CES2009レポート
<ソニープレスカンファレンス>21型有機ELを参考出品 − BRAVIAエコモデルやウォークマン新機種、iPod対応システムも
■3インチ有機EL搭載の新ウォークマンが登場
ウォークマンでは、耳かけイヤホンタイプの“Wシリーズ"と、高級モデル“Xシリーズ"の2機種が登場した。Wシリーズは2GBメモリーを内蔵し、イヤホンと一体化しているので非常に軽量な点が特徴。ジョグダイヤルを備え、簡便に曲をサーチすることができる。対応音声コーデックはWMA/AAC/WMT/MP3。30分の充電で12時間の使用が可能な急速充電機能も備えている。発売は4月を予定し、70ドル程度での販売が予想される。
Xシリーズは3インチ、WQGA解像度のタッチ式有機ELディスプレイを備え、16GBモデルと32GBモデルを用意する。アンプは同社独自の「S-Master」で、デジタルノイズキャンセリング機能も内蔵する。Wi-Fi機能も内蔵し、インターネットから直接コンテンツをダウンロードしたり、YouTubeの映像をストリーミング再生することも可能。FMチューナーも内蔵する。対応音声はMP3/WMA/AAC/リニアPCM、対応映像フォーマットはAVC(H.264/AVC)、MPEG-4、WMV DRM。
サウンドシステムではこのほか、重低音再生に注力した“Extra Bass"シリーズ5機種が登場。最上位の「MDRXB700」の再生周波数帯域は3Hz〜30kHzとなっている。
また、国内では発売されていないが、北米ではiPod対応製品が充実している。ブース内にも「Made for iPod」コーナーが設けられ、コンパクトミュージックシステム「CMT-LX20i」などを紹介。さらに新製品として、iPodドックを搭載したクロックラジオ「ICFC7iP」も2月に70ドル程度で発売する予定だ。
さらに、iPodドックを備えたトランスミッター部「AIR-SA20PK」から無線LANで音声を飛ばし、サテライトプレーヤーで受信、再生を行うオーディオシステム「S-AIR」も紹介。サテライトプレーヤーは最大10個まで登録が行えるという。