三菱電機、独自の超解像技術「DIAMOND HD」搭載の液晶テレビ“REAL MZW”を発売

三菱電機（株）は液晶テレビ“REAL”に、独自開発の超解像技術「DIAMOND HD」を搭載したフラグシップモデル「MZWシリーズ」を10月21日に発売する。

ラインナップは下記の通り。

・「LCD-52MZW300」（52V型）/￥OPEN（予想実売価格350,000円前後）
・「LCD-46MZW300」（46V型）/￥OPEN（予想実売価格300,000円前後）
・「LCD-40MZW300」（40V型）/￥OPEN（予想実売価格200,000円前後）

いずれのモデルも1,920×1,080画素のフルHD表示に対応した新「DIAMOND Panel」を搭載。VA方式の光沢パネルとし、ダイナミックコントラスト「2万対1」を実現している。また高コントラスト性能を最大限に活かしたバックライトの効率制御により、業界トップクラスの省エネ性能も合わせて達成している。地上・BS・110度CSデジタルチューナーを1基、地上アナログチューナーを1基搭載する。

映像エンジンは「DIAMOND Engine PRO IV」を搭載。もとの8ビットの映像を16ビットに拡張した後にディザ処理で10ビットに戻し、パネルで表示する方式を採用し、滑らかできめの細かい自然な階調表現と、ノイズの少ない映像を実現している。

シリーズ全モデルには新開発の超解像技術「DIAMOND HD」を採用。テレビに入力された低解像度の映像を拡大し、オリジナルの画像を生成後、独自のアルゴリズムによる補正をかけ、拡大画像に存在しない高解像度の情報を推定。高周波数を検出し、輪郭やディティール部の鮮鋭さを向上させ、質感の高い映像表示を実現する。超解像処理は放送、外部入力いずれの映像にも効果を発揮するほか、SD解像度の映像だけでなく、HD解像度の映像を表示する際にも解像感など、高画質に最適化する効果が得られるという。超解像アルゴリズムの効果は「強/中/弱/切」の4段階で設定できる。

パネルは120Hzの倍速表示に対応。また「なめらかピクチャー」機能により、映像フィルムなど1秒あたり24枚の映像を不均等なコマ数で60枚に割り当てた映像ソースから元の24枚の映像を検出し、120枚のコマ数の映像に再構成し、映画フィルムの質感を保った映像表示を可能にしている。またx.v.Colorの表示に対応するほか、色再現範囲NTSC比102％と、色の12軸を独立して自動調整する独自の「ナチュラルカラーマトリクス」機能により、自然で色鮮やかな映像を再現する。

また「インテリジェントバックライトコントロール」機能により、暗いシーンではバックライトの照度を自動的に落とし、パネルのコントラスト性能と合わせて深い黒色の再現を可能にしている。きめ細かく映像信号を制御する「ダイナミックレベルエクスパンダーIV」を搭載し、暗いシーンでの黒つぶれや明るいシーンでの黒浮きも改善している。

EPGはフルHD表示に対応しており、「9ch/8時間」「7ch/7時間」「6ch/6時間」「5ch/5時間」の4種類から選べる。HDMI端子は4系統を搭載し、うち1系統は本体側面に配置されている。D4対応の映像端子2系統やPC入力も装備。JPEG静止画再生用にSDカードスロットも備える。