新“ドリーミオ”の実力を徹底解剖
プロジェクターの3D映像が新たな飛躍を遂げた − エプソン「EH-TW8000W」の画質に山之内正が迫る
エプソンから、フルHDの3D映像表示に対応した液晶プロジェクター新製品“dreamio(ドリーミオ)”が発売される。今回は60GHz帯のワイヤレスAV伝送技術「WirelessHD」にも対応した、シリーズのフラグシップモデルにあたる「EH-TW8000W」を山之内正氏が視聴。3D映像はどれほど明るく高精細なのか、ワイヤレス接続対応により使い勝手はどこまで高まったのか。山之内氏がレポートする。
エプソンの飽くことなきプロジェクター開発の歩みが辿り着いた3D対応“ドリーミオ”
エプソンが1989年に液晶プロジェクターの開発に成功してからすでに20年以上が経ち、その後ホームプロジェクター市場に本格参入してからも10年目を迎えた。その間にホームシアターのメインソースはDVDからBDに進化し、HDMIのデジタル伝送が主流になるなど、劇的な変化が進んだ。パネルを自社生産する強みを活かし、エプソンの液晶プロジェクターの画質はフルHD時代に飛躍的な進化を遂げた。今回発表された3Dモデルは、その進化における現在の頂点に位置する存在だ。
エプソンの3D対応“ドリーミオ”として登場したTW8000シリーズとTW6000シリーズには、新開発の透過型液晶パネルを搭載している。それぞれのシリーズに搭載されたパネルはサイズなど仕様の一部が異なるが、480Hz駆動を実現したという重要な共通点がある。
別掲の図からもわかる通り、3D表示の際にメガネのシャッターを閉じる時間を減らし、明るさを稼ぐことができる「Bright 3D Drive」技術を採用したことからも、高速駆動パネルのメリットが格段に高められている。明るさの確保は3Dプロジェクターの大きな課題であり、今回はそこに本質的なメスを入れたことになる。従来のデバイスよりも映像そのものの見通しも良くなっている。
エプソンの飽くことなきプロジェクター開発の歩みが辿り着いた3D対応“ドリーミオ”
エプソンが1989年に液晶プロジェクターの開発に成功してからすでに20年以上が経ち、その後ホームプロジェクター市場に本格参入してからも10年目を迎えた。その間にホームシアターのメインソースはDVDからBDに進化し、HDMIのデジタル伝送が主流になるなど、劇的な変化が進んだ。パネルを自社生産する強みを活かし、エプソンの液晶プロジェクターの画質はフルHD時代に飛躍的な進化を遂げた。今回発表された3Dモデルは、その進化における現在の頂点に位置する存在だ。
エプソンの3D対応“ドリーミオ”として登場したTW8000シリーズとTW6000シリーズには、新開発の透過型液晶パネルを搭載している。それぞれのシリーズに搭載されたパネルはサイズなど仕様の一部が異なるが、480Hz駆動を実現したという重要な共通点がある。
別掲の図からもわかる通り、3D表示の際にメガネのシャッターを閉じる時間を減らし、明るさを稼ぐことができる「Bright 3D Drive」技術を採用したことからも、高速駆動パネルのメリットが格段に高められている。明るさの確保は3Dプロジェクターの大きな課題であり、今回はそこに本質的なメスを入れたことになる。従来のデバイスよりも映像そのものの見通しも良くなっている。
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