鴻池賢三が「LC-46XL10」でチェック
シャープ「AQUOSクアトロン プロ」XL10ライン、“4K相当”の実力を検証
シャープは、フルHD(1,920×1,080ピクセル)パネルを用いて4K相当の高解像度映像を表現する液晶テレビ「AQUOSクアトロン プロ」XL10ラインを発表した(関連ニュース)。画面サイズは80型、70型、60型、52型、46型の5製品をラインナップする。
独自技術「クアトロン プロ」は、液晶テレビの開発で世界をリードし、独自パネルを採用してユニークな製品を生み出してきたシャープの新機軸である。4Kのみならず8K時代への架け橋ともなり得る、その独創的なアイデア、技術力および成果に対し、VGP総合金賞が授与された。「クアトロン プロ」が提案する価値とは何か。コアとなる高解像度化メカニズムの解説と画質インプレッションをお届けする。
■「クアトロン プロ」技術のねらいとは?
映像機器のトレンドはフルHDから4Kへとシフトしている。事実、店頭では4Kテレビが一等地を独占し、販売金額の統計データを見ても、4Kテレビの躍進が見て取れる。一方で4Kテレビのラインナップを見ると、55型から84型までと大型が中心で、価格もまだ手頃とは言い難い。本格的な普及には今しばらく時間がかかりそうだ。
そんな中、映像の精細度は4Kに近く、価格はフルHDに近いというユニークなアプローチが「クアトロン プロ」だ。50型以上の大画面領域においては、すでにシャープもUD1ラインとして60型と70型を発売している。ユーザーはリアル4Kか、4K相当の「クアトロン プロ」か、どちらかを選択することができる。
XL10ラインで興味深いのは、リアル4Kテレビがまだ発売されていない、比較的小型の46型サイズが用意されていることだ。日本で地上デジタル放送が開始されたのは2003年末で、今年の冬はちょうど10年にあたる。当時の売れ筋だった32型〜40型液晶テレビからの買い替えを考えても、46型は妥当なサイズだ。46型は「クアトロン プロ」を代表する製品と言えそうだ。
また薄型テレビの買い替え時には、設置位置と視聴位置が変わらないケースが多い。言い換えると、視距離が同じままで画面が大型化するので、同じフルHDのままでは、映像のアラが目立ちやすくなる。このようなケースにも「クアトロン プロ」による高精細化が、快適な視聴に有効と考えられる。
独自技術「クアトロン プロ」は、液晶テレビの開発で世界をリードし、独自パネルを採用してユニークな製品を生み出してきたシャープの新機軸である。4Kのみならず8K時代への架け橋ともなり得る、その独創的なアイデア、技術力および成果に対し、VGP総合金賞が授与された。「クアトロン プロ」が提案する価値とは何か。コアとなる高解像度化メカニズムの解説と画質インプレッションをお届けする。
■「クアトロン プロ」技術のねらいとは?
映像機器のトレンドはフルHDから4Kへとシフトしている。事実、店頭では4Kテレビが一等地を独占し、販売金額の統計データを見ても、4Kテレビの躍進が見て取れる。一方で4Kテレビのラインナップを見ると、55型から84型までと大型が中心で、価格もまだ手頃とは言い難い。本格的な普及には今しばらく時間がかかりそうだ。
そんな中、映像の精細度は4Kに近く、価格はフルHDに近いというユニークなアプローチが「クアトロン プロ」だ。50型以上の大画面領域においては、すでにシャープもUD1ラインとして60型と70型を発売している。ユーザーはリアル4Kか、4K相当の「クアトロン プロ」か、どちらかを選択することができる。
XL10ラインで興味深いのは、リアル4Kテレビがまだ発売されていない、比較的小型の46型サイズが用意されていることだ。日本で地上デジタル放送が開始されたのは2003年末で、今年の冬はちょうど10年にあたる。当時の売れ筋だった32型〜40型液晶テレビからの買い替えを考えても、46型は妥当なサイズだ。46型は「クアトロン プロ」を代表する製品と言えそうだ。
また薄型テレビの買い替え時には、設置位置と視聴位置が変わらないケースが多い。言い換えると、視距離が同じままで画面が大型化するので、同じフルHDのままでは、映像のアラが目立ちやすくなる。このようなケースにも「クアトロン プロ」による高精細化が、快適な視聴に有効と考えられる。