2009東京インターナショナルオーディオショウレポート

オルトフォン90周年記念モデル「MC-A90」などデモ/TAOCは特殊塗装モデルなど参考出展多数

公開日 2009/10/03 09:00 Phile-web編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

オルトフォンジャパンのデモの様子
ここではオルトフォンジャパンとTAOC(アイシン高丘)両ブースの展示内容をお伝えしよう。

■オルトフォンジャパン

オルトフォンジャパンのブースでは大量のカートリッジを展示。JBLやオルトフォンブランドのスピーカー「Kailas」などによって、実際にその音を確認することができる。

中でも注目なのは、90周年を迎えた同ブランドの記念事業として開発され、今秋発売となるMCカートリッジ「MC-A90」(441,000円/税込)。一切の不要部材を取り除いた簡素な構造とすることで、内部共振の要因を排除。またステンレス微粉をレーザー焼き付けすることで層を作り、積層したモノコックシャーシを採用したほか、レコード盤のカッティングカッターと同形状の針「Replicant 100」を搭載するなど、90周年記念モデルにふさわしい革新的な仕様を備えている。

MCカートリッジ「MC-A90」

MCカートリッジではほかにも、「SPL-90 Anniversary」というモデルも出展。価格は210,000円(税込)。

「SPL-90 Anniversary」

フォノイコライザー新モデル「EQA-999」も参考出展していた

さらに、同社がこれまで培った技術を集大成したという新たなMC型カートリッジ“Cadenzaシリーズ”も展示。10月中旬頃から販売を開始するという。価格が低い製品から順に、Cadenza Mono/Red/Blue/Bronze/Blackの5種類が用意され、単にカラーが異なるだけでなく、搭載されている技術や仕様も異なっている。価格レンジは110,250円〜236,250円(税込)。

Cadenzaシリーズ

またMMカートリッジでは、2Mシリーズをメインに出展。MCカートリッジ並みの周波数特性を備えた製品で、これも仕様や搭載技術が異なる2M Red/Blue/Bronze/Blackの4製品がラインナップされている。

MMカートリッジ“2Mシリーズ”

スピーカーでは、Kailasシリーズの新製品「Kailas 5」を披露。すでに発売されている「Kailas 7」の弟機にあたるモデルで、販売開始時期は未定だが、国内での販売価格は89,250円(1本・税込)を予定しているという。

次ページTAOCは多数の新商品を参考出展

1 2 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE