厳選された音質パーツを惜しみなく投入
マランツ、上位機の技術を投入したプリメインアンプ「PM-14S1」
ディーアンドエムホールディングスは、マランツのプリメインアンプ「PM-14S1」を10月中旬に発売する。価格は252,000円(税込)。
本機は「14」シリーズにラインナップされたプリメインアンプで、同時にUSB-DAC/SACDプレーヤー「SA-14S1」(関連ニュース)も発表された。「14」シリーズは、同社の従来の「13」シリーズと「15」シリーズを統合した、新たなラインナップとなる。
SA-14S1が外観以外をほぼ刷新したのに対して、PM-14S1は従来機をベースに「PM-11S3」(関連ニュース)のテクノロジーを導入し、開発されたモデルとなる。本機についても、同社のCSBUデザインセンター マランツ音質マネージャー 澤田龍一氏が詳細の説明を行った。
■PM-11S3のテクノロジーを多数投入
プリアンプ部には、HDAM-SA2モジュールを使用したCD専用の入力バッファーと、その他ライン入力用の入力バッファーを搭載。バッファーアンプによって入力信号を低インピーダンスすることで、L/Rチャンネル間、および各入力ソース間の相互干渉を防いでいる。また、HDAM-SA2、HDAM-SA3を各回路に使用することで、チャンネルセパレーションなどを向上させている。
本機はボリュームアンプ初段のHDAM-SA3の素子に、フェアチャイルド・セミコンダクター社のトランジスターを初採用した。この点について澤田氏は、「近年、オーディオ用の優れたトランジスターが手に入りづらくなっている。一方で、他社がオペアンプを用いているのに対し、我々には徹底したディスクリート思想がある。HDAMを作れなくなるかもという危機感の中で、地道にオーディオ用トランジスターを開発していたフェアチャイルドに目を付けた」と述べた。
また、デジタル制御の可変ゲインアンプによってボリュームを高精度に調節する「リニアコントロール・ボリューム」を搭載。このボリューム回路はMICRO ANALOG SYSTEMS社のボリュームコントロールIC「MAS6116」と、HDAM-SA2、HDAM-SA3を用いた電流帰還型アンプ回路から構成されており、アナログボリュームで問題となる連動誤差を極小化しつつ、空間表現力を向上させた。
また、ゼロクロス検出によるゲイン切り替えにより、ボリューム操作時のクリックノイズの発生も排除している。可変抵抗体を使用していないため、部品の経年劣化に伴う音質変化もないという。また、F.C.B.S(Floating Control Bus System)により最大4台のPM-14S1のボリュームを連動させることができ、複数台のPM-14S1によるマルチチャンネルシステムやバイアンプ駆動システムの構築も可能となっている。
本機は「14」シリーズにラインナップされたプリメインアンプで、同時にUSB-DAC/SACDプレーヤー「SA-14S1」(関連ニュース)も発表された。「14」シリーズは、同社の従来の「13」シリーズと「15」シリーズを統合した、新たなラインナップとなる。
SA-14S1が外観以外をほぼ刷新したのに対して、PM-14S1は従来機をベースに「PM-11S3」(関連ニュース)のテクノロジーを導入し、開発されたモデルとなる。本機についても、同社のCSBUデザインセンター マランツ音質マネージャー 澤田龍一氏が詳細の説明を行った。
■PM-11S3のテクノロジーを多数投入
プリアンプ部には、HDAM-SA2モジュールを使用したCD専用の入力バッファーと、その他ライン入力用の入力バッファーを搭載。バッファーアンプによって入力信号を低インピーダンスすることで、L/Rチャンネル間、および各入力ソース間の相互干渉を防いでいる。また、HDAM-SA2、HDAM-SA3を各回路に使用することで、チャンネルセパレーションなどを向上させている。
本機はボリュームアンプ初段のHDAM-SA3の素子に、フェアチャイルド・セミコンダクター社のトランジスターを初採用した。この点について澤田氏は、「近年、オーディオ用の優れたトランジスターが手に入りづらくなっている。一方で、他社がオペアンプを用いているのに対し、我々には徹底したディスクリート思想がある。HDAMを作れなくなるかもという危機感の中で、地道にオーディオ用トランジスターを開発していたフェアチャイルドに目を付けた」と述べた。
また、デジタル制御の可変ゲインアンプによってボリュームを高精度に調節する「リニアコントロール・ボリューム」を搭載。このボリューム回路はMICRO ANALOG SYSTEMS社のボリュームコントロールIC「MAS6116」と、HDAM-SA2、HDAM-SA3を用いた電流帰還型アンプ回路から構成されており、アナログボリュームで問題となる連動誤差を極小化しつつ、空間表現力を向上させた。
また、ゼロクロス検出によるゲイン切り替えにより、ボリューム操作時のクリックノイズの発生も排除している。可変抵抗体を使用していないため、部品の経年劣化に伴う音質変化もないという。また、F.C.B.S(Floating Control Bus System)により最大4台のPM-14S1のボリュームを連動させることができ、複数台のPM-14S1によるマルチチャンネルシステムやバイアンプ駆動システムの構築も可能となっている。
関連リンク