ヤマハ、ホームシアターに使える小型防音室「マイルーム」を発売
●ヤマハ(株)は、リフォーム工事なしに室内に設置でき、パソコンルームや小型ホームシアターなどの用途に使用できるプライベート防音室、ヤマハ アビテックス『マイルーム』シリーズ(1.5畳タイプ)3タイプを11月1日(月)から発売する。
3タイプは、低価格な方から「MRA30N(ナチュラル)」が438,900円、「MRA30M(ミディアム)」が522,900円、「MRA35D(ダーク)」が627,900円(いずれも税込)。ナチュラルとミディアムは色と塗装が異なるだけで、遮音性能はDr30。最上級のダークは、色だけでなく遮音性能も高め、Dr35となっている。
ちなみに、「Dr」という数値は、2000年に日本工業規格が改定した遮音性能を表す単位。数字が大きくなるほど防音力が高いことを意味する。たとえば、90dBのピアノをDr30のナチュラル/ミディアムの中で鳴らすと、外部では90dB-30dB=60dB程度になる。同じく、Dr35のダークでは、90dB-35dB=55dB程度となる。なお、音圧が10dB下がると耳に聞こえる音は半減する。
広さは1.5畳で、組み立て・解体・移動も容易に行える。外装・内装はともに天然木(桐)を使用。パソコンルームとしての使用を想定したTEL/LANケーブルなどの接続が容易なコネクターパネル、デザインを内装とコーディネートさせた専用デスク、小型ホームシアターシステムの利用を想定したサラウンドスピーカー取り付けキットなどオプションも充実しているほか、エアコンの取り付けも可能。特にホームシアター向けでは、通常はドアに備えられているガラス窓をなくし、遮光性を高めることもできる。
販売に関しては、当初は楽器店で主に行われるが、「販路を開拓し、楽器店以外でも購入できるようにしたい」(同社)という。
本日、本製品の発表会が東京・青山で行われた。初めに挨拶した同社防音事業推進部 推進部長の柿崎慎一氏は、「これまで、楽器の練習用として防音事業を18年間やってきた。今回の商品は、初めて楽器以外の用途をメインにしたもので、対象を30代から50代の男性に想定している」と語った。
また、アビテックス営業部 営業部長の嬉野哲也氏は、今回の商品開発の背景を解説。「PCの普及が進み、ブロードバンドもかなりの世帯数に普及してきている。また、DVDプレーヤーの所持率も向上しており、これらを楽しむ『大人のための個室』として本商品を企画した」と述べた。同社が行ったアンケートでは、「防音室をレコーディングに使いたいという方が10%、ホームシアターに使いたいという方が10%、楽器やレコーディング、シアター以外に使いたいという方が10%いた」。これまで、アビテックスの用途は9割が楽器練習用だったが、「まだまだ市場開拓の余地はあると判断した」のだという。
商品の詳細については、防音事業推進部 開発室室長の岩沢健一氏が紹介した。同氏は、モニター販売で得られた意見の中から、デザインの選択肢の増加、さまざまなニーズに合わせたオプションの追加などについて、モニターの意向を反映させた」と説明。さらに、「工務店などにこの程度の広さの部屋を作るリフォームを依頼すると、打ち合わせや工事で2ヶ月程度かかる。また、費用も70〜80万程度必要になる」と述べ、本商品がコストパフォーマンスにも優れていることを強調した。
【問い合わせ先】
ヤマハ(株)
防音事業推進部
TEL/053-461-6071
(Phile-web編集部)
3タイプは、低価格な方から「MRA30N(ナチュラル)」が438,900円、「MRA30M(ミディアム)」が522,900円、「MRA35D(ダーク)」が627,900円(いずれも税込)。ナチュラルとミディアムは色と塗装が異なるだけで、遮音性能はDr30。最上級のダークは、色だけでなく遮音性能も高め、Dr35となっている。
ちなみに、「Dr」という数値は、2000年に日本工業規格が改定した遮音性能を表す単位。数字が大きくなるほど防音力が高いことを意味する。たとえば、90dBのピアノをDr30のナチュラル/ミディアムの中で鳴らすと、外部では90dB-30dB=60dB程度になる。同じく、Dr35のダークでは、90dB-35dB=55dB程度となる。なお、音圧が10dB下がると耳に聞こえる音は半減する。
広さは1.5畳で、組み立て・解体・移動も容易に行える。外装・内装はともに天然木(桐)を使用。パソコンルームとしての使用を想定したTEL/LANケーブルなどの接続が容易なコネクターパネル、デザインを内装とコーディネートさせた専用デスク、小型ホームシアターシステムの利用を想定したサラウンドスピーカー取り付けキットなどオプションも充実しているほか、エアコンの取り付けも可能。特にホームシアター向けでは、通常はドアに備えられているガラス窓をなくし、遮光性を高めることもできる。
販売に関しては、当初は楽器店で主に行われるが、「販路を開拓し、楽器店以外でも購入できるようにしたい」(同社)という。
本日、本製品の発表会が東京・青山で行われた。初めに挨拶した同社防音事業推進部 推進部長の柿崎慎一氏は、「これまで、楽器の練習用として防音事業を18年間やってきた。今回の商品は、初めて楽器以外の用途をメインにしたもので、対象を30代から50代の男性に想定している」と語った。
また、アビテックス営業部 営業部長の嬉野哲也氏は、今回の商品開発の背景を解説。「PCの普及が進み、ブロードバンドもかなりの世帯数に普及してきている。また、DVDプレーヤーの所持率も向上しており、これらを楽しむ『大人のための個室』として本商品を企画した」と述べた。同社が行ったアンケートでは、「防音室をレコーディングに使いたいという方が10%、ホームシアターに使いたいという方が10%、楽器やレコーディング、シアター以外に使いたいという方が10%いた」。これまで、アビテックスの用途は9割が楽器練習用だったが、「まだまだ市場開拓の余地はあると判断した」のだという。
商品の詳細については、防音事業推進部 開発室室長の岩沢健一氏が紹介した。同氏は、モニター販売で得られた意見の中から、デザインの選択肢の増加、さまざまなニーズに合わせたオプションの追加などについて、モニターの意向を反映させた」と説明。さらに、「工務店などにこの程度の広さの部屋を作るリフォームを依頼すると、打ち合わせや工事で2ヶ月程度かかる。また、費用も70〜80万程度必要になる」と述べ、本商品がコストパフォーマンスにも優れていることを強調した。
【問い合わせ先】
ヤマハ(株)
防音事業推進部
TEL/053-461-6071
(Phile-web編集部)