[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第66回】iOS 7で実現! iPhoneからハイレゾ出力する方法を徹底ナビ
3)カメラアダプタを使ってUSB-DACを接続
ここで遂にiPad Camera Connection KitまたはLightning - USBカメラアダプタの出番だ。今回のテストにはiPhone 5を使ったので、Lightning - USBカメラアダプタを用意した。
まあ詳しく説明する必要はないだろうが、iPhone 5のLightning端子にカメラアダプタを接続し、カメラアダプタのUSB端子とUSB-DACのUSB端子をケーブルで接続すればOK。カメラアダプタ側のUSB端子はA型。USB-DAC側の端子の形状に合わせて、A-BかA-miniBかA-microBか、適当なUSBケーブルで接続する。
4)さてちゃんと動くでしょうか!?
ここが問題なのだが、実は今回のテストに限ってはここは心配ない。今回テスト用に手配したResonessence Labsの超小型USB-DAC/ヘッドホンアンプ「HERUS」はこの環境での動作がメーカーによって確認&明記されているからだ。
前述のようにカメラアダプタを使ったUSB-DAC利用は非公式なものであるため、対応を謳っている製品はあまりない。そこを明確にしてくれている製品は貴重だ(動作する/しない製品の目安になる要素については後述する)。
しかもHERUSは、PCMは最大384kHz/24bit、さらにDoP方式での2.8MHzおよび5.6MHzのDSD再生にも対応するという、現状での最高峰スペックを備える。iOS 7対応だけではなくPCと組み合わせてのデスクトップ利用まで考慮しても、魅力的な製品だ。
というわけで安心しつつ動作テスト開始。まずは小手調べに標準のミュージックアプリで再生。
…!全く何の設定もなく接続しただけの状態で!見事に!HERUSに接続したヘッドホンから音が聴こえてきた!
では続いてFLAC Palyerでのハイレゾ再生。
…これもすんなり再生!先日のアップデートで、FLAC Palyerには再生中の音源の情報と共にDAC側の情報も表示できる機能が追加されたのだが、それで確認してみると、192kHzの音源に対してDAC側もしっかり192kHzで受けて処理していることがわかる。
さらに続いてOnkyo HF Player。こちらもまずはFLACハイレゾを再生してみる。
…こちらもすんなり再生。DAC側の情報の表示と思われる部分にも、音源と同じ「192kHz」の表示を確認できる。
そしてDSD再生だが…これも全くすんなり再生できた。
…な、何のハードルもねえ!これはもう逆に記事として盛り上がりに欠けるほどあっさりだ。
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