卵型スピーカーの秘密<その1>
富士通テンの卵型スピーカーシステム |
昨日、「ECLIPSE TD」卵型スピーカーシステムの限定版、「ECLIPSE TD 508PA LIMITED EDITION“Power Silver”」10万円(税別)が発売開始された。そのベースとなった富士通テンの「508PA」10万円(税別)はダークブルーであるのに対し、この限定版はダークメタリックシルバー。PowerMac G4と合うカラーコーディネートがされ、また、パソコンに接続しやすく、ステレオミニプラグによる入力も採用している点もオリジナルと異なっているのが特徴だ。
これによって、通称“中卵”にも、銀色が登場したわけだ。銀色の卵といえば、タイムドメインの「TIMEDOMAIN mini」\18,000(1セット・税別)、通称“小卵”があるが、こちらはアンプ内蔵としたコンパクト版。また、富士通のデスクトップパソコンにも外観がほぼ同じ形をした別モデルが付属していたので、この音を耳にした人も多いだろう。卵型スピーカーの仲間は、続々と増えつつあるのだ。
この“小卵”には、実はいくつかの種類があって、音も……など、いろいろと話題がある。噂が噂を呼んで間違いもあるようなのでいずれ話題とすることとして、限定版発売を機に、卵型スピーカーの秘密を数回にわたり取り上げてみよう。まず最初はこの卵型スピーカーの基本の話題から入っていこう。
同じ卵型でも、もちろんグレードによって音が違うのは当然だ。富士通パソコンの付属品を聴いて、富士通テンの最高級品の卵型の音もこんな感じ…というように簡単にいいきるのは“もったいない”判断。もちろんパソコン付属品にも、パソコン用としてあり余る性能があることは認めよう。でも、大きい卵、中くらいの卵の音はもっといい。だから、ぜひその音を、まずその耳で確かめてもらいたいと思う。
音を聴くことができる全国のオーディオ販売店は、富士通テンのホームページに載っているのでそちらを参照してほしい。
以下、次回へ。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
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