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公開日 2022/06/07 04:48
「watchOS 9」でApple Watchの睡眠計測が強化。日本語キーボードも追加
「服薬」アプリを搭載
米アップルは、6月6日10時(現地時間)から開始した開発者向けイベント「WWDC 2022」でスマートウォッチ用OSの次期バージョン「watchOS 9」を発表した。秋の正式リリースを予定しており、パブリックベータ版は来月から提供される。watchOS 9をサポートするのはApple Watch Series 4/5/SE/6/7。現在も販売されているApple Watch Series 3はwatchOS 9をサポートしない。
新たな文字盤として、ルナー、プレイタイム、メトロポリタン、アストロノミーが追加。ルナーはグレゴリオ暦と太陰暦の関係を表現したもので、中国歴/イスラム暦/ユダヤ暦に対応する。プレイタイムはアーティストのJoi Fulton氏のコラボしたインタラクティブなアート作品となる。
またメトロポリタンは、タイポグラフィが強調されたという文字盤で、Apple WatchのDigital Crownを回転させるとフォントがダイナミックに伸びるようになっている。地球や月などの3Dモデルが表示されるアストロノミーは新たに刷新され、新しい星図と現在の雲のデータの表示が可能となった。
加えて、従来のポートレート文字盤では、犬や猫、風景などの写真で深度エフェクトが利用可能に。モジュラー/モジュラーコンパクト/特大といったこれまでの文字盤についても、背景色とグラデーションの設定によってカスタマイズ性が広がった。
Apple Watch Series 7については、QWERTY配列のキーボードに日本語が追加される。ほか、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(メキシコ、スペイン、中南米)も同じく追加となる。
睡眠アプリでは、新たに睡眠ステージのデータが確認できるようになる。内蔵の加速度センサーと心拍センサーの信号を使い、レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠の状態を検知。Apple Watchのアプリ上からこれらの睡眠ステージがわかるほか、iPhoneのヘルスケアアプリからはグラフや心拍数、呼吸数といった詳細なデータを確認できる。
また、新たに「服薬」アプリを搭載し、作成した服薬リストをヘルスケアアプリから確認可能に。服用スケジュールとリマインダーによって通知できるほか、米国のユーザーについては、服用する薬は複数ある場合、薬の組み合わせによって重大な相互作用を引き起こす場合は通知を受け取ることもできるという。
通知機能も再設計され、使用中のバナー通知は細いスタイルとなり、集中を妨げないかたちで表示するように変更した。同じくDockも再設計となり、使用中のアプリケーションが一番上に固定されることで、よりすばやくアクセスできるようになる。
ワークアウト機能では主にランニングを強化。ランニングではどれだけ効率的に走っているかを記録するため、新たに3つのランニング指標「上下動」「歩幅の長さ」「設置時間」を搭載する。たとえば上下動は、どれだけ身体が上下に動いているかの測定値で、数値が高すぎると前に進むエネルギーが無駄になっている可能性があるという。また、ワークアウト中の画面に「心拍数範囲」が追加され、強度レベルを確認できるようになった。
持久力を上げるために運動と休憩を繰り返すセットなどを作成できる、カスタムワークアウトも新搭載する。カスタムワークアウトにはアラートも追加でき、特定の心拍数範囲でのトレーニングも可能。アラートにより、ランニング中に触覚と音声のフィードバックで、運動と休憩を切り替えるタイミングや、心拍数が目標範囲を下回った際にペースを上げるタイミングなどを通知し、より効果的なワークアウトへと導くとしている。
また、よく走るルートであれば自動的にワークアウトアプリケーションに保存され、前回のタイムとやベストタイム比較することも可能だ。こちらについてはランニングだけでなく、ハイキングやHIITなど多くのワークアウトで利用できるという。
トライアスロン向けのワークアウト「マルチスポーツ」では、モーションセンサーセンサーが動きのパターンを認識し、スイミングとサイクリング、ランニングを自動的に切り替える機能も搭載する。スイミングのワークアウトについては、泳ぎの動作(ストロークタイプ)の一つとして、新たにキックボードが検知されるようになる。
またこれまでApple Watchのみで利用できていたFitness+アプリがiOS 16から利用できるように。iPhoneのモーションセンサーを使うことで、歩数や距離、上った回数、アプリケーションからのワークアウト記録が行える。推定消費カロリーの算出や、ムーブのリングを共有することも可能となる。
心房細動通知についても強化され、心房細動が発生していた時間の長さを記録できる「心房細動履歴」を新たに追加した。同機能はまもなくFDAの承認を得る予定だという。さらにヘルスケアアプリで、睡眠や体重など、心房細動が発生していた時間の長さに影響を与える可能性のある生活要因を管理したり、頻度が最も高くなる時間や曜日などを確認することもできる。
