<IFA2005レポート:エプソン>注目の新プロジェクター「EMP-TWD1」と「EMP-TW600」が登場
世界的な規模で家庭用プロジェクター文化の普及に向けて邁進するエプソンから強力な新製品群が登場した。
■サウンドシステムを内蔵したオールインワン型で誰にでも簡単に使える「EMP-TWD1」
2006年にドイツで開催されるサッカーワールドカップに向けて地元のドイツでも大画面に対する需要が高まってきている。エプソンのブースでは「EXCEED YOUR VISION」をキーワードに家庭用液晶プロジェクターをメインに展示。中でも大々的にプロモーションをしていたのがプロジェクターとサウンドシステムを一体化した新製品の「EMP-TWD1」だ。これは先に発売されVGP(ビジュアルグランプリ)2005 summer で見事金賞に輝いた「EMP-TW20」のプロジェクター部とサウンドシステムを一体化したものだ。
プロジェクター部に用いられている液晶パネルは、0.55インチインチワイド。135WUHEのE-TORLランプを採用。F1.7〜2.1の1.5倍ズームレンズは、上下方向最大50%、左右方向最大25%のレンズシフト機能を装備。輝度は1,200ANSIルーメンと明るい部屋でも楽しめる。コントラストは1000対1を実現。
DVDプレーヤーとオーディオアンプ、スピーカーで構成されるサウンドシステム部はビクターの協力を得て開発したもの。アンプ部は2チャンネルで各チャンネルの出力は10W。スピーカーには何とビクターの誇るDDスピーカーを採用し、コンパクトオーディオシステムとしても使えるほどの実力を持たせている。対応ディスクフォーマットはDVD に加えて、音楽CD、JPEGなどで記録されたCDまでサポート。サラウンド音声フォーマットはDTSとドルビーデジタルのデコーダーを搭載。内蔵スピーカーは2本だが、5.1chシステムに繋ぎたいという時にも対応できるように光デジタル出力端子を装備。サブウーファー用出力端子も設けられている。
サイズは横幅340mm、高さ200mm、奥行き310mm。ややずんぐりむっくりした愛らしいスタイルで、従来のプロジェクターのイメージとは大きくかけ離れている。重量は7.0kg。前面のパネルにはDVDのローディング部とディスプレイ部、スピーカーを配置。スピーカー前面のネットは左右側面にまで回りこまされていて音響的な配慮がうかがわれる。レンズは後側のパネルに配置。上部のパネル上にあるDVDの操作部はシンプルで使いやすそう。
DVDと一体型のプロジェクターとしてはすでに「Optoma」ブランドからも発表されているが、「Optoma」では簡易音声再生を目指しているのに対し、本機はCDミニコンとしても使えるほどのグレードのオーディオ仕様となっている。DVDプレーヤーとプロジェクター、さらにアンプやスピーカーまで一体化することによって、面倒な結線が不要で誰にでも簡単に高品位な映像と音声を楽しむことができ、音楽を楽しむためのCDコンポとしても使える「EMP-TWD1」は、様々な生活場面で楽しめる画期的な製品で、会場での注目度も非常に高い。ブースの説明員によると、欧州での発売はこの秋。価格は1,300ユーロ程度を予定しているとのこと。
■液晶パネルに最新世代の「D5」を搭載し、エプソンが持つ最新技術を結集した高級機「EMP-TW600」
エプソンのブースではこの「EMP-TWD1」に加えて、高級機も発表された。これは最新世代の液晶パネル「D5」を搭載した高級機。パネルの解像度は1280×720pでHD readyとクレジットされている。170WUHEのE-TORLランプを搭載。F2.1〜2.8の光学1.5倍ズームレンズは上下方向最大100%、左右方向最大50%と調整範囲が広い。輝度は1600ANSIルーメンと大幅に高められ、コントラスト比も5000対1を実現。明るい場所から専用の暗室に到るまで幅広い環境で楽しむことができる。HDMI入力端子も備えている。
外観は既存モデルの「EMP-TW500」、「EMP-TW200」と似ているが、レンズ周りの凹凸やボディー全体の曲線が強調されている。さらに前面にホーンスピーカーのような形状をした排気口が設置されており、全体的に凄みを感じさせられるデザイン。いかにも素晴らしい画が出てきそうな雰囲気を漂わせている。26dBというファンノイズの低さも本機の大きな特徴。こちらのモデルも今週の発売予定とのこと。エントリーモデルの「EMP-TWD1」とあわせて、家庭の中におけるプロジェクター文化の創造に熱心な取り組みを見せているエプソンの意欲作の登場だ。
