【注目Bluetoothスピーカー一斉レビュー】BOSE：SoundLink Bluetooth speaker III

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＜MODEL 11＞
人気シリーズの第3世代機は期待通りのサウンドを生み出す

BOSE
SoundLink Bluetooth speaker III
￥31,500(税込)
>>製品データベース
2014年2月14日 発売

NFC	aptX	AAC	防水/防滴	バッテリーの持ち時間	カラー	その他特徴
ー	ー	ー	ー	最大約14時間	シルバー（別売でグレー/ブルー/オレンジ/グリーン/ピンクのカバーを用意）	指紋が付きにくいメタルグリル製ボディ

■低音再生の余裕は圧倒的。シンプルな外観は別売カバーでカスタマイズも可能

オーディオファンにとどまらず一般にも高い知名度を誇るボーズ。そのBluetoothスピーカーの第3世代モデルだ。

サイズ感としては、もちろんコンパクトではあるが、今回紹介する中では大きさも重さも目立つ。バッテリー内蔵ではあるがバッグに入れて持ち歩くには無理があるので、室内での設置場所の気軽な移動、あるいは自動車での移動時に持っていくといった用途が思い浮かぶタイプだ。実際に別売オプションで、自動車内での充電が可能なカーチャージャーも用意されている。

本体のルックスは際立つ個性は主張せず、パウダーコーティングされた強固なメタルグリルの素材感を中心にシックにまとめてある。しかし別売オプションでオレンジ、ピンク、ブルー、グリーン、グレーのカバーを用意して、個性がほしい方にもアピール。

音質に関わるところでは、ドライバー構成が贅沢。薄型メインドライバーを4基と、それに共振して低音を補強するパッシブラジエーターを2基搭載。加えてDSP処理によっても、音質を整えると同時に、より大きな音量も実現している。

音の持ち味は、低音の充実というか余裕というか、そういった要素がこのあたりのサイズまでのスピーカーとしては圧倒的だ。またボーカルの耳当たりのよさというか心地よさも、ボーズ製品共通の特長として継承されている。

低音楽器、バスドラムやベースの量感は、盛大と言えるほどだ。音像は大柄で全体のバランスは低音側に寄るが、楽器の音色や全体のバランスを破綻させはしない。低音過多の「一歩手前」を踏まえたチューニングが、その方向性での音作りを長年磨き続けてきたボーズならではの境地。ピアノやシンバルなどの音色にも厚みがある。エッジ感やアタックのハードさは控えめなので、ハードなエレクトロ曲は少し物足りない感じになるが、部屋を満たして包み込むような音場感は光る。

女性ボーカルは基本的にはソフトでウォーム。しかしシャープな成分もほどよく生かしており、声質やその手触りもしっかり描き分けて楽しませてくれる。

さすが期待通りのサウンドを生み出してくれるモデルだ。

BOSE　SoundLink Bluetooth speaker III 【SPEC】●使用ユニット：薄型ドライバー×4、パッシブラジエーター×2 ●Bluetoothバージョン：ver.2.1+EDR ●対応プロファイル：A2DP ●連続再生時間：最大約14時間 ●オーディオ入力：Bluetooth×1、3.5mmステレオミニ入力×1 ●外形寸法：256W×132H×48Dmm ●質量：1.37kg

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