そのほか開発者向けには、新しい共有シートとPhotos Picker APIの提供により、OutcastやWeChatなどのアプリケーションからコンテンツや選んだ画像を共有するのがより簡単になるとのこと。またCallKitを使うことで、WebexなどのアプリケーションからのVoIP通話をApple Watchから直接開始や終了、ミュートすることが可能となる。
新たな文字盤として、ルナー、プレイタイム、メトロポリタン、アストロノミーが追加。ルナーはグレゴリオ暦と太陰暦の関係を表現したもので、中国歴/イスラム暦/ユダヤ暦に対応する。プレイタイムはアーティストのJoi Fulton氏のコラボしたインタラクティブなアート作品となる。
またメトロポリタンは、タイポグラフィが強調されたという文字盤で、Apple WatchのDigital Crownを回転させるとフォントがダイナミックに伸びるようになっている。地球や月などの3Dモデルが表示されるアストロノミーは新たに刷新され、新しい星図と現在の雲のデータの表示が可能となった。
加えて、従来のポートレート文字盤では、犬や猫、風景などの写真で深度エフェクトが利用可能に。モジュラー/モジュラーコンパクト/特大といったこれまでの文字盤についても、背景色とグラデーションの設定によってカスタマイズ性が広がった。
Apple Watch Series 7については、QWERTY配列のキーボードに日本語が追加される。ほか、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(メキシコ、スペイン、中南米)も同じく追加となる。
睡眠アプリでは、新たに睡眠ステージのデータが確認できるようになる。内蔵の加速度センサーと心拍センサーの信号を使い、レム睡眠、コア睡眠、深い睡眠の状態を検知。Apple Watchのアプリ上からこれらの睡眠ステージがわかるほか、iPhoneのヘルスケアアプリからはグラフや心拍数、呼吸数といった詳細なデータを確認できる。
また、新たに「服薬」アプリを搭載し、作成した服薬リストをヘルスケアアプリから確認可能に。服用スケジュールとリマインダーによって通知できるほか、米国のユーザーについては、服用する薬は複数ある場合、薬の組み合わせによって重大な相互作用を引き起こす場合は通知を受け取ることもできるという。
通知機能も再設計され、使用中のバナー通知は細いスタイルとなり、集中を妨げないかたちで表示するように変更した。同じくDockも再設計となり、使用中のアプリケーションが一番上に固定されることで、よりすばやくアクセスできるようになる。
ワークアウト機能では主にランニングを強化。ランニングではどれだけ効率的に走っているかを記録するため、新たに3つのランニング指標「上下動」「歩幅の長さ」「設置時間」を搭載する。たとえば上下動は、どれだけ身体が上下に動いているかの測定値で、数値が高すぎると前に進むエネルギーが無駄になっている可能性があるという。また、ワークアウト中の画面に「心拍数範囲」が追加され、強度レベルを確認できるようになった。
持久力を上げるために運動と休憩を繰り返すセットなどを作成できる、カスタムワークアウトも新搭載する。カスタムワークアウトにはアラートも追加でき、特定の心拍数範囲でのトレーニングも可能。アラートにより、ランニング中に触覚と音声のフィードバックで、運動と休憩を切り替えるタイミングや、心拍数が目標範囲を下回った際にペースを上げるタイミングなどを通知し、より効果的なワークアウトへと導くとしている。
また、よく走るルートであれば自動的にワークアウトアプリケーションに保存され、前回のタイムとやベストタイム比較することも可能だ。こちらについてはランニングだけでなく、ハイキングやHIITなど多くのワークアウトで利用できるという。
トライアスロン向けのワークアウト「マルチスポーツ」では、モーションセンサーセンサーが動きのパターンを認識し、スイミングとサイクリング、ランニングを自動的に切り替える機能も搭載する。スイミングのワークアウトについては、泳ぎの動作(ストロークタイプ)の一つとして、新たにキックボードが検知されるようになる。
またこれまでApple Watchのみで利用できていたFitness+アプリがiOS 16から利用できるように。iPhoneのモーションセンサーを使うことで、歩数や距離、上った回数、アプリケーションからのワークアウト記録が行える。推定消費カロリーの算出や、ムーブのリングを共有することも可能となる。
心房細動通知についても強化され、心房細動が発生していた時間の長さを記録できる「心房細動履歴」を新たに追加した。同機能はまもなくFDAの承認を得る予定だという。さらにヘルスケアアプリで、睡眠や体重など、心房細動が発生していた時間の長さに影響を与える可能性のある生活要因を管理したり、頻度が最も高くなる時間や曜日などを確認することもできる。
そのほか開発者向けには、新しい共有シートとPhotos Picker APIの提供により、OutcastやWeChatなどのアプリケーションからコンテンツや選んだ画像を共有するのがより簡単になるとのこと。またCallKitを使うことで、WebexなどのアプリケーションからのVoIP通話をApple Watchから直接開始や終了、ミュートすることが可能となる。