新機能の「USB-DAC直接接続」も試す
QNAPのNAS「HS-210」× 最新プレーヤー6機種マッチング検証 − マランツ「NA8005」との相性は?
■HS-210はUSB-DACを直接接続しての再生に対応
QNAP「HS-210」がファームウェアアップデートにより、本機背面端子に直接USB-DACを接続しての再生に対応した。HS-210の背面のUSB端子にUSB-DACを接続し、パソコンで立ち上げたQNAPの専用アプリを操作することで、NASに保存した音源をUSB-DACから再生することができるのだ。
HS-210とUSB-DACを直接接続した際の再生システムについては、下記の図をご覧いただければイメージいただけるだろう。
■まずはファームウェアを最新の「v4.1.0」にアップデート
HS-210でUSB-DACを直接接続して再生するためには、本体のファームウェアを最新の「v4.1.0」にアップデートする必要がある。アップデートの方法だが、まずは「Qfinder」からネットワーク上のHS-210を選択し、ホーム画面のブラウザを開く。「コントロールパネル」アプリから「システム設定」を開き、「ファームウェア更新」を選択。画面上の指示にしたがってQNAPのサイトから最新ファームウェアをダウンロードして「参照」から選択し、インストールを行えば完了だ。なお、ファームウェアが同じ「4.1.0.JPN」でも、末尾が「(20140416)」のバージョンではUSB-DAC再生ができなかった。ファームがこちらの場合は「4.1.0.JPN(20140612)」にアップデートしよう。
・ファームウェアをアップデート
■PCのアプリから操作を行い「HS-210」に接続したUSB-DACで音楽再生
再生方法を紹介する前に気をつけたいのが、現時点では全てのUSB-DACの再生を保証するものではないということだ。QNAPの本国サイトには現時点で再生を確認しているモデルとして、SONY「HPA-2」やFOSTEX「HP-4A」を挙げている。編集部でも、HP-A4を使って実際に再生できることを確認した。しかし、その他のUSB-DACとして、MARANTZ「SA-14S1」やLUXMAN「DA-06」などを接続してみたが、うまく再生ができなかった。対応可能なUSB-DACについては、次回以降で検証していくので続報をお待ちいただきたい。
さて、それでは再生方法だ。まずはUSB-DACをHS-210の背面端子(LAN端子の左横の方のUSB端子。上下どちらでも問題ない)に接続する。次にHS-210のホーム画面に並んでいるアプリから「Music Station」を選択する。アプリを開いたら、画面の一番下のヘッドホンマークをクリックし、「ストリーミング出力」を「NASオーディオ出力」に切り替えよう。すると、アプリ上で再生したサウンドが、USB-DACから再生されるのだ。
・PCのアプリを操作してUSB-DACから再生した音楽を出力
なお、再生に対応フォーマットはWAV、AIFF、ALAC、FLAC、AAC、MP3などで、編集部の検証では192kHz/24bitなどハイレゾ音源の再生も確認できた。なお、DSD再生には対応していない。また、再生の操作については、現時点ではQNAPの専用アプリ「Music Station」からのみの対応となっており、再生できるのはNAS内に保存してあるファイルだけとなる。
USB-DACにおいては、USBケーブルの長さに限界があるため、どうしてもオーディオシステムの近くにパソコンを設置する必要があった。しかし、長距離の配線が可能なNASから直接USB-DACが接続できれば、設置性の問題も解決される。また、すでにネットワークオーディオ・システムを構築しているユーザーが、HS-210を中心にUSB-DACを用いてサブシステムを構築することも可能だ。
「HS-210」ロングランレポートの第4回目では、各USB-DACとの相性や、USB-DAC再生の音質について詳細をレポートしていく予定だ。(編集部)
QNAP「HS-210」がファームウェアアップデートにより、本機背面端子に直接USB-DACを接続しての再生に対応した。HS-210の背面のUSB端子にUSB-DACを接続し、パソコンで立ち上げたQNAPの専用アプリを操作することで、NASに保存した音源をUSB-DACから再生することができるのだ。
HS-210とUSB-DACを直接接続した際の再生システムについては、下記の図をご覧いただければイメージいただけるだろう。
■まずはファームウェアを最新の「v4.1.0」にアップデート
HS-210でUSB-DACを直接接続して再生するためには、本体のファームウェアを最新の「v4.1.0」にアップデートする必要がある。アップデートの方法だが、まずは「Qfinder」からネットワーク上のHS-210を選択し、ホーム画面のブラウザを開く。「コントロールパネル」アプリから「システム設定」を開き、「ファームウェア更新」を選択。画面上の指示にしたがってQNAPのサイトから最新ファームウェアをダウンロードして「参照」から選択し、インストールを行えば完了だ。なお、ファームウェアが同じ「4.1.0.JPN」でも、末尾が「(20140416)」のバージョンではUSB-DAC再生ができなかった。ファームがこちらの場合は「4.1.0.JPN(20140612)」にアップデートしよう。
・ファームウェアをアップデート
■PCのアプリから操作を行い「HS-210」に接続したUSB-DACで音楽再生
再生方法を紹介する前に気をつけたいのが、現時点では全てのUSB-DACの再生を保証するものではないということだ。QNAPの本国サイトには現時点で再生を確認しているモデルとして、SONY「HPA-2」やFOSTEX「HP-4A」を挙げている。編集部でも、HP-A4を使って実際に再生できることを確認した。しかし、その他のUSB-DACとして、MARANTZ「SA-14S1」やLUXMAN「DA-06」などを接続してみたが、うまく再生ができなかった。対応可能なUSB-DACについては、次回以降で検証していくので続報をお待ちいただきたい。
さて、それでは再生方法だ。まずはUSB-DACをHS-210の背面端子(LAN端子の左横の方のUSB端子。上下どちらでも問題ない)に接続する。次にHS-210のホーム画面に並んでいるアプリから「Music Station」を選択する。アプリを開いたら、画面の一番下のヘッドホンマークをクリックし、「ストリーミング出力」を「NASオーディオ出力」に切り替えよう。すると、アプリ上で再生したサウンドが、USB-DACから再生されるのだ。
・PCのアプリを操作してUSB-DACから再生した音楽を出力
なお、再生に対応フォーマットはWAV、AIFF、ALAC、FLAC、AAC、MP3などで、編集部の検証では192kHz/24bitなどハイレゾ音源の再生も確認できた。なお、DSD再生には対応していない。また、再生の操作については、現時点ではQNAPの専用アプリ「Music Station」からのみの対応となっており、再生できるのはNAS内に保存してあるファイルだけとなる。
USB-DACにおいては、USBケーブルの長さに限界があるため、どうしてもオーディオシステムの近くにパソコンを設置する必要があった。しかし、長距離の配線が可能なNASから直接USB-DACが接続できれば、設置性の問題も解決される。また、すでにネットワークオーディオ・システムを構築しているユーザーが、HS-210を中心にUSB-DACを用いてサブシステムを構築することも可能だ。
「HS-210」ロングランレポートの第4回目では、各USB-DACとの相性や、USB-DAC再生の音質について詳細をレポートしていく予定だ。(編集部)