【更新】東芝、全機種「LEDパネル」＆「録画機能」搭載の“REGZA”3シリーズを発表

CELL REGZAの技術を採り入れて磨きをかけた音質

全シリーズともにサウンドのレベルアップも図られた。Z1シリーズの55V/47V型モデルにはCELL REGZAの音づくりのノウハウが注入され、独立したウーファーとソフトドーム・トゥイーターをマルチアンプで駆動する方式が採り入れられている。

高域はネオジウムマグネット搭載の20mm口径ソフトドームトゥイーターによりレスポンス性能を高めた。ウーファーはCCAW（銅メッキ処理アルミ線材）を巻き線に採用し、振動系レスポンスを向上させて音質アップを図っている。フィルターにはスタジオモニターにも採用実績のある「リンクウィッツ・ライリー型フィルター」が用いられている。

また42V/37V型のZ1シリーズ、55V〜37V型までのRE1シリーズは、先述のCCAWボイスコイルを搭載した新型ユニットをフルレンジとして搭載している。

Z1シリーズは、リアルサウンドラボ社の音響イコライザー「CONEQ（コネック）」を採用している。CONEQは、スピーカーから放たれた音をひとつの点ではなく400ポイントの「面」で捉えて音場補正を行うデジタル技術。周波数特性だけでなくタイムアライメント（音の到達時間）も、試聴環境にあわせてイコライジングすることで、定位感や微小信号の再現性も高められる点が特長だ。

RE1/HE1シリーズはともにスピーカー開口率をアップさせ、全体的な特性を改善している。RE1シリーズはR9000シリーズと比べて開口率が160％アップしている。

なお、Z1シリーズを含む全モデルが、従来の“インビジブルスピーカー”のコンセプトを変更し、より一層の音質アップを実現するためスピーカーをベゼルの“前面・ボトム部”に配置している点も特徴だ。スピーカーをベゼル全体のデザインに溶け込ませて、スタイリッシュな外観にまとめ上げている。32V型以下のRE1シリーズと、全てのHE1シリーズは22mm幅のスリムなスピーカーユニットを採用し、全体のコンパクトなデザインとマッチングを図っている。