<CES2007:TAD>待望の新フラグシップ「TAD-Reference One」ほぼ完成型をデモ
そのTADのプロフェッショナルオーディオ技術を投入して、究極のコンシュマー用スピーカーシステムとして登場したのが、2003年のTAD-M1だった。その、「音像と音場を高次元で両立したスピーカー」のコンセプトの良い部分を受け継ぎながら、さらに完成度を高めて新技術を盛り込み、2007年にコンシューマー用の第2弾として登場することになったのが、TAD-R1である。
使用ユニットは、同軸CSTと25cmウーファーで、M1と同様だが、スピーカーキャビネットやネットワークに新たな工夫を盛り込んだ結果、ユニットの性能を従来機以上に発揮させることを可能にしているのが、大きな進化のポイントとなる。
トゥイーターとミッドレンジのネットワークは、ターミナルを兼ねた27mm厚のアルミ押し出し材に固定。ウーファーのネットワークは別位置の側面下方に固定されている。
ダクトには独特の形状で、設置した床面からの影響を少なくした「エアロダイナミックポートシステム」を採用し、また、ボトムプレートは航空機用の10mmのアルミ合金素材を配置。支持方式は3点支持のスパイクで、2種類の角度のものを用意し、付属する。なお、キャビネットの仕上げは一種類が予定されている。
(オーディオアクセサリー編集部・中野)
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