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公開日 2019/05/21 14:37
ファーウェイ、「P30シリーズ」SIMフリー版発売。アメリカからの措置には「誰の利益にもならない」
Bluetoothイヤホンやスマートウォッチも発表
ファーウェイは、スマートフォン「HUAWEI P30」「HUAWEI P30 Lite」を日本でSIMフリーモデルとしても発売することを発表。スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 42mm」とともに5月24日より発売する。あわせて、ネックバンド型Bluetoothイヤホン「HUAWEI FreeLace」を6月下旬よりアマゾンと楽天市場の直販ショップにて発売する。
すべてオープン価格だが税抜の予想実売価格は「P30」が77,880円前後、「P30 lite」が32,880円前後。両モデルともOSはAndroid 9.0で、同OSをベースにした独自のEMUI 9.0.1を搭載している。
音楽機能では両モデルともハイレゾ相当のデータ量を伝送できるBluetoothコーデック「aptX HD」および「HWA」に対応。上位機の「P30」はこれに加えて「LDAC」にも対応している。
なお、シリーズ最上位「P30 Pro」は先日発表されたドコモのみの取り扱い(関連ニュース)で、SIMフリー版は販売されない。
Bluetoothイヤホン「HUAWEI FreeLace」の予想実売価格は8,880円前後。「HUAWEI WATCH GT 42mm」はHUAWEI WATCH GTシリーズの“エレガントモデル”という位置づけで、20,880円前後での実売が予想される。 なお「FreeLace」はこちら、「WATCH GT」はこちらの記事でそれぞれ詳細を紹介している。
■「P30」は有機ELディスプレイやLeicaトリプルカメラ搭載
「P30」は、約6.1インチ、解像度2,340×1,080の有機ELディスプレイと、2つのNPUを組み込んだ新世代SoC「HUAWEI Kirin 980」を搭載し、RAMが6GB、ROMは128GB。バッテリー容量は約3,650mAhで、AIの機械学習による最適化で電池効率を高めて持続時間を向上させている。また、独自の22.5W超急速充電にも対応している。
メインカメラにLeicaトリプルカメラを搭載。約4,000万画素の超高解像度メインカメラ、約1,600万画素の超広角カメラ、約800万画素の光学3倍ズーム望遠カメラという構成で、この3つのカメラとAIの組み合わせによって、「どんな場面でも最適な撮影モードを自動設定し、まるで一眼レフで撮影したような芸術的なイメージを簡単に撮影することができる」としている。
イメージセンサーも従来より大型化しており、暗所撮影能力が向上。AI手振れ補正も搭載し、夜景も三脚なしで撮影できるという。また、滝や川の流れる水面をシルクのように滑らかに切り撮れるという「シルキーウォーターモード」なども備えている。
そして、AI HDR+技術も搭載。レンズに写るイメージ全体の露出を認識し、逆光下での撮影でも被写体が黒潰れや白とびすることなく、イメージ全体を調整するという。なお、インカメラにもAI HDR+技術を採用している。
こうした超高感度イメージセンサーによって、動画品質も向上。うす暗い場所で動画撮影する際にも黒つぶれしないとするほか、ズーム撮影時も被写体を鮮明にとらえられるとしている。
加えて、広角と望遠の2つのカメラそれぞれで別アングルの動画を同時に撮影する「デュアルビュービデオ撮影」にも発売後のアップデートで対応予定。また、AIのリアルタイム処理によって、人物の色だけを残した映像をリアルタイムに撮影できるAIカラーやリアルタイムぼかしにも対応している。
■P liteシリーズ初のトリプルカメラ搭載機「P30 lite」
「P30 lite」は、解像度2,312×1,080の6.15インチ液晶ディスプレイを採用し、チップセットにはオクタコアのKirin 710を搭載。RAMが4GBで、ROMは64GB、バッテリー容量が3,340mAh。なお、ストレージ容量を128GBに強化した「HUAWEI P30 lite Premium」をau用モデルとして別途展開する(関連ニュース)。
P liteシリーズでは初となるトリプルカメラを採用。約2,400万画素、約800万画素、約200万画素という構成で、画角120度の超広角レンズを採用しており、ワイドな風景や集合写真、室内などの近距離撮影でも奥行きのある写真が撮れるよう配慮している。
インカメラは約2,400万画素。アウトカメラ、インカメラともにAIを搭載し、インカメラでは映った顔をAIが立体認識。顔色や目、鼻の大きさ、輪郭などを自動で調整しビューティー補正を行う。また、性別や年齢に応じた顔の特徴を認識して調整するという。
■アメリカからの規制措置は「誰の利益にもならない」
本日同社は発表会を開始し、日本と韓国市場の総責任者である呉波(ゴ・ハ)氏らが製品の魅力をアピール。その席上、アメリカ政府やGoogleからファーウェイが受けている規制措置に関連して呉波氏は「ファーウェイは多数の特許を持っており、社会の進歩に大きく貢献してきた。アメリカからの措置に対しても我々は(そうした革新的な技術の開発などで)対抗していく」とコメント。「ファーウェイにとっても、今回の件が再出発になると確信している」と述べた。
そして「アメリカの決定に反対する」と改めてコメント。「取引先企業にとっても巨額の損失であり、アメリカでの雇用も失われる。誰の利益にもならない」とし、「できるだけ早く解決策をみつけて対応していく」とした。
