PR 公開日 2024/12/13 07:00
“世界初” バイアンプ駆動完全ワイヤレスの実力や如何に。NUARL新フラグシップイヤホン「Inovator」レビュー
MEMS/ダイナミックドライバーのハイブリッド構成
音質とデザインに人並みならぬこだわりを持つ日本発のオーディオメーカーNUARLより、新しい完全ワイヤレスイヤホンのフラグシップモデルが登場する。それが「NUARL Inovator 2x2 Sound Truly Wireless Earbuds」(以下Inovator/正式名称は2つ目のoの上にウムラウト有)だ。
さすがNUARLというべきか、音質やデザイン、そしてユーザビリティと、全てのファクターに於いてこだわり抜かれた、今までにない製品に仕上がっている。そんなInovatorに迫っていこう。
まず、ハードウェアに関しては、主なサウンドキャラクターを担うLCP(液晶ポリマー)振動板を採用する新開発8mm径ダイナミック型ドライバー「NUARL DRIVER [N8] v4」に加え、超高域用として最近注目度の高いxMEMS製 “Cowell” MEMSスピーカーを搭載するハイブリッドドライバー構成を採用。
さらに、物理的なネットワーク素子を使用せず、それぞれのドライバーに個別のDAC(アンプ)を使用して、独立制御するバイアンプ駆動方式を組み合わせている。ちなみに同ブランドが「2x2 Soundテクノロジー」と呼ぶこの技術、コンサートなどのプロ音響や家庭用のハイエンドオーディオの世界では使用されているが、完全ワイヤレスイヤホンへの搭載は世界初とのことで、これによってハイブリッドドライバー構成のイヤホンが抱えるクロスオーバー歪みや音質への悪影響を解消でき、加えてドライバーごとの細やかな音質調整をも実現しているという。
また、MEMSドライバーとダイナミックドライバーは同一音軸上にレイアウト。アルミ合金製鍛造筐胴に収納し、さらにアナログ的にチューニングを施した単体の有線イヤホンとして筐体に内蔵することで、不要な共振を抑えてクリアなサウンドを実現するなど、徹底した音質向上を追求しているそうだ。
ちなみに、筐体の形状はカスタムIEMの耳型データベースを基にしたシミュレーションによって設計されたとのこと。医療等級の樹脂を使用し3Dプリントされた筐体を、カスタムIEM同様に職人がひとつひとつ手作業で仕上げているというこだわりようで、同じものが2つとない唯一無二の外観装飾は、大量生産が基本の一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは物としての成り立ちが大きく異なっている。
ハードウェア部分に加えてもうひとつ、音質面での大きなトピックといえるのが「Audiodo Personal Sound」と呼ばれる機能だ。これは専用のスマートフォンアプリ「NUARL do」で個人の聴覚特性を測定し、それに合わせてサウンドの最適化を行うというもの。Audiodoによる音質補正機能はいくつかのメーカーの製品で採用実績があるが、Inovatorに搭載される最新バージョンは、圧倒的な精度を確保しているという。
加えて、アプリには音楽プロデューサー、カール・フォーク(ワン・ダイレクションやアリアナ・グランデなど数々のミュージシャンに楽曲を提供)が監修したイコライザー「Audiodo Equalizer」が搭載されているとのことだから、こちらも大いに気になるところだ。
このほかにも、BluetoothコーデックはSBCやAACに加え、LDAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless、LC3など幅広いタイプに対応。特にLDACとaptX Adaptiveは96kHz/24bitまで対応しているというから嬉しい。また、低遅延のゲーミングモードや、将来的にはイマーシブオーディオ機能も搭載予定(後日ファームウェア・アップデートにて対応)など、最上位機種ならではの充実した機能性も持ち合わせている。
そのほか機能面ではフィードフォワード+フィードバック構成のハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載し、2台の端末に同時接続が可能な「マルチポイント接続」にも対応する。連続再生時間は約6時間(ANCオフ、音量50%時)、専用ケースからの充電を含めると約18時間の使用が可能となっている。
