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公開日 2022/05/11 12:20

iPodロスの方へ、Apple Watchを音楽プレーヤーに使うのがおすすめ

アップルTIPS
山本 敦
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アップルがiPod touchの生産を完了する。本機に変わるアップルのコンパクトなデジタルオーディオプレーヤーの不在を嘆いている方に、Apple Watchの音楽再生機能を紹介したい。

オーディオプレーヤーとして独自の進化に失敗したiPod



筆者はこれまで、数々のiPodを試してきた。iPod touchもほぼ初代のモデルを買って使い倒した。iPhoneでApple Musicなどの配信サービスに常時接続して音楽を聴くようになり、今は外出先での音楽リスニングにはハイレゾ音源を除き、iPhoneやほかのスマホを使っている。

iPod touchが多くのユーザーの選択肢から外れてしまった最大の理由は、直感的に音楽や動画の再生、ゲームが楽しめるUXの特徴がiPhoneに吸収されてしまったからだと思うが、ほかにもうひとつ理由があると思う。それは音楽プレーヤーとしてサイズが大きすぎることだ。

第7世代のiPod nano。コンパクトでスリムな本体にBluetoothオーディオやビデオ再生機能を搭載する

iPod touchの生産完了のニュースに寄せられるコメントを見ても、iPod nanoやディスプレイを持たないiPod shuffleをジョギングの時によく使っていたという書き込みが散見される。筆者も正方形のタッチディスプレイを備える第6世代のiPod nanoがジョギングなどワークアウトに欠かせないパートナーだった。軽くコンパクトで、スポーツウェアに素速くクリップして使えるところが最高過ぎた。

iPod nanoと比べてしまうと、iPod touchの大きさはワークアウトには持て余す。プレーヤーを上腕あたりに巻いて装着するバンド的なアクセサリーも試したが、これを身に着けることが面倒で使わなくなった。

iPod touchが第7世代目以降もデジタルオーディオプレーヤーとして生き抜く道があったとすれば、「ウェアラブル」なサイズや形状に、iPhoneとは別に独自の進化を遂げることだったと筆者は思う。では、そういうデバイスが現在アップルが展開するプロダクトラインナップにないのかと言えば、答えは否。Apple WatchがiPodに代わる、優秀なウェアラブルデジタルオーディオプレーヤーなのだ。

iPhone 13とiPod nanoのサイズを比較。2台持ちして使いたくなる

Apple Watchならストリーミング&ダウンロード再生も自由自在



Apple WatchにはBluetoothイヤホン・ヘッドホンをペアリングして音楽再生を楽しめるプレーヤー機能がある。現在筆者が導入しているものではApple Music、Spotify、Amazon Music、YouTube Music、TuneInラジオ、Apple PodcastやAmazon Audibleなど、音楽・音声サービスのストリーミング再生にApple Watchが対応する。

最新のApple Watch Series 7も便利な音楽プレーヤー機能を搭載している

セルラー機能を搭載するApple Watchであれば、iPhoneが近くになくても直接聴きたい楽曲をApple Watchで探して再生できる。セルラー通信を使わなくても、Apple Musicの楽曲はApple Watchに内蔵するストレージにダウンロードし、オフラインで聴くことも可能だ。

Apple Watchに組み合わせるBluetoothイヤホン・ヘッドホンはアップルのAirPodsシリーズ、Beats by Dr. DreのApple製チップを搭載するモデルであればペアリングがスムーズにでき、好相性だ。

Jabraの「Sound+」アプリに対応するBluetoothイヤホン・ヘッドホンもおすすめしたい。「Sound+」アプリは最新のiOS、watchOSにも最適化されており、Bluetoothペアリングがスムーズにできるだけでなく、Apple WatchからイヤホンのANCやヒアスルー機能の切り替えを操作できる「Jabra Elite 7 Active」のようなモデルが、特に機器連携の面でも心地よく使える。

Apple Watchと相性の良いワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 7 Active」

アプリの追加、Siriによる音声操作、Bluetoothオーディオが使えるところなど、Apple WatchはiPodよりもデジタルオーディオプレーヤーとして便利に使える魅力が多々ある。

iPodロスに打ちひしがれている方は、ぜひApple Watchを試してみるべきだ。

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