公開日 2022/06/14 06:40
ボーズ新スピーカー「SoundLink Flex」は置き方不問、新機能“PositionIQ”を試す
ポータブル製品として隙なし!
ポータブルスピーカーには「置き方を変えることでサウンドを調整する」という使いこなしテクニックがある。例えば、円筒形スピーカーを横に寝かせて置くのと縦に立てて置くのとでは、低音の量感や高音の広がり感など、様々な要素が変わってくる。それを積極的に利用して自分好みのサウンドを得るわけだ。
だが「置き方でサウンドを変えられる」イコール「置き方でサウンドが変わってしまう」でもある。ポータブルスピーカーは色々な場所に持ち歩かれ、その場所の空きスペース等に合わせて色々な置き方をされる。そのたびに音が変わってしまうのって、果たしてポータブルスピーカーとして使いやすいと言えるのだろうか?
ボーズから新登場の「SoundLink Flex」は、そんな不安や不満を解消してくれるポータブルスピーカーだ。その秘密はこの製品のために新開発された「PositionIQ」機能にある。
効果はシンプルに、スピーカー本体がどんな置き方をされているかを、スピーカー自身がセンサーで検知して、それに合わせて音質を自動調整してくれる。
例えば、スピーカーの置き方によって、いつもよりも高音が目立つようなサウンドに聞こえる場合、そもそもスピーカーから出す高音そのものを少し抑えて再生するといった調整が自動で行われるというわけだ。これは、ボーズが元々DSPによるイコライジング技術に強みを持っているメーカーであり、それを生かして、いつでも最適なサウンド状態で音楽を楽しむことができる新機能だ。
実際にその効果は確かなものだ。SoundLink Flexはスタンダードな横向きの他に、天井に向けた上向き、そして縦に吊るして使うこともできる。その置き方を変えてみると、ものの数秒でサウンド調整が行われるのがわかるのだ。
室内で試聴してみる。横向きに置いてその正面で聴いたときの音に比べて、上向きに置いてそれを覗き込むようにして正面から聴いたときの音は、高音側が少し強調される印象になる。だが、SoundLink Flexを覗き込んだりせず、上向きに置いた状態で普通に座って聴くと、横向きのときと同じ適正バランスになっている。
上向きのスピーカーからの音は、室内では天井に反射してから耳に届いてくるので、その過程で高音が少し弱まり、耳に届いてくるときにはちょうどいい感じに整っているというわけだ。縦に吊るした際にも同じように、配置の仕方に合わせた調整が行われる。
PositionIQ機能のおかげで、どこに持っていってどんな置き方をしたときでも、耳心地のよさと描写の細やかさを絶妙に兼ね備える高音や、ふくよかでボリュームがありつつも緩んだ感触にはならない、これまた絶妙な中低音といった、ボーズらしいサウンドを安定して堪能できる。
そのサウンドは、人の声の優しさや温かみ、低音が胸に響く感じなどの表現も秀逸なので、トークコンテンツ好きな方にもおすすめだ。
もちろん、他の部分に目を向けても、色々な場所に持ち歩きたくなる使い勝手の良いスピーカーであることも、SoundLink Flexのポイントだ。
ポータブルスピーカーとして最高レベルの防水防塵仕様で、一時的に水に沈んだ程度では余裕でセーフ。というかこのスピーカー、実は水に浮くのでそもそも水没しない。お風呂や湖に落としても慌てることなく「別に…」って感じで落ち着いて拾い上げればよいのだ。その間も音楽は流れ続ける。
ユーティリティループことストラップにも要注目。カラビナやフックと組み合わせれば、屋内外様々な場所でより自在な設置が可能となる。バスルームでも、浴槽の縁に置くよりタオルハンガーなどに吊るした方がスマートかもしれない。
ボディ全体はシリコン素材に包まれており、防水に頑丈さ、滑りにくさとあらゆる面から安心感がある。スピーカーグリルをみても、金属塗装の中でも特に頑強なパウダーコーティングで仕上げられているからやはり安心だ。
USB-C端子がキャップレス防水仕様なのも嬉しい。充電のたびにゴムキャップを開け閉めするタイプは面倒だし、閉め方が甘いとそこが防水の穴になってしまう不安もある。キャップレス防水ならこれまた安心だ。連続再生も12時間と十分に確保。
◇
ベーシックな要素だけを見ても、ポータブルスピーカーとして隙のない高い完成度に仕上げられており、その上で新機能PositionIQによる安定したサウンド提供という新提案も含まれているのだ。
ポータブルスピーカーを、本当にポータブルアイテムとして、「あっちでもこっちでも使いたい、使いまくりたい」、そんなユーザーにこそ是非チェックしてもらいたいスピーカーだ。
だが「置き方でサウンドを変えられる」イコール「置き方でサウンドが変わってしまう」でもある。ポータブルスピーカーは色々な場所に持ち歩かれ、その場所の空きスペース等に合わせて色々な置き方をされる。そのたびに音が変わってしまうのって、果たしてポータブルスピーカーとして使いやすいと言えるのだろうか?
ボーズから新登場の「SoundLink Flex」は、そんな不安や不満を解消してくれるポータブルスピーカーだ。その秘密はこの製品のために新開発された「PositionIQ」機能にある。
ボーズの強みを活かした新技術「PositionIQ」で、いつでも最適なサウンド
効果はシンプルに、スピーカー本体がどんな置き方をされているかを、スピーカー自身がセンサーで検知して、それに合わせて音質を自動調整してくれる。
例えば、スピーカーの置き方によって、いつもよりも高音が目立つようなサウンドに聞こえる場合、そもそもスピーカーから出す高音そのものを少し抑えて再生するといった調整が自動で行われるというわけだ。これは、ボーズが元々DSPによるイコライジング技術に強みを持っているメーカーであり、それを生かして、いつでも最適なサウンド状態で音楽を楽しむことができる新機能だ。
実際にその効果は確かなものだ。SoundLink Flexはスタンダードな横向きの他に、天井に向けた上向き、そして縦に吊るして使うこともできる。その置き方を変えてみると、ものの数秒でサウンド調整が行われるのがわかるのだ。
「PositionIQ」の効果を検証。どんな向きでも安定のボーズサウンドを楽しめる!
室内で試聴してみる。横向きに置いてその正面で聴いたときの音に比べて、上向きに置いてそれを覗き込むようにして正面から聴いたときの音は、高音側が少し強調される印象になる。だが、SoundLink Flexを覗き込んだりせず、上向きに置いた状態で普通に座って聴くと、横向きのときと同じ適正バランスになっている。
上向きのスピーカーからの音は、室内では天井に反射してから耳に届いてくるので、その過程で高音が少し弱まり、耳に届いてくるときにはちょうどいい感じに整っているというわけだ。縦に吊るした際にも同じように、配置の仕方に合わせた調整が行われる。
PositionIQ機能のおかげで、どこに持っていってどんな置き方をしたときでも、耳心地のよさと描写の細やかさを絶妙に兼ね備える高音や、ふくよかでボリュームがありつつも緩んだ感触にはならない、これまた絶妙な中低音といった、ボーズらしいサウンドを安定して堪能できる。
そのサウンドは、人の声の優しさや温かみ、低音が胸に響く感じなどの表現も秀逸なので、トークコンテンツ好きな方にもおすすめだ。
徹底した防水防塵、便利なストラップ。ポータブルスピーカーとして隙なしの完成度だ
もちろん、他の部分に目を向けても、色々な場所に持ち歩きたくなる使い勝手の良いスピーカーであることも、SoundLink Flexのポイントだ。
ポータブルスピーカーとして最高レベルの防水防塵仕様で、一時的に水に沈んだ程度では余裕でセーフ。というかこのスピーカー、実は水に浮くのでそもそも水没しない。お風呂や湖に落としても慌てることなく「別に…」って感じで落ち着いて拾い上げればよいのだ。その間も音楽は流れ続ける。
ユーティリティループことストラップにも要注目。カラビナやフックと組み合わせれば、屋内外様々な場所でより自在な設置が可能となる。バスルームでも、浴槽の縁に置くよりタオルハンガーなどに吊るした方がスマートかもしれない。
ボディ全体はシリコン素材に包まれており、防水に頑丈さ、滑りにくさとあらゆる面から安心感がある。スピーカーグリルをみても、金属塗装の中でも特に頑強なパウダーコーティングで仕上げられているからやはり安心だ。
USB-C端子がキャップレス防水仕様なのも嬉しい。充電のたびにゴムキャップを開け閉めするタイプは面倒だし、閉め方が甘いとそこが防水の穴になってしまう不安もある。キャップレス防水ならこれまた安心だ。連続再生も12時間と十分に確保。
ベーシックな要素だけを見ても、ポータブルスピーカーとして隙のない高い完成度に仕上げられており、その上で新機能PositionIQによる安定したサウンド提供という新提案も含まれているのだ。
ポータブルスピーカーを、本当にポータブルアイテムとして、「あっちでもこっちでも使いたい、使いまくりたい」、そんなユーザーにこそ是非チェックしてもらいたいスピーカーだ。