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認知機能をケアできる可能性があるとされる「ガンマ波サウンド」

テレビの音を自然な“ガンマ波サウンド”に変調するスピーカー「kikippa」。シオノギが販売

公開日 2024/03/21 12:05 編集部 : 伴 修二郎
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シオノギヘルスケア(株)は、ダイバーシティ&ヘルスケア領域での研究開発と事業化に取り組むピクシーダストテクノロジーズ(株)によるテレビスピーカー「kikippa(ききっぱ)」の買い切りモデルを、2024年1月9日より楽天市場および同社オンラインストア(電話受付のみ)などで販売開始した。価格は99,000円(以下税込)。

「kikippa」

本製品はこれまで、サブスクリプション型「kikippa ガンマ波モード 月々プラン」(本体価格:49,500円/サービス利用料:月額1,980円)のみの販売だったが、この度、スピーカー本体価格とサービス利用料を含む買い切り型「kikippa ガンマ波モード無期限プラン」でも販売を開始。ギフト需要の高まりや買い切りモデル発売に対する要望を受けての措置だという。なお、販売先は今後順次拡大予定としている。

「kikippa」は、テレビなどの音声を独自のアルゴリズムによって40Hz変調させる「ガンマ波サウンド」に加工して出力するテレビスピーカー。主に高齢者の方に向けて、これまでの生活を変えることなく、ガンマ波サウンドを自然に取り入れられることを意図して開発したと説明している。

40Hz変調を施した「ガンマ波サウンド」に加工

開発元のピクシーダストテクノロジーズによれば、ガンマ波サウンドとは、ガンマ波変調技術を用いることで生活をしながら認知機能をケアできる可能性があるとされる音を指す。

本製品では、普段の生活音に調和するガンマ波サウンドを目指して開発し、独自の聴きやすさを実現したとアピール。さまざまなジャンルのテレビ番組において、変調しても快適かつ自然に聴こえる設計を施したとする。また、ガンマ波サウンドは標準/弱の2種のモードから選択できる。

さらに、よりよいガンマ波サウンドを生成するための研究結果を元にしたアップデートを、随時自動で反映するとのこと。これにより、本体の買い替え等を行わずに常に最新のガンマ波サウンドが楽しめる。スピーカー本体にはLTE通信モジュールを内蔵し、面倒なWi-Fi接続等も不要でネットワーク接続が行える。

操作面では、スピーカー本体とテレビを付属ケーブルで接続し、ガンマ波サウンドボタンをオンにすることですぐに再生が可能。工事や複雑な設定は一切不要で、誰でも簡単に操作できるとのこと。スピーカー本体は、日常生活に溶け込むと謳うシンプルかつコンパクトなデザインを採用している。

シンプルかつコンパクトな本体デザイン

機能面では、ユーザーの使用頻度や時間といった視聴リズムを、離れて暮らす家族が専用ウェブサイトやLINE上で確認できる「みまもり機能」を搭載する。また、専用ウェブサイトでは日々の聴取時間やガンマ波サウンドのモードを確認できる「自動ログ機能」もサポートする。

分かりやすいグラフと解説メッセージから確認できる

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