通話にデータ通信のネットワークを使用する、言わばベストエフォート型であるのに対し、auはau携帯電話網でskype使用が可能で、しかも専用アプリを用意しているため、端末の連続使用時間を改善できるというメリットがあるという。

Skypeの発信画面

「Skype au」の利用料金は11月に発表する予定。田中専務は「Skypeの無料というコンセプトを引き継いでいく。基本的に無料とお考え頂いて結構だ」と述べる一方、「何でもかんでも無料というわけにはいかない」とも発言。無料サービスをベースに、何らかのプレミアムサービスを展開する可能性もありそうだ。

KDDI独自のアプリ「jibe」も紹介された。このアプリでは、ツイッターやFacebook、au one GREE、mixiなどのSNSサービスやAmeba、ココログといったブログ、さらにはぐるなびなど、計16のサービスの最新状況を、まとめて一つの画面で確認できる。友人の近況だけでなく、有名人のブログの更新情報やグルメ情報などを一度に閲覧でき、利便性が高そうだ。11月下旬以降に提供を開始する。月額使用料金は無料となる。

「jibe」の画面。友人のSNSのアクティビティーや芸能人のブログ更新などをタイムラインで表示できる

「トピック」画面では話題のニュースも一覧できる

レディ・ガガが出演する「Android au」新CMも公開された。これまで同社では「未来へ行くなら、アンドロイドを待て。」をキーワードに、ウサイン・ボルト選手が出演するCMを展開してきたが、今回はレディ・ガガの先進的なイメージを、同社スマートフォンのラインナップに重ね合わせている。

レディ・ガガが出演する「Android au」新CMの一場面

■フィーチャーフォンも多数登場、Wi-Fiルーターも

従来型の携帯電話、いわゆる「フィーチャーフォン」も多数発表された。主なものをフォトギャラリー形式で掲載しよう。

吉岡徳仁氏がデザインしたiidaシリーズの「X-RAY」

「X-RAY」専用スタンドもクール


「G'zOne TYPE-X」

「EXILIMケータイ CA006」


AQUOS SHOT SH010

BRAVIA Phone S005


Cyber-Shotケータイ S006

また同社初となるモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER DATA05」も発表された。こちらもPantech社製で、約1.5インチのカラー液晶を備えている点も特徴。連続通信時間は約4時間(暫定)、連続動作時間は約130時間。最大5台までの同時接続が可能。

モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER DATA05」

さらに、既存のau携帯電話の共通接続端子(18芯)に挿すことで、携帯電話のデータ通信機能をWi-Fi経由で利用できる「NEX-fi」も発表された。バッテリーを内蔵し、連続通信時間は約2時間。最大7台までの同時接続が行える。オープン価格だが、1万円を切る価格で販売したいという。

既存の携帯電話をWi-Fiルーター化できる「NEX-fi」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX