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フォトイメージング エキスポ2009レポート

オリンパスのマイクロフォーサーズ対応試作機/シグマ「SD15」など − 各社の注目展示紹介(1)

公開日 2009/03/26 18:01 Phile-web編集部
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国内外のカメラメーカー、写真関連製品の最新製品と技術が集まるイベント「フォトイメージング エキスポ2009(PIE2009)」が26日から29日までの4日間、東京ビッグサイトで開催される。開幕初日のイベント会場の模様をレポートする。

今年のPIE2009には136社が出展し、それぞれ最新のフォトイメージングに関する製品や技術を展示している。イベントは各日程とも午前10時から午後5時まで開催される。入場料はWeb事前登録の場合は無料、当日は一般1,000円。詳細はPIE2009ホームページまで。

今回は会場に出展した主なメーカーのブースと、注目製品のダイジェストをご紹介する。

■オリンパス

同社ではマイクロフォーサーズ規格に対応するデジタルカメラを、2009年夏の発売に向けて開発しており、会場にはプロトタイプも展示されている。一台は1960年代に一世を風靡した“ハーフサイズ一眼レフカメラ”の銘機「オリンパスペン」を思わせる外観の、レンズ交換式コンパクトカメラ。マイクロフォーサーズへの対応以外、今回のイベントでその詳細が明かされることはなかったが、外観はかなり最終段階に近いのではと思わせる仕上がりだった。本機の傍らには完全にベールに覆われた試作機も並べられていたが、こちらについては「フルサイズのデジタル一眼でもマイクロフォーサーズ機を出したいと考えている(展示説明員)」という、同社のコンセプトを紹介するための展示。いずれも早々の公式発表が待ち望まれる。

マイクロフォーサーズ規格対応のプロトタイプ。銘機“オリンパスペン”を思い起こさせるデザイン

“オリンパスペン”歴代銘機のテーマ展示


マイクロフォーサーズ対応のフルサイズデジタル一眼も企画されているという

デジタルカメラとレンズのシステム展示


E-620の分解モデル

デジタル一眼“Eシステム”シリーズのタッチ&トライコーナーも充実する

■シグマ

同社のデジタル一眼「SD14」は、光の三原色であるRGB全色を3層で取り込める“ダイレクトイメージセンサー”の搭載が話題を呼んだが、本機の系譜に連なるであろう新製品「SD15」が出展された。今回のイベント段階ではまだ「本年発売予定であること」と、また従来から公表済みである「画像処理エンジン“TRUEII”とダイレクトイメージセンサーを搭載予定であること」以外に具体的な仕様などについては公開されていなかった。他には1,400万画素のハイエンドコンパクト機「DP2」のタッチ&トライに人気が集まっていた。

デジタル一眼「SD15」のプロトタイプ

「SD14」のクリアモデル(非売品)


ハイエンドコンパクト「DP2」(写真右)と「DP1」(写真左)

■ソニー

FIFAワールドカップのオフィシャルパートナーであるソニーならではの、サッカーをテーマにしたブースでは、25日に発表されたばかりの最新デジタルカメラ“Cyber-Shot”「DSC-HX1」のタッチ&トライコーナーが設けられたほか、デジタル一眼“αシリーズ”の「貸し出しコーナー」(会場内限定 1回1時間)を設置して、自由にソニーのカメラが体験できる展示が人気を集めている。同じく25日に発表されたばかりの新製品であるデジタルフォトプリンター「DPP-FP97」も出展されている。

サッカーワールドカップのムード一色のソニーブース


1080p動画&パノラマ対応の「DSC-HX1」

「DSC-HX1」の分解モデル


“αシリーズ”のタッチ&トライも人気を博す

αシリーズ貸し出しコーナーを設置

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