HOME > ニュース > ソニー、コントラスト向上/低価格化した新4Kデジタルシネマシステム

コスト削減にも配慮

ソニー、コントラスト向上/低価格化した新4Kデジタルシネマシステム

公開日 2013/02/13 16:35 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

また、ランプの交換に専門知識や防護具が必要だったキセノンランプから、家庭用やビジネスプロジェクターでも使用されている高圧水銀ランプに変更することで、「スキルのあまり高くないオペレーターでも簡単にオペレーションできコスト削減につながる」とした。

全体を通してイージーオペレーションを意識

高圧水銀ランプは6灯搭載。単独でそれほど明るさを稼げないがゆえの措置だったが「副次的な効果として、6本のうち一つが消えてしまっても上映が続けられる」というメリットも得られたという。

加えて、コスト面ではフィルターを洗って何回も使用できるものへと変更。使い捨てタイプのものから変更することも、ランニングコストの抑制に寄与している。

そのほか操作パネルは、操作しやすいよう配慮したシングルUIのタッチパネルを採用。将来的にはAndroidタブレットとiPadによる操作にも対応する予定で、ランプ交換などの件も含めてオペレーションの簡略化に配慮している。

タッチ操作対応の操作パネル

また、ストレージ容量は4TB。従来機の1.7TBから大幅に増加させた。将来的には8TBまで拡張する予定という。またHDMI端子なども備え、BDや衛星、ネットワーク配信など外部機器からのコンテンツ再生も行える。

報道陣を前に4K上映のデモも行われた

発表会では同社のシェアについても言及。国内ではティ・ジョイやTOHOシネマズ、東急レクリエーションに加え、昨年末のユナイテッド・シネマへの導入でシネコン向けサービスで国内シェアNo.1を獲得したことを紹介したほか、「世界トップ20のシネコンに限れば40%以上のシェアを獲得している」とコメント。今後は主に中小の劇場やホール、独立系劇場などでのデジタル映画上映を対象としてビジネスの展開を図っていくとした。

シネコンのシステムでは国内トップシェアを獲得

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク