aptX対応のBluetoothも内蔵
デノンの台座型テレビスピーカー「DHT-T100」を高橋 敦がレポート
テレビのサウンド強化アイテムとしてこのところ注目を集めているのが、テレビの下に置く台座タイプのスピーカーシステム。テレビの前に置くバー・タイプに比べるとまだまだ少数だが、製品数は着実に増えつつある。
バー・タイプと比べての特長は、テレビの前で視界やリモコン信号を遮る可能性がないこと。また奥行があるのでスピーカーボックスの容積で低音を稼ぎやすいことも、バー・タイプに対して優位な点だ。
■テレビ用”台座型”スピーカーシステムの最新モデル
デノン「DHT-T100」(関連ニュース)は台座タイプのスピーカーシステムの新製品だ。上に載せるテレビについては、画面サイズが50インチ(脚部が546mm×308mm以内)、重さが27kgまでの大きさを想定して設計されている。
スピーカーとしては、繊細な高音を再生する14mmツイーターに加えて、51×127mmのオーバル(楕円形)ウーファーの搭載がポイント。楕円形とすることで、台座としての高さを抑えつつ振動板の面積を確保して低音側の再生能力を高めているのだ。
入力端子は光デジタルと3.5mmステレオミニで、どちらもケーブル1本で接続できる。デジタル接続については、リニアPCM 2ch(最大96kHz)、Dolby Digital 5.1chとAAC 5.1chの入力に対応する。
テレビ用スピーカーシステムを導入する上での大きな動機のひとつとなるのは、そのサウンドの臨場感を高めてくれるバーチャル・サラウンドだろう。本機は「デノンバーチャルサラウンド」技術を搭載。「ボイス」「ミュージック」「ミュージックワイド」「ムービー」「ムービーワイド」の5モードから適時選択することで最適な効果を得られる。
■apt-X対応のBluetoothも搭載。設置性も高い
また、最近のテレビ用スピーカーシステムの流れとして、スマートフォンで音楽を聴くユーザーに向けたBluetooth対応がある。本機も抜かりなくBluetooth対応だ。しかも、伝送時の圧縮コーデックにより高性能なapt-Xを採用しているため、同じくaptX-対応のスマートフォン等との組み合わせではさらに良好な音質を得られる。
今回の取材では、2つのサイズのテレビと実際に組み合わせて設置してみた。、まず47型テレビ(東芝「47Z8」)との組み合わせでは、テレビの脚部に対して本機の天板がちょうど一回り大きい感じに収まり、ジャストフィット。設置の安定性はテレビをラック上に直に置いた場合と変わらない。
ただ、最近はシャープAQUOS「XL10」シリーズのように脚部を広くとっているテレビも登場してきているので、購入を検討する際には前述の546mm×308mm以内にテレビの脚部が収まるか、各社のサイトなどで確認してほしい。
■BD再生では強調感なく自然な臨場感を引き出してくれる
試聴は主に、最もスタンダードな効果を発揮する「ムービー」モードで行った。ウサマ・ビン・ラディン捕獲作戦を描いたBD『ゼロ・ダーク・サーティ』から、夜間作戦の場面をチェック。
ステルスヘリ独特の高音を抑えてこもらせた爆音の感触、太さを聴いただけで、その再現性のレベルがテレビ内蔵スピーカーとは別次元であることを感じられる。この場面の後ろに流れ続ける通奏低音的な音楽もまた重厚で、それらが場面の印象をぐっと沈み込ませている。一般的なテレビ内蔵スピーカーでは、こうした場面が軽い音になってしまうので、この臨場感はまず味わうことができないだろう。
バー・タイプと比べての特長は、テレビの前で視界やリモコン信号を遮る可能性がないこと。また奥行があるのでスピーカーボックスの容積で低音を稼ぎやすいことも、バー・タイプに対して優位な点だ。
■テレビ用”台座型”スピーカーシステムの最新モデル
デノン「DHT-T100」(関連ニュース)は台座タイプのスピーカーシステムの新製品だ。上に載せるテレビについては、画面サイズが50インチ(脚部が546mm×308mm以内)、重さが27kgまでの大きさを想定して設計されている。
スピーカーとしては、繊細な高音を再生する14mmツイーターに加えて、51×127mmのオーバル(楕円形)ウーファーの搭載がポイント。楕円形とすることで、台座としての高さを抑えつつ振動板の面積を確保して低音側の再生能力を高めているのだ。
入力端子は光デジタルと3.5mmステレオミニで、どちらもケーブル1本で接続できる。デジタル接続については、リニアPCM 2ch(最大96kHz)、Dolby Digital 5.1chとAAC 5.1chの入力に対応する。
テレビ用スピーカーシステムを導入する上での大きな動機のひとつとなるのは、そのサウンドの臨場感を高めてくれるバーチャル・サラウンドだろう。本機は「デノンバーチャルサラウンド」技術を搭載。「ボイス」「ミュージック」「ミュージックワイド」「ムービー」「ムービーワイド」の5モードから適時選択することで最適な効果を得られる。
■apt-X対応のBluetoothも搭載。設置性も高い
また、最近のテレビ用スピーカーシステムの流れとして、スマートフォンで音楽を聴くユーザーに向けたBluetooth対応がある。本機も抜かりなくBluetooth対応だ。しかも、伝送時の圧縮コーデックにより高性能なapt-Xを採用しているため、同じくaptX-対応のスマートフォン等との組み合わせではさらに良好な音質を得られる。
今回の取材では、2つのサイズのテレビと実際に組み合わせて設置してみた。、まず47型テレビ(東芝「47Z8」)との組み合わせでは、テレビの脚部に対して本機の天板がちょうど一回り大きい感じに収まり、ジャストフィット。設置の安定性はテレビをラック上に直に置いた場合と変わらない。
ただ、最近はシャープAQUOS「XL10」シリーズのように脚部を広くとっているテレビも登場してきているので、購入を検討する際には前述の546mm×308mm以内にテレビの脚部が収まるか、各社のサイトなどで確認してほしい。
■BD再生では強調感なく自然な臨場感を引き出してくれる
試聴は主に、最もスタンダードな効果を発揮する「ムービー」モードで行った。ウサマ・ビン・ラディン捕獲作戦を描いたBD『ゼロ・ダーク・サーティ』から、夜間作戦の場面をチェック。
ステルスヘリ独特の高音を抑えてこもらせた爆音の感触、太さを聴いただけで、その再現性のレベルがテレビ内蔵スピーカーとは別次元であることを感じられる。この場面の後ろに流れ続ける通奏低音的な音楽もまた重厚で、それらが場面の印象をぐっと沈み込ませている。一般的なテレビ内蔵スピーカーでは、こうした場面が軽い音になってしまうので、この臨場感はまず味わうことができないだろう。
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