また、Android OSについても「オープンソースであり、我々も重要な参加者として発展と成長に重要な貢献を果たしてきた」とアピール。「ユーザーや産業にとって有益なアンドロイドエコシステムを引き続き発展させていく」とし、「販売済み、販売中のスマホ、タブレットについては今後も継続的なセキュリティアップデートとアフターサービスを提供していく」と続けた。
すべてオープン価格だが税抜の予想実売価格は「P30」が77,880円前後、「P30 lite」が32,880円前後。両モデルともOSはAndroid 9.0で、同OSをベースにした独自のEMUI 9.0.1を搭載している。
音楽機能では両モデルともハイレゾ相当のデータ量を伝送できるBluetoothコーデック「aptX HD」および「HWA」に対応。上位機の「P30」はこれに加えて「LDAC」にも対応している。
なお、シリーズ最上位「P30 Pro」は先日発表されたドコモのみの取り扱い(関連ニュース)で、SIMフリー版は販売されない。
Bluetoothイヤホン「HUAWEI FreeLace」の予想実売価格は8,880円前後。「HUAWEI WATCH GT 42mm」はHUAWEI WATCH GTシリーズの“エレガントモデル”という位置づけで、20,880円前後での実売が予想される。 なお「FreeLace」はこちら、「WATCH GT」はこちらの記事でそれぞれ詳細を紹介している。
■「P30」は有機ELディスプレイやLeicaトリプルカメラ搭載
「P30」は、約6.1インチ、解像度2,340×1,080の有機ELディスプレイと、2つのNPUを組み込んだ新世代SoC「HUAWEI Kirin 980」を搭載し、RAMが6GB、ROMは128GB。バッテリー容量は約3,650mAhで、AIの機械学習による最適化で電池効率を高めて持続時間を向上させている。また、独自の22.5W超急速充電にも対応している。
メインカメラにLeicaトリプルカメラを搭載。約4,000万画素の超高解像度メインカメラ、約1,600万画素の超広角カメラ、約800万画素の光学3倍ズーム望遠カメラという構成で、この3つのカメラとAIの組み合わせによって、「どんな場面でも最適な撮影モードを自動設定し、まるで一眼レフで撮影したような芸術的なイメージを簡単に撮影することができる」としている。
イメージセンサーも従来より大型化しており、暗所撮影能力が向上。AI手振れ補正も搭載し、夜景も三脚なしで撮影できるという。また、滝や川の流れる水面をシルクのように滑らかに切り撮れるという「シルキーウォーターモード」なども備えている。
そして、AI HDR+技術も搭載。レンズに写るイメージ全体の露出を認識し、逆光下での撮影でも被写体が黒潰れや白とびすることなく、イメージ全体を調整するという。なお、インカメラにもAI HDR+技術を採用している。
こうした超高感度イメージセンサーによって、動画品質も向上。うす暗い場所で動画撮影する際にも黒つぶれしないとするほか、ズーム撮影時も被写体を鮮明にとらえられるとしている。
加えて、広角と望遠の2つのカメラそれぞれで別アングルの動画を同時に撮影する「デュアルビュービデオ撮影」にも発売後のアップデートで対応予定。また、AIのリアルタイム処理によって、人物の色だけを残した映像をリアルタイムに撮影できるAIカラーやリアルタイムぼかしにも対応している。
■P liteシリーズ初のトリプルカメラ搭載機「P30 lite」
「P30 lite」は、解像度2,312×1,080の6.15インチ液晶ディスプレイを採用し、チップセットにはオクタコアのKirin 710を搭載。RAMが4GBで、ROMは64GB、バッテリー容量が3,340mAh。なお、ストレージ容量を128GBに強化した「HUAWEI P30 lite Premium」をau用モデルとして別途展開する(関連ニュース)。
P liteシリーズでは初となるトリプルカメラを採用。約2,400万画素、約800万画素、約200万画素という構成で、画角120度の超広角レンズを採用しており、ワイドな風景や集合写真、室内などの近距離撮影でも奥行きのある写真が撮れるよう配慮している。
インカメラは約2,400万画素。アウトカメラ、インカメラともにAIを搭載し、インカメラでは映った顔をAIが立体認識。顔色や目、鼻の大きさ、輪郭などを自動で調整しビューティー補正を行う。また、性別や年齢に応じた顔の特徴を認識して調整するという。
■アメリカからの規制措置は「誰の利益にもならない」
本日同社は発表会を開始し、日本と韓国市場の総責任者である呉波(ゴ・ハ)氏らが製品の魅力をアピール。その席上、アメリカ政府やGoogleからファーウェイが受けている規制措置に関連して呉波氏は「ファーウェイは多数の特許を持っており、社会の進歩に大きく貢献してきた。アメリカからの措置に対しても我々は(そうした革新的な技術の開発などで)対抗していく」とコメント。「ファーウェイにとっても、今回の件が再出発になると確信している」と述べた。
そして「アメリカの決定に反対する」と改めてコメント。「取引先企業にとっても巨額の損失であり、アメリカでの雇用も失われる。誰の利益にもならない」とし、「できるだけ早く解決策をみつけて対応していく」とした。
また、Android OSについても「オープンソースであり、我々も重要な参加者として発展と成長に重要な貢献を果たしてきた」とアピール。「ユーザーや産業にとって有益なアンドロイドエコシステムを引き続き発展させていく」とし、「販売済み、販売中のスマホ、タブレットについては今後も継続的なセキュリティアップデートとアフターサービスを提供していく」と続けた。