「価格相応」という言葉がありますが、10,000円未満の完全ワイヤレスイヤホンには当てはまりません。価格以上の音質を備えていたり、高品位でカラフルなデザインであったりと、コスパに優れたアイテムが多いからです。
デザイン重視の方には、7色展開に加えて指紋がつきにくい粉雪塗装がユニークなag、大人キレイな北欧生まれのSUDIO、犬のマークがかわいいビクターなどがおすすめ。音質やコスパ重視の方には、EDIFIERやSOUNDPEATSが最有力!ノイズキャンセリングや高音質コーデックの搭載など、上位モデル顔負けのスペックを備えています。
30,000円から上の価格帯で有力候補になるのは、ベストセラーのApple「AirPods Pro」です。しかし、プレミアムな価格帯には他にも個性の強いモデルが勢揃い。音楽好きなら自分にぴったりのサウンドを探してみませんか?高級有線イヤホンを手掛けるメーカーのモデルは、独自の音響技術を持ち、個性豊かなサウンドが魅力。高額モデルを購入するなら、そんな音質特化のモデルを選んでみてはいかがでしょう。デノンやfinal、ゼンハイザーは高音質と機能性が両立した秀作。NOBLE AUDIOやUnique Melodyは音に全振りした設計が潔く、音への自信が垣間見えます。
イヤホンは身につけるものだから、見た目にもこだわりたい。昨今の平成レトロブームに乗って人気が高まる「スケルトンデザイン」はいかがでしょうか。清涼感と都会的な印象があり、無色のモデルならば組み合わせるファッションの自由度も高まります。一方、オーディオの観点では透明であることは、裏を返せば設計を隠せないことにも繋がりますので、本物志向のアイテムが多いです。
Beats by Dr. Dreや水月雨のように無色透明のものもあれば、JBLやNothing、AVIOTのように透明でもカラー展開があるものも。あなた好みの“透け感”を楽しみましょう。
イヤホンの重さはそのまま装着の快適さに繋がります。目安となるAirPods Proの重さは約5.3g。小さくて軽いイヤホンが欲しいなら、それよりも軽量、具体的には4g以下を目安に選ぶとグッと軽快さが増します。軽量になれば、イヤホンもケースも小型になるメリットもありますので、カバンの中にコンパクトに収納できます。アクセサリーのように使えるカラフルなモデルならオーディオテクニカやHAPPY PLUGS、LYPERTEKを。GLIDICは耳に乗せる感覚で装着できます。YOBYBOはイヤホンをスライドして取り外しするケースが、遊び心があってユニークです。
昨今のヒットチャートを賑わせている音楽や、映画やゲームを楽しむとき、迫力の重低音は欠かせません。低域重視のチューニングをアピールするイヤホンはたくさんありますが、実はメーカーごとに違った個性があります。
音質面だけとっても、agはボーカルや楽器の音をマスクしない「心地よい重低音」、オーディオテクニカは「キレのある重低音」、AVIOTは「迫力と繊細の両立」と狙いはそれぞれ。JVCは防滴防塵のタフさ、SOULはコスパの高さが魅力です。また、これまで大柄ボディが主流でしたが、小耳でも着けられる小型軽量タイプが増えています。
ナチュラルなサウンドとは、過度に演出を加えずに録音された音源をストレートに再生すること、つまり「Hi-Fi」といいます。ナチュラルサウンドを求めるなら、自社が目指すHi-Fiサウンドの指標を持った、老舗オーディオブランドのアイテムを選ぶのがお薦めです。
デノンはアンプなどの設計で有名な専業メーカー。ビクターやテクニクスはコンポーネントからスピーカーまで開発する総合ブランドです。Bowers&Wilkinsは世界的なスピーカーブランド、HIFIMANもヘッドホンを主としたもはや老舗のブランド。いずれも音づくりに哲学があります。
電車通勤や通学、飛行機に乗るシーンでは、ノイズキャンセリング機能があれば、騒音に悩まされることなく、音楽や動画の世界に没入できます。ただ近年はノイズキャンセリング搭載を謳うモデルも多く、選び方が難しいかもしれませんが、高い性能を求めるならテクノロジー志向の大手メーカーが安心です。ハイブリッド方式などスペック的には同じように見えても、低域の消音効果などに大きな差があります。また環境の騒音をモニタリングし、消音効果を最適化する技術やパーソナライズといったことまで、日進月歩で進化を続けている最もホットなジャンルです。
動画やゲームを楽しむためには「遅延対策」重要です。YouTube動画で声と口の動きが合わないと感じたらそれが遅延です。というのもSBC接続では220msec(0.22秒)も音が遅れるとされています。一方、人は100msec(0.1秒)の遅れがあると遅延を感じるそう。そのため、独自の低遅延モードを搭載したモデルや、組み合わせるスマホ側も対応している必要がありますが、50~80msec(0.05~0.08秒)の遅延で済むaptX Adaptiveに対応したモデルが推奨されます。PCやPS5を使う方には、JBLやRazerのように独自無線規格を使うUSBドングル付属モデルもおすすめです。
2500を超えるアイテムがエントリーする国内最大級のオーディオ・ビジュアル総合アワード「VGP」。評論家10名、全国の有力販売店30社が、ベストセラー間違いなしのアイテムを選ぶべく審査投票に参加しています。そんなプロの厳しい審美眼にかなった各カテゴリーNo.1の「金賞」モデルをピックアップ!JBLやテクニクスのフラグシップモデルは音質の高さで双璧をなす出来栄え。ロジクールはイヤピをセミカスタムできるユニークな仕様です。ハイブリッド型採用のSOUNDPEATSや平面磁界駆動型ドライバーを搭載するアビオットなど音で選んでほしい傑作です。