なお、イヤーピースは低反発フォームの「Magic Ear+7」と抗菌シリコン素材採用の「Block Ear+6N」という、NUARLオリジナルの2タイプが付属する。音や装着感など、好みに合わせて使い分けることができるようになっている。
さすがNUARLというべきか、音質やデザイン、そしてユーザビリティと、全てのファクターに於いてこだわり抜かれた、今までにない製品に仕上がっている。そんなInovatorに迫っていこう。
■MEMS & ダイナミックドライバーをバイアンプ駆動する“世界初”完全ワイヤレス
まず、ハードウェアに関しては、主なサウンドキャラクターを担うLCP(液晶ポリマー)振動板を採用する新開発8mm径ダイナミック型ドライバー「NUARL DRIVER [N8] v4」に加え、超高域用として最近注目度の高いxMEMS製 “Cowell” MEMSスピーカーを搭載するハイブリッドドライバー構成を採用。
さらに、物理的なネットワーク素子を使用せず、それぞれのドライバーに個別のDAC(アンプ)を使用して、独立制御するバイアンプ駆動方式を組み合わせている。ちなみに同ブランドが「2x2 Soundテクノロジー」と呼ぶこの技術、コンサートなどのプロ音響や家庭用のハイエンドオーディオの世界では使用されているが、完全ワイヤレスイヤホンへの搭載は世界初とのことで、これによってハイブリッドドライバー構成のイヤホンが抱えるクロスオーバー歪みや音質への悪影響を解消でき、加えてドライバーごとの細やかな音質調整をも実現しているという。
また、MEMSドライバーとダイナミックドライバーは同一音軸上にレイアウト。アルミ合金製鍛造筐胴に収納し、さらにアナログ的にチューニングを施した単体の有線イヤホンとして筐体に内蔵することで、不要な共振を抑えてクリアなサウンドを実現するなど、徹底した音質向上を追求しているそうだ。
ちなみに、筐体の形状はカスタムIEMの耳型データベースを基にしたシミュレーションによって設計されたとのこと。医療等級の樹脂を使用し3Dプリントされた筐体を、カスタムIEM同様に職人がひとつひとつ手作業で仕上げているというこだわりようで、同じものが2つとない唯一無二の外観装飾は、大量生産が基本の一般的な完全ワイヤレスイヤホンとは物としての成り立ちが大きく異なっている。
■Audiodoの音響補正機能を搭載。高音質コーデック、イマーシブオーディオなど充実の機能性
ハードウェア部分に加えてもうひとつ、音質面での大きなトピックといえるのが「Audiodo Personal Sound」と呼ばれる機能だ。これは専用のスマートフォンアプリ「NUARL do」で個人の聴覚特性を測定し、それに合わせてサウンドの最適化を行うというもの。Audiodoによる音質補正機能はいくつかのメーカーの製品で採用実績があるが、Inovatorに搭載される最新バージョンは、圧倒的な精度を確保しているという。
加えて、アプリには音楽プロデューサー、カール・フォーク(ワン・ダイレクションやアリアナ・グランデなど数々のミュージシャンに楽曲を提供)が監修したイコライザー「Audiodo Equalizer」が搭載されているとのことだから、こちらも大いに気になるところだ。
このほかにも、BluetoothコーデックはSBCやAACに加え、LDAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless、LC3など幅広いタイプに対応。特にLDACとaptX Adaptiveは96kHz/24bitまで対応しているというから嬉しい。また、低遅延のゲーミングモードや、将来的にはイマーシブオーディオ機能も搭載予定(後日ファームウェア・アップデートにて対応)など、最上位機種ならではの充実した機能性も持ち合わせている。
そのほか機能面ではフィードフォワード+フィードバック構成のハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載し、2台の端末に同時接続が可能な「マルチポイント接続」にも対応する。連続再生時間は約6時間(ANCオフ、音量50%時)、専用ケースからの充電を含めると約18時間の使用が可能となっている。
なお、イヤーピースは低反発フォームの「Magic Ear+7」と抗菌シリコン素材採用の「Block Ear+6N」という、NUARLオリジナルの2タイプが付属する。音や装着感など、好みに合わせて使い分けることができるようになっている。