公開日 2021/09/11 07:00
Amazon/Google/Appleだけじゃない、2021夏のスマートスピーカー注目モデル
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朝起きた時、ベッドから一歩も出ないままカーテンを開け、熱々のコーヒーを用意したり、在宅ワーク中デスクから離れることなく照明や空調をコントロールする。こうした近未来的な生活を実現する“司令塔”となるのが「スマートスピーカー」だ。
スマートスピーカーが登場したばかりのころは、クイズを出させたり、大喜利をやらせたりといったように、物珍しくはあっても便利とはいい難いものだった。けれど、今はIoT技術の進歩による家電のスマート化や、家の空調やライトまでまとめてAIで管理する“スマートホーム”化も著しいため、数年前とは比較にならないほど使い方の幅が広がっている。
こういったスマート家電・スマートホーム市場が拡大するとともに、スマートスピーカーそのものもアップデートを続けている。業界のリーダー的存在であるAmazonやGoogleばかりでなく、オーディオメーカーならではの独自性あるモデルも増えた。そこで今回は、2021年夏時点での、日本におけるスマートスピーカーの注目モデルをいくつかピックアップしてみたい。
なお、取り上げるのは基本的に現行ラインナップ製品のみで、またサウンドバーやオールインコンポなどでAIアシスタントを搭載する製品や、スマートスピーカーにディスプレイがついた「スマートディスプレイ」などは除外する。
まずはAIアシスタントサービスを提供するAmazon、Google、Appleの製品を見ていこう。
AIアシスタント提供会社のモデル
■Amazon
AIアシスタント「Amazon Alexa」を提供するAmazon社は、“Amazon Echo”シリーズとして「Echo Dot(第3世代)」「Echo Dot(第4世代)」「Echo」「Echo Studio」の4モデルを展開中。いわば“Alexa純正品”であり、Amazonのセールでも頻繁に割安価格になるため、総合的に見て“最も手の出しやすいスマートスピーカー”だろう。
「Echo Dot(第4世代)」は1.6インチスピーカーを搭載した最小モデル。価格も5,980円とお手頃で、それより1,000円安い旧世代型の「Echo Dot(第3世代)」や、1,000円高いデジタル時計などの表示機能付き「Echo Dot(第4世代) with clock」も揃えていたりと、用途に合わせて種類を選べるのも魅力的だ。
「Echo」は3インチウーファー×1と0.8インチトゥイーター×2を搭載したモデル。価格は11,980円とEcho Dotの約2倍だが、より本格的なスピーカー構成になっているほか、Zigbee対応スマートデバイスとの接続・設定が可能な「スマートホームハブ」を内蔵しているため、スマートホームの構築を含め、しっかりAlexaを活用していきたいならこちらをお勧めしたい。
「Echo Studio」は2019年に発売された第3世代の最上位機種で、5.25インチウーファー×1、2インチミッドレンジ×3、1インチトゥイーター×1を搭載、Amazonが提供するストリーミングサービス「Amazon Music HD」のHD・3Dオーディオ音源の再生にも対応していたりと、音楽再生によりこだわったモデルだ。もちろんスマートホームハブも内蔵している。
・Echoレビューはこちら。
・Echo Studioレビューはこちら。
■Google
続いて「Google Assistant」を提供するGoogle社の製品を見ていこう。Googleでは、「Google Nest Mini」「Google Nest Audio」の2モデルをラインナップ。Google Assistantも対応デバイスが多く、Amazon Echo同様に手を出しやすい製品だ。
Google Nest Miniは40mmドライバーを搭載したモデル。高さ42mm、直径98mmとコンパクトなサイズ感で、壁掛け可能なデザイン、カラフルな4色展開などインテリアとしての設置のしやすさも魅力のひとつだ。
Google Nest Audioは、19mmトゥイーターと75mmミッドウーファーを搭載したサウンド強化モデル。聴いているものに応じた自動イコライザー調整が行える「Media EQ機能」を搭載していたり、2台用意すればステレオスピーカーとして活用できたりとオーディオ的な機能性も高くなっている。
・Google Nest Audioレビューはこちら
■Apple
「Siri」を提供するAppleでは「HomePod mini」を展開。昨年11月に発売された“HomePod”第2弾モデルで、高出力のフルレンジドライバーや一対のパッシブラジエーター、音を底面に導くアコースティックウェーブガイド等の音響設計を搭載する。iPhoneをはじめMacやApple Watchなど、日頃からApple製品を多く使っている方であれば本製品が最も使いやすいかもしれない。
ちなみに初代モデルの「HomePod」は、今年3月に在庫限りでの販売終了が発表されている。現時点では、少なくともAppleオンラインストアにて販売されているが、「在庫がなくなり次第終了」となっているため気になる方は早めに購入しておいたほうがいいだろう。
