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「テレビはコモディティ化していない」

4Kアプコンの特徴は?4K放送への対応はどうなる? − ソニー“BRAVIA”発表会詳報

公開日 2013/04/11 18:56 ファイル・ウェブ編集部
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スマート機能についても今村氏は「スマートテレビは、スマートフォンなどのスマートデバイスと同じような楽しみ、使用感をお客様に提供できているのだろうか」と疑問を呈示。「我々は、それぞれの端末が本来持っている機能に着目すべきだと考えている」とし、タブレットの情報検索能力を活かした「TV SideView」、スマホ映像を簡単にテレビへ遅れるNFCワンタッチミラーリングといった機能をアピールした。

そして「新しいコンテンツ体験の創出」については、4Kカメラで撮影された映画が増えていることに加え、「TBSで放映している『世界遺産』も元々はF65の4Kカメラで撮影されている」と語るなどで、多くの映像が4Kで撮影されていることを紹介。総務省が来年度に4Kの試験放送を検討していることなどにも触れながら「そう遠くない時代に4Kがお茶の間に届けられる時代が来ると思っている」と語る。

また「4Kで撮影した映画も、BD化の際には2Kにダウンコンバートされる。“X-Reality PRO”では、いかに4Kの原画に近い逆変換をかけられるか、トリルミナスディスプレイで映画の色域を再現するためのアルゴリズムを、ソニー・ピクチャーズのメンバーと何度も検討した」とも説明。「新たにリマスターした『Masterde in 4K』BDタイトルも逐次お届けしていきたい」と続けた。


4K映像をいかに映すかを研究
■4K放送へはアップデートで対応可能?

なお、発表会に出席したメディアからは、将来的に4K放送が開始された際に、ファームウェアのアップデートなどで今回のモデルが対応できるのかという質問も出た。こちらについては「4K放送については今後、色々な形で規格化、標準化が進んでいく。我々の製品もハードウェア内部の変更が必要になるかもしれないので何とも言えないが、例えば別途STB提供するなどでも提案できるのではないかと思っている」と回答した。

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