(Semka21編集部)
[IFA2005REPORT]
■サウンドシステムを内蔵したオールインワン型で誰にでも簡単に使える「EMP-TWD1」
2006年にドイツで開催されるサッカーワールドカップに向けて地元のドイツでも大画面に対する需要が高まってきている。エプソンのブースでは「EXCEED YOUR VISION」をキーワードに家庭用液晶プロジェクターをメインに展示。中でも大々的にプロモーションをしていたのがプロジェクターとサウンドシステムを一体化した新製品の「EMP-TWD1」だ。これは先に発売されVGP(ビジュアルグランプリ)2005 summer で見事金賞に輝いた「EMP-TW20」のプロジェクター部とサウンドシステムを一体化したものだ。
プロジェクター部に用いられている液晶パネルは、0.55インチインチワイド。135WUHEのE-TORLランプを採用。F1.7〜2.1の1.5倍ズームレンズは、上下方向最大50%、左右方向最大25%のレンズシフト機能を装備。輝度は1,200ANSIルーメンと明るい部屋でも楽しめる。コントラストは1000対1を実現。
DVDプレーヤーとオーディオアンプ、スピーカーで構成されるサウンドシステム部はビクターの協力を得て開発したもの。アンプ部は2チャンネルで各チャンネルの出力は10W。スピーカーには何とビクターの誇るDDスピーカーを採用し、コンパクトオーディオシステムとしても使えるほどの実力を持たせている。対応ディスクフォーマットはDVD に加えて、音楽CD、JPEGなどで記録されたCDまでサポート。サラウンド音声フォーマットはDTSとドルビーデジタルのデコーダーを搭載。内蔵スピーカーは2本だが、5.1chシステムに繋ぎたいという時にも対応できるように光デジタル出力端子を装備。サブウーファー用出力端子も設けられている。
サイズは横幅340mm、高さ200mm、奥行き310mm。ややずんぐりむっくりした愛らしいスタイルで、従来のプロジェクターのイメージとは大きくかけ離れている。重量は7.0kg。前面のパネルにはDVDのローディング部とディスプレイ部、スピーカーを配置。スピーカー前面のネットは左右側面にまで回りこまされていて音響的な配慮がうかがわれる。レンズは後側のパネルに配置。上部のパネル上にあるDVDの操作部はシンプルで使いやすそう。
DVDと一体型のプロジェクターとしてはすでに「Optoma」ブランドからも発表されているが、「Optoma」では簡易音声再生を目指しているのに対し、本機はCDミニコンとしても使えるほどのグレードのオーディオ仕様となっている。DVDプレーヤーとプロジェクター、さらにアンプやスピーカーまで一体化することによって、面倒な結線が不要で誰にでも簡単に高品位な映像と音声を楽しむことができ、音楽を楽しむためのCDコンポとしても使える「EMP-TWD1」は、様々な生活場面で楽しめる画期的な製品で、会場での注目度も非常に高い。ブースの説明員によると、欧州での発売はこの秋。価格は1,300ユーロ程度を予定しているとのこと。
■液晶パネルに最新世代の「D5」を搭載し、エプソンが持つ最新技術を結集した高級機「EMP-TW600」
エプソンのブースではこの「EMP-TWD1」に加えて、高級機も発表された。これは最新世代の液晶パネル「D5」を搭載した高級機。パネルの解像度は1280×720pでHD readyとクレジットされている。170WUHEのE-TORLランプを搭載。F2.1〜2.8の光学1.5倍ズームレンズは上下方向最大100%、左右方向最大50%と調整範囲が広い。輝度は1600ANSIルーメンと大幅に高められ、コントラスト比も5000対1を実現。明るい場所から専用の暗室に到るまで幅広い環境で楽しむことができる。HDMI入力端子も備えている。
外観は既存モデルの「EMP-TW500」、「EMP-TW200」と似ているが、レンズ周りの凹凸やボディー全体の曲線が強調されている。さらに前面にホーンスピーカーのような形状をした排気口が設置されており、全体的に凄みを感じさせられるデザイン。いかにも素晴らしい画が出てきそうな雰囲気を漂わせている。26dBというファンノイズの低さも本機の大きな特徴。こちらのモデルも今週の発売予定とのこと。エントリーモデルの「EMP-TWD1」とあわせて、家庭の中におけるプロジェクター文化の創造に熱心な取り組みを見せているエプソンの意欲作の登場だ。
(Semka21編集部)
[IFA2005REPORT]