・HomePod miniレビューはこちら
続いて、オーディオブランドが手がけるスマートスピーカーを紹介していきたい。
スマートスピーカーが登場したばかりのころは、クイズを出させたり、大喜利をやらせたりといったように、物珍しくはあっても便利とはいい難いものだった。けれど、今はIoT技術の進歩による家電のスマート化や、家の空調やライトまでまとめてAIで管理する“スマートホーム”化も著しいため、数年前とは比較にならないほど使い方の幅が広がっている。
こういったスマート家電・スマートホーム市場が拡大するとともに、スマートスピーカーそのものもアップデートを続けている。業界のリーダー的存在であるAmazonやGoogleばかりでなく、オーディオメーカーならではの独自性あるモデルも増えた。そこで今回は、2021年夏時点での、日本におけるスマートスピーカーの注目モデルをいくつかピックアップしてみたい。
なお、取り上げるのは基本的に現行ラインナップ製品のみで、またサウンドバーやオールインコンポなどでAIアシスタントを搭載する製品や、スマートスピーカーにディスプレイがついた「スマートディスプレイ」などは除外する。
まずはAIアシスタントサービスを提供するAmazon、Google、Appleの製品を見ていこう。
■Amazon
AIアシスタント「Amazon Alexa」を提供するAmazon社は、“Amazon Echo”シリーズとして「Echo Dot(第3世代)」「Echo Dot(第4世代)」「Echo」「Echo Studio」の4モデルを展開中。いわば“Alexa純正品”であり、Amazonのセールでも頻繁に割安価格になるため、総合的に見て“最も手の出しやすいスマートスピーカー”だろう。
「Echo Dot(第4世代)」は1.6インチスピーカーを搭載した最小モデル。価格も5,980円とお手頃で、それより1,000円安い旧世代型の「Echo Dot(第3世代)」や、1,000円高いデジタル時計などの表示機能付き「Echo Dot(第4世代) with clock」も揃えていたりと、用途に合わせて種類を選べるのも魅力的だ。
「Echo」は3インチウーファー×1と0.8インチトゥイーター×2を搭載したモデル。価格は11,980円とEcho Dotの約2倍だが、より本格的なスピーカー構成になっているほか、Zigbee対応スマートデバイスとの接続・設定が可能な「スマートホームハブ」を内蔵しているため、スマートホームの構築を含め、しっかりAlexaを活用していきたいならこちらをお勧めしたい。
「Echo Studio」は2019年に発売された第3世代の最上位機種で、5.25インチウーファー×1、2インチミッドレンジ×3、1インチトゥイーター×1を搭載、Amazonが提供するストリーミングサービス「Amazon Music HD」のHD・3Dオーディオ音源の再生にも対応していたりと、音楽再生によりこだわったモデルだ。もちろんスマートホームハブも内蔵している。
・Echoレビューはこちら。
・Echo Studioレビューはこちら。
続いて「Google Assistant」を提供するGoogle社の製品を見ていこう。Googleでは、「Google Nest Mini」「Google Nest Audio」の2モデルをラインナップ。Google Assistantも対応デバイスが多く、Amazon Echo同様に手を出しやすい製品だ。
Google Nest Miniは40mmドライバーを搭載したモデル。高さ42mm、直径98mmとコンパクトなサイズ感で、壁掛け可能なデザイン、カラフルな4色展開などインテリアとしての設置のしやすさも魅力のひとつだ。
Google Nest Audioは、19mmトゥイーターと75mmミッドウーファーを搭載したサウンド強化モデル。聴いているものに応じた自動イコライザー調整が行える「Media EQ機能」を搭載していたり、2台用意すればステレオスピーカーとして活用できたりとオーディオ的な機能性も高くなっている。
・Google Nest Audioレビューはこちら
■Apple
「Siri」を提供するAppleでは「HomePod mini」を展開。昨年11月に発売された“HomePod”第2弾モデルで、高出力のフルレンジドライバーや一対のパッシブラジエーター、音を底面に導くアコースティックウェーブガイド等の音響設計を搭載する。iPhoneをはじめMacやApple Watchなど、日頃からApple製品を多く使っている方であれば本製品が最も使いやすいかもしれない。
ちなみに初代モデルの「HomePod」は、今年3月に在庫限りでの販売終了が発表されている。現時点では、少なくともAppleオンラインストアにて販売されているが、「在庫がなくなり次第終了」となっているため気になる方は早めに購入しておいたほうがいいだろう。
・HomePod miniレビューはこちら
続いて、オーディオブランドが手がけるスマートスピーカーを紹介していきたい。
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