• ブランド
    特設サイト
公開日 2021/02/23 07:00

ユニクロ「エアリズムマスク」第3世代モデル速攻レビュー。人気商品が再び大きく進化した

装着感がかなり向上
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ユニクロ「エアリズムマスク」が第3世代に進化した。ホワイト/ブラック/ブラウン/ブルー/ネイビーの5色が用意されており、サイズはS/M/L/XLの4サイズ展開。価格は3枚セットで990円(税抜)だ。

これまで第1世代、第2世代モデルをともにレビューしたが、第1世代から第2世代への進化はとても大きかった。しばらく第2世代の販売が続いたのは、その完成度の高さゆえだろう。果たして今回の第3世代では、どの程度装着性や機能が向上しているのだろうか。さっそくレビューしていこう。

「エアリズムマスク」第3世代モデルを装着したところ

今回の新モデル発売を受けて、編集部の近くのユニクロに行ったら、旧モデル(第2世代)と新モデル(第3世代)が併売されていた。店員さんが近寄ってきて、旧モデルと新モデルのサンプルを見せながら、表面処理の違いや耳掛けストラップの改良など、新モデルの特徴について教えてくれた。

新モデルと旧モデルは、パッケージで見分けることができる。新モデルは「AIRism」ロゴがパッケージ表面の中央上部にあり、旧モデルは左下にある。

左が旧モデル、右が新モデルのパッケージ

新色3色のうち、ユニクロオンラインストアでは2色がともに「ブルー」と表記されているが、パッケージに書かれている表記を見ると、正しくは「ブルー」と「ネイビー」のようだ。

ただし「ブルー」といっても、ラベンダー色のような春らしい色合いだ。また同じく新色のブラウンも、カーキに近い色に見える。

新色の3色。これにホワイトとブラックを加えた5色構成だ

さて、さっそくパッケージを開けて新世代のエアリズムマスクを眺めてみると、一目で、旧世代とはまったくの別物であることがわかる。

旧世代は、耳掛けストラップ部がマスク部の縁と一体化していたのに対して、新モデルは耳掛けストラップ部が別になっている。耳掛け部の伸縮性が大きく高まったほか、マスクの上下がすっきりとしたデザインになったのも進化点だ。

ホワイトが旧モデル、ブラウンが新モデル。旧モデルは耳掛けストラップが一体となっていたが、新モデルでは別パーツとして縫い合わされている

装着してみよう。旧世代は耳掛け部があまり伸縮しないので、着ける際に片耳ずつ着ける必要があるなど、少しまごつくことがあった。新世代はというと、マスクを口元に近づけたら、両耳のストラップをぐっと引っ張って瞬時に装着することができる。地味な進化点のようだが、この着脱動作を行う頻度が高いため、些細なことがとても嬉しい。

新モデルは伸縮性のあるストラップで、ぐいっと伸びる

旧モデルは思いきり引っ張ってもこのくらいしか伸びない

さらに着けた後も、新しいストラップの効果を実感する。旧世代ではストラップの伸縮マージンが小さいため、少しサイズが合わないと、顔を動かしたり話したりする際にずり下がることがあった。これに対して新モデルは、顔を色々な方向に動かしても、しっかりとマスクが自然に追随してくる印象。つまり、余計なストレスを感じない。

耳との「当たり」についても優秀な設計が施されていると感じた。今回のテストでは1時間程度装着して試してみたが、耳の後ろが擦れて痛くなることはなかった。通常の不織布マスクのゴム製耳掛けと比べても装着感はソフトで、なおかつ繰り返しになるが、ホールド感も高い。絶妙なバランスを探り当ててきたな、と感じた。

呼吸のしやすさについては、旧世代と新世代で、大きな違いはないと感じた。旧世代もかなり優秀だったため、その性能を引き継いでいるという印象だ。マスクとしての性能も、「細菌や花粉などの粒子を99%カット」「BFE99%」という表記は変わっていない。

一方、形状はよりブラッシュアップされた。これは装着する顔の形とも関連する部分だが、旧世代よりも口元のまわりのスペースが広がった印象だ。喋ってもマスクにあまり肌がくっつかなくなった。大きく口から息を吸い込んでみても、マスクと口があまり接触しない。旧世代では、口と接触するどころか、口の中に侵入してくるような勢いだったので、大きな進歩と言えるだろう。

ユニクロの公式サイトでは、今回新モデルにアップデートされたことすら、よく読まないと分からない程度にしか表記されていない。だが実際に新旧を比べてみると、かなり進化点が大きく、実用上の性能が高まっていることに驚かされた。洗える布製マスクをお探しの方は、ぜひチェックしてみてほしい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX