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編集部記者がハンドリングレポート

“LED REGZA”「RE1シリーズ」の“総合力”を試す - ゲーム関連機能や外付けHDD録画を使ってみた

公開日 2010/06/25 19:51 ファイル・ウェブ編集部:小野佳希
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東芝の液晶テレビ“REGZA”2010年春夏モデルでは、3シリーズ26機種全てがLEDバックライトを搭載する“LED REGZA”となった(関連ニュース)。そのうちのひとつである「RE1シリーズ」では、超解像や自動画質調整などの様々な高画質化技術に加えて「ゲームダイレクト2」やUSB HDD録画などテレビ以外の用途にも配慮している。それでは、その「RE1シリーズ」の使い勝手はどれほどのものなのだろうか。今回はこのゲームとUSB HDDへの録画を中心にハンドリングしてみた。


■「ゲームダイレクト」が“2”に進化 - 低遅延性と精細感が向上

「RE1シリーズ」は55V型から19V型まで8サイズで展開しているが、今回テストに使用したのは37V型の「37RE1」。同シリーズは37V型以上が1,920×1,080画素のIPS方式倍速フルHDパネルを搭載し、白色LEDによるエッジライト方式を採用。また、LEDバックライトはエリアコントロール駆動に対応している。

37RE1

背面の端子部。今回はHDMIでPS3を、D端子でPSPを、そしてUSBでHDDを接続した

映像エンジンは「次世代レグザエンジン」を搭載し、地上デジタルとBS/110度CSデジタルチューナーをそれぞれ2基、地上アナログチューナーを1基を装備している。そして、デザイン面では“Slim Minimal Design”コンセプトの下、LEDによる薄さを活かしたデザインを採用。今回テストした「37RE1」では48mmという薄さを実現した点も特徴のひとつだ。

また、「ゲームダイレクト」が「ゲームダイレクト2」へと進化。モードON時に「超解像処理」と「スケーリング処理」、「IP変換」を行いながら、フレームメモリ、高画質化処理、倍速処理を合わせても約1.2フレームという低遅延を実現した。

従来の「ダイレクトモード」では遅延時間を削減するために高画質化処理の一部を省力していた。今回の「ダイレクトモード2」では超解像などの高画質化処理を行いながらも、遅延時間を従来の約50msec(約3フレーム)から約19msec(約1.2フレーム)と約3分の1にまで短縮しているのだ。

Wii/PS3/Xbox 360/PSP/PS2/PS/スーパーファミコンなどのハードに対応している


映像設定からダイレクトモードのON/OFFを選択可能

RE1へ実際にゲームを表示させたところ

さて今回、低遅延性について記者は、カプコンから発売されているPS3用ソフト「LOST PLANET 2」をプレイ。同作では最初に敵へ照準を合わせてから弾を撃つという2段階の操作が必要なのだが、照準が合ってから弾を撃つまでの一連の流れで遅延を感じることもなく、スムーズにプレイできた。

PS3ソフト「LOST PLANET 2」をプレイ

ゲーム画面イメージ

また、同機能では480ip/720pのゲームコンテンツ入力時には、スケーリング処理で映像を画面いっぱいに表示。さらに、スケーリングしたコンテンツの精細感を向上させるために自己合同性超解像処理も行う。これにより斜め線のシャギーを低減するという。

実際に試してみると、元々がよく作り込まれた映像のためすぐには分かりにくいが、確かにジャギー感は減少。「せっかく美麗なグラフィックの最新ゲームを遊ぶなら、とことんまで美しい映像を楽しみたい」というこだわり派のゲームファンにとっては確かに魅力的な機能だろう。

「ゲームダイレクト2」OFF時

「ゲームダイレクト2」ON時。肩から斜めにかかっている2本のベルトのようなものの間の部分などにジャギー感の減少が見てとれる

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