試聴体験+開発陣とのトークを堪能
大阪でTechnics「C700シリーズ」のサウンドを体感!プレミアム試聴会レポート
5月30日(土)、31日(日)に、パナソニックセンター大阪にて、Technics“Premiumシステム”「C700シリーズ」をじっくりご体験いただけるプレミアム試聴会を開催致しました。
小社刊「オーディオアクセサリー」誌とPhile-webでは、昨年から「Technics プレミアム試聴会」を東京や大阪で開催して参りました。大阪での開催は、昨年12月のR1シリーズのイベント以来。その際「C700シリーズの音も聴いてみたい」という声をいただいており、今回は満を持しての開催となりました。
■「技術追究だけでなく、音楽の感動を伝えることが目標」
まずイベントの冒頭では、Technicsチーフエンジニアの井谷哲也氏が「C700シリーズ」に投入された技術について解説しました。
C700シリーズも、上位モデル“Referenceシステム”R1シリーズと同じく、Technicsのブランドフィロソフィーである「Rediscover Music」=音楽の魅力を再発見する製品でありたいという思いから生まれたモデル。井谷氏は「技術やスペックの追究だけでなく、音楽の感動を伝え、感性を揺さぶることを目標としました」と語ります。
新生Technicsのキーとなっているのが、フルデジタルアンプ「JENO デジタルエンジン」です。「従来のデジタルアンプの音質を改善しながら、LAPCなどアナログアンプではできなかったことまで可能にしてくれます」
そしてネットワークプレーヤー「ST-C700」は、最大192kHz/24bitのPCM音源と、最大5.6MHzのDSDという、現在主流であるハイレゾ音源の再生に対応。音質的にはノイズ対策に注力しており、USBやLAN、同軸端子部分に、入力機器からのノイズを徹底的に排除するパーツを配置しています。さらに、「Virtual Battery Operation」機能によって音楽再生時に電源ノイズがクロック生成回路に混入するのを防ぎ、ジッターを減らしています。
CDプレーヤー「SL-C700」はCDの音源を最大176.4kHz/32bitまでアップサンプリングできる「High Res Re-master」機能も搭載し、ハイレゾ時代にも対応した楽しみ方ができることを紹介していました。
そしてスピーカー「SB-C700」は、同軸平板ユニットを採用。「80年代後半のTechnicsブランドで既に採用していたもの。その頃に培った技術を活かしながら、使う材料などを進化させています。当時はウーファー振動板はアルミだけでしたが、今回はアルミとカーボンクロススキン材を組み合わせたサンドイッチ構造です。トゥイーターは、ドーム形状をシミュレーションで最適化することで100kHzまでの再生を実現しました。またキャビネットはMDF製で、板厚を不均一にすることで余計な共振を低減。ラウンド形状とすることで回折反射を低減しています。
井谷氏は「C700シリーズは広大な音場と立体感ある音像を再現し、聴いていて気持ちいい音を目指しました」と締めくくりました。
■「技術面でのこだわりが、実際に音を聴いてみるとよく分かる」
試聴パートでは、評論家の鴻池賢三氏が選んだ音源を使ってC700シリーズの音をお楽しみいただきました。今回も、東京会場に引き続き誰もが聴いたことがあるポピュラーな音楽を中心にセレクト。大阪でも非常にみなさんの反応が良かったのは、やはり松田聖子「裸足の季節」(96kHz/24bit FLAC)でした。「これは昔の音源と同じものなんですか?」と驚く方や、「古い録音なのにすごく音がいい!」と笑顔を見せる方など、そのサウンドに感銘を受けていました。
そのほかにもクラシックやポップス、女性ボーカルなど様々なソースを再生。LAPCのON/OFFによる音の違いや、CDをアップサンプリングする「High Res Re-master」の効果を実際にご体感いただきました。鴻池氏は各曲の聴きどころなどを説明しながら、「時間軸とか位相とか、技術的な言葉だけだと難しく感じるかも知れませんが、実際に音を聴いてみるとよく分かると思います」とコメントしていました。
小社刊「オーディオアクセサリー」誌とPhile-webでは、昨年から「Technics プレミアム試聴会」を東京や大阪で開催して参りました。大阪での開催は、昨年12月のR1シリーズのイベント以来。その際「C700シリーズの音も聴いてみたい」という声をいただいており、今回は満を持しての開催となりました。
■「技術追究だけでなく、音楽の感動を伝えることが目標」
まずイベントの冒頭では、Technicsチーフエンジニアの井谷哲也氏が「C700シリーズ」に投入された技術について解説しました。
C700シリーズも、上位モデル“Referenceシステム”R1シリーズと同じく、Technicsのブランドフィロソフィーである「Rediscover Music」=音楽の魅力を再発見する製品でありたいという思いから生まれたモデル。井谷氏は「技術やスペックの追究だけでなく、音楽の感動を伝え、感性を揺さぶることを目標としました」と語ります。
新生Technicsのキーとなっているのが、フルデジタルアンプ「JENO デジタルエンジン」です。「従来のデジタルアンプの音質を改善しながら、LAPCなどアナログアンプではできなかったことまで可能にしてくれます」
そしてネットワークプレーヤー「ST-C700」は、最大192kHz/24bitのPCM音源と、最大5.6MHzのDSDという、現在主流であるハイレゾ音源の再生に対応。音質的にはノイズ対策に注力しており、USBやLAN、同軸端子部分に、入力機器からのノイズを徹底的に排除するパーツを配置しています。さらに、「Virtual Battery Operation」機能によって音楽再生時に電源ノイズがクロック生成回路に混入するのを防ぎ、ジッターを減らしています。
CDプレーヤー「SL-C700」はCDの音源を最大176.4kHz/32bitまでアップサンプリングできる「High Res Re-master」機能も搭載し、ハイレゾ時代にも対応した楽しみ方ができることを紹介していました。
そしてスピーカー「SB-C700」は、同軸平板ユニットを採用。「80年代後半のTechnicsブランドで既に採用していたもの。その頃に培った技術を活かしながら、使う材料などを進化させています。当時はウーファー振動板はアルミだけでしたが、今回はアルミとカーボンクロススキン材を組み合わせたサンドイッチ構造です。トゥイーターは、ドーム形状をシミュレーションで最適化することで100kHzまでの再生を実現しました。またキャビネットはMDF製で、板厚を不均一にすることで余計な共振を低減。ラウンド形状とすることで回折反射を低減しています。
井谷氏は「C700シリーズは広大な音場と立体感ある音像を再現し、聴いていて気持ちいい音を目指しました」と締めくくりました。
■「技術面でのこだわりが、実際に音を聴いてみるとよく分かる」
試聴パートでは、評論家の鴻池賢三氏が選んだ音源を使ってC700シリーズの音をお楽しみいただきました。今回も、東京会場に引き続き誰もが聴いたことがあるポピュラーな音楽を中心にセレクト。大阪でも非常にみなさんの反応が良かったのは、やはり松田聖子「裸足の季節」(96kHz/24bit FLAC)でした。「これは昔の音源と同じものなんですか?」と驚く方や、「古い録音なのにすごく音がいい!」と笑顔を見せる方など、そのサウンドに感銘を受けていました。
そのほかにもクラシックやポップス、女性ボーカルなど様々なソースを再生。LAPCのON/OFFによる音の違いや、CDをアップサンプリングする「High Res Re-master」の効果を実際にご体感いただきました。鴻池氏は各曲の聴きどころなどを説明しながら、「時間軸とか位相とか、技術的な言葉だけだと難しく感じるかも知れませんが、実際に音を聴いてみるとよく分かると思います」とコメントしていました。