PS Audio、アナログ信号をDSD/PCM変換できるADコンバーター付フォノアンプ

完実電気は、アナログ信号をDSD/PCMへ変換できる、PS AudioのADコンバーター付フォノアンプ「NuWave Phono Converter」（NPC）を12月上旬に発売する。シルバーとブラックの2色を用意しており、価格は231,000円（税込）

フォノプリアンプ機能に加え、アナログ信号のDSD/PCM への変換機能も併せ持つという製品。DSD/PCMでデジタル出力したデーターをパソコンへ取り込み可能。オーディオ・ホームシアター展 2013で参考出展されていたモデル（関連ニュース）が正式発表された格好。

アナログ設計は、クラスA、オールFET、全段バランス設計を採用。アナログ出力はバランス、アンバランスを各1系統装備し、さらに、デジタル回路には、PWD2で採用されたデジタルレンズと、Asyncnonusを採用。Coaxデジタル出力、USB出力、I2S出力を搭載している。

また、デジタル信号の出力は、DSD 5.6/2.8, PCM192-44/24-16まで設定を変更することが可能。なおDoPにも対応している。

電源回路には、カスタム仕様の大型トロイダルトランスに、レベルの低い入力信号に配慮したシールドケースを採用した他、大型コンデンサーと、デジタル、アナログ基板それぞれ2ヶ所にジェネレーターを置くなどのこだわりを投入。

アナログ回路と、DSD/PCM のデジタル出力が可能なデジタル回路は、基板で分離。これにより「純度の高いアナログと最先端の技術を搭載したデジタルを、1 台の製品で楽しむことができる」としている。

低出力MC カートリッジ (0.3mv)、およびMM カートリッジが使用可能。背面にある端子にて、カートリッジの入力インピーダンス、入力容量の設定が行える。

フロントパネルには有機ELディスプレイを搭載。外形寸法は210Wx 61Hx 360Dmm、質量が6.4kgで、3ピン-2ピンアダプターなどが付属する。