• ブランド
    特設サイト
公開日 2023/05/03 07:30

サブスクで聴ける! 90年代ビジュアル系バンド、配信状況まとめ

バンド名、読めますか?
編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
音楽にも様々なジャンルが存在するが、世界からも注目される日本独特の音楽ジャンルと言えばなんだろうか? そう、「ビジュアル系」だ。1990年代から今も活躍を続ける大物バンドだけでなく、当時のDNAを引き継ぎ進化して令和の今に活躍する新たなバンドも話題を集めている。では、そんなビジュアル系バンドは、サブスクリプション型音楽サービスでどれくらい配信されているのか? 90年代ビジュアル系バンドの配信状況を調べてみた。

90年代にメジャーデビューしたバンドを中心に配信状況をチェック

なお、この手の話題では例えばL'Arc〜en〜Cielに代表されるように「あのバンドはビジュアル系じゃない」という論争になりがちだが、本記事では「世間一般でビジュアル系のイメージを持たれがち」くらいのゆるい基準で進行していく。また、バンドによっては「一部作品のみ配信中」というものもある。そのほか、すべての配信サービスを調査しているわけではないため、記事で「配信中」と紹介してもサービスによっては配信されていない場合も考えられる。これらの点をあらかじめご了承いただきたい。

■“ビジュアル系”ジャンル誕生のきっかけ「エクスタシーレコード」



「ビジュアル系」というくくりは、X(X JAPAN)のメジャーデビュー作『BLUE BLOOD』に添えられていたコピー「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」がきっかけとなって誕生したと言われることが多い。そんなXの楽曲はバッチリとサブスク配信されている。

X関連では、hideおよびhide with Spread Beaverもサブスクで配信中。ただ、hide以外のメンバーのソロ作品はあまりサブスク解禁されておらず、YOSHIKIが単独で参加したKISSのトリビュートアルバムと、HYDEをフィーチャリングした「進撃の巨人」テーマ曲『Red Swan』、クラシックアルバム『YOSHIKI CLASSICAL』が配信されているくらい。YOSHIKIが小室哲哉と結成した「V2」も配信されていない。

そして、YOSHIKIが設立した「エクスタシーレコード」に所属歴のあるLUNA SEA、GLAYも、サブスク解禁済み。河村隆一、SUGIZO、INORAN、J、そしてTAKUROらのソロ作品も配信されている。

もう少し後輩のバンドになると、当時YOSHIKIプロデュースでデビューしたDIR EN GREYもサブスク解禁済み。そのほか、エクスタシーレコードとは関係ないが、Xと同時期にメジャーデビューしていたBUCK-TICKの楽曲もサブスク解禁されている(※メジャーデビューはXよりBUCK-TICKのほうが早い)。

■ミリオンヒット連発、有名バンド系



前述のLUNA SEAやGLAYに限らず、90年代はビジュアル系バンドの様々な楽曲が大ヒットを飛ばした時代だった。そして現在、L'Arc〜en〜Ciel、PENICILLIN、SIAM SHADE、SOPHIA、黒夢など、ビジュアル系に詳しくない人にも知られている人気バンドの曲がサブスクで聴ける状況だ。

ボーカルIZAMの外見でも世間に大きな衝撃を与えたSHAZNAもサブスク配信中。活動停止を経ていったんは解散したものの、その後2017年に再結成したこともサブスク解禁につながったのかもしれない。

なお、Janne Da Arc、およびボーカルyasuのソロプロジェクトであるAcid Black Cherryなど、現在は解散/活動休止しているバンドでもサブスク配信されている場合がある。こちらはサブスクが日本でも定着し始める時期までAcid Black Cherryが活動していたことが、Janne Da Arcの配信解禁の判断にも好影響を与えたのだろうか。

■サブスク解禁されていないバンドは?



では逆に、サブスク配信が解禁されていないビジュアル系バンドにはどんなものがあるのか? その代表格がLa'cryma Christi、MALICE MIZER、PIERROTだ。MALICE MIZERとPIERROTに関しては、ボーカルだったGackt(MALICE MIZER)、キリト(PIERROT)のソロ作品は解禁されているのだが、バンドとしては配信がない。ちなみに、キリトは現在アルファベットの「KIRITO」名義で活動しているが、Amazon Music Unlimitedではカタカナの「キリト」でないと検索にヒットしないので注意されたい。

そして、La'cryma Christi、MALICE MIZER、SHAZNAと並び“ビジュアル系四天王”と呼ばれることもあったFANATIC◇CRISISは、「SpotifyやApple Musicでは配信されているが、Amazon Music Unlimitedでは配信されていない」という少し珍しいケース。記者がAmazon Music Unlimitedで検索した限りでは、アルファベット表記でもカタカナ表記でも、そして「◇」を取ってみてもヒットしなかった。

■テレビ番組「BREAK OUT」出身系バンドの解禁状況は?



現在も深夜に放送を続けるテレビ朝日系の音楽番組「BREAK OUT」は、90年代当時、インディーズのビジュアル系バンドを紹介することも多かった。La'cryma ChristiやFANATIC◇CRISISといった前述のバンドたちも、この番組への出演がブレイクにつながったと言えるだろう。

同番組出身でスマッシュヒットを飛ばしたバンドのひとつが、D-SHADE。しかし残念ながらサブスク配信は解禁されていない。ただ、YouTubeでは当時のMVが公式に配信されているので探してみるものいいだろう。



同番組からはそのほかにもいくつかのバンドが当時(一部界隈で)話題を集めたが、やはりさすがに現在サブスク配信されているケースは見つからない。クレヨンしんちゃんのEDに起用されたメジャーデビュー曲のみが配信されているL'luvia(ジュビア)というレアケースがあるくらいだ。

■世間的には少しマイナーなビジュアル系バンドも配信中



そして、「LUNA SEAやGLAYほど広く知られているわけではないが、ビジュアル系好きには知られている」バンドも配信されていることがある。Eins:Vier、Laputa、Psycho le Cemu、Plastic Treeなどがサブスクで聴けるとなると、思わず反応してしまう人もいるのではないだろうか。

そのほか、ムック、シド、ナイトメア、アリス九號.、the GazettEなど、ゼロ年代メジャーデビュー組にもサブスク解禁されているバンドが多数。また、これまで挙げてきた以外でも、様々なバンドが実はサブスク配信中だ。ぜひチェックしてみてほしい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「Amazon プライムデー」本セールが7月16日0時からついにスタート!安くなるものを事前チェック!
2 ヨドバシやビック、Amazonプライムデーより安い超特価セール実施中!見比べないと損をする
3 【レビューあり】Amazonプライムセール、JBLの人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!
4 Amazonプライムデー先行セールで「半額」「半額以下」で買えちゃうイヤホン・ヘッドホン
5 Amazonプライムデー、FireTV Stick 4K/4K Maxが過去セール超えの大幅割引中
6 Amazonプライムデー、オーディオテクニカのTWS、ヘッドホン、マイクが多数お買い得に!
7 Amazonプライムデー、読み放題・聴き放題などサブスクも無料に! 登録すべきキャンペーンまとめ
8 Prime Videoの有料チャンネル「アニメタイムズ」が60日間無料。7/17まで
9 ノジマとオーディオスクエアのシナジーで“テレビの音の最適解”を案内。存在感を増すネットワーク&HDMI対応アンプ
10 <ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
7/16 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.193
オーディオアクセサリー大全2024~2025
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2024~2025
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.21 2023 WINTER
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.21
プレミアムヘッドホンガイド Vol.31 2024 SPRING
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.31(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2023受賞製品お買い物ガイド(2023年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2023年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX