様々な挑戦によって誕生
【レポート】ロジテックから登場、iPhone直結小型ポタアン「LHP-AHR192/CHR192」を読者が体験!
ハイレゾ対応イヤホンなど音質や機能性を高めたポータブルオーディオ製品を矢継ぎ早に投入し、大きな話題を集めているエレコム。その兄弟ブランドにあたるロジテックが、Lightning端子を採用したiPhone向けのハイレゾ対応ポータブルアンプ「LHP-CHR192」「LHP-AHR192」シリーズを発表した。
当サイトではこの製品の発表前に、その画期的な内容を事前に体験して頂く、読者限定のスペシャルイベントを開催していた。本稿ではそのイベントの模様をくわしくご紹介し、本製品の魅力に迫っていく。
■画期的なiPhone関連商品を世に送り出してきたロジテックの歴史
イベントで製品を紹介したロジテック(株) 開発部のAV課・大場民樹氏は、本機が様々な「挑戦」の果てに誕生した製品であることをアピールした。
まず大場氏は、これまでもロジテックが革新的なiPhone向け製品を投入してきたことを紹介した。
ロジテックは2006年からMFi(Made for iPod/iPhone/iPad)のライセンシーとして参加している。これは同プログラムがはじまった最初期のことだ。すでに10年近くの開発の歴史を持っていることになる。
また2013年には、世界初となるLightning端子採用のFMトランスミッターを発売した。これもかなりチャレンジングな製品で、それだけに開発には難航したが、それだけにノウハウを積み上げられたという。「iPhone関係の製品開発には自信があります」と大場氏は強調した。
■挑戦の末に生まれた製品。画期的な3つのポイント
LightningケーブルでiPhoneなどと直結できるポータブルヘッドホンアンプは、他社からも発表されている。ではなぜ、この「LHP-CHR192」「LHP-AHR192」が画期的なのか。大場氏は大きく3つのポイントを挙げた。
まず1つは、iPhoneからLightning端子を通して供給される電力で動く、つまりバスパワーで駆動する製品であること。
そして2つめに、ハイレゾ対応で、しかも192kHz/24bitまで対応していること。同種の製品では、96kHzや16bitまでしか対応していないものが多い。
さらに3つめのポイントとして、外形寸法35W×46H×9.6Dmm、質量32gと、コンパクトで持ち運びやすいこと。
これらの特徴をすべて兼ね備えた製品は、いまのところ存在しない。それだけに開発には困難が伴った。それだけではない。画期的な商品であるため、Appleが設定した基準をクリアし、MFi認証を取得する難しさも加わる。こういったことを一つ一つクリアする挑戦を積み重ね、本機が誕生した。
大場氏はこういったスペックを満たし、音質を高めながらも、手頃な価格にもこだわったことも強調。アダプター単体の価格はオープンだが実売は14,980円前後に設定されている。ちなみにハイレゾ対応イヤホン「EHP-CH2000」同等品とのセット「LHP-CHR192」も用意されており、こちらの価格は同22,980円前後となっている。
ハイレゾDAPが多数発売されているが、その多くは数万円から数十万円と高価なものが多い。Androidスマホでもハイレゾ対応製品が増えているが、まだその数は多くなく、しかも音質の面で課題もあると大場氏は主張。「すでにiPhoneを持っていれば、このアダプターを購入するだけで、すぐにハイレゾ再生環境を作れます」とアピールした。
当サイトではこの製品の発表前に、その画期的な内容を事前に体験して頂く、読者限定のスペシャルイベントを開催していた。本稿ではそのイベントの模様をくわしくご紹介し、本製品の魅力に迫っていく。
■画期的なiPhone関連商品を世に送り出してきたロジテックの歴史
イベントで製品を紹介したロジテック(株) 開発部のAV課・大場民樹氏は、本機が様々な「挑戦」の果てに誕生した製品であることをアピールした。
まず大場氏は、これまでもロジテックが革新的なiPhone向け製品を投入してきたことを紹介した。
ロジテックは2006年からMFi(Made for iPod/iPhone/iPad)のライセンシーとして参加している。これは同プログラムがはじまった最初期のことだ。すでに10年近くの開発の歴史を持っていることになる。
また2013年には、世界初となるLightning端子採用のFMトランスミッターを発売した。これもかなりチャレンジングな製品で、それだけに開発には難航したが、それだけにノウハウを積み上げられたという。「iPhone関係の製品開発には自信があります」と大場氏は強調した。
■挑戦の末に生まれた製品。画期的な3つのポイント
LightningケーブルでiPhoneなどと直結できるポータブルヘッドホンアンプは、他社からも発表されている。ではなぜ、この「LHP-CHR192」「LHP-AHR192」が画期的なのか。大場氏は大きく3つのポイントを挙げた。
まず1つは、iPhoneからLightning端子を通して供給される電力で動く、つまりバスパワーで駆動する製品であること。
そして2つめに、ハイレゾ対応で、しかも192kHz/24bitまで対応していること。同種の製品では、96kHzや16bitまでしか対応していないものが多い。
さらに3つめのポイントとして、外形寸法35W×46H×9.6Dmm、質量32gと、コンパクトで持ち運びやすいこと。
これらの特徴をすべて兼ね備えた製品は、いまのところ存在しない。それだけに開発には困難が伴った。それだけではない。画期的な商品であるため、Appleが設定した基準をクリアし、MFi認証を取得する難しさも加わる。こういったことを一つ一つクリアする挑戦を積み重ね、本機が誕生した。
大場氏はこういったスペックを満たし、音質を高めながらも、手頃な価格にもこだわったことも強調。アダプター単体の価格はオープンだが実売は14,980円前後に設定されている。ちなみにハイレゾ対応イヤホン「EHP-CH2000」同等品とのセット「LHP-CHR192」も用意されており、こちらの価格は同22,980円前後となっている。
ハイレゾDAPが多数発売されているが、その多くは数万円から数十万円と高価なものが多い。Androidスマホでもハイレゾ対応製品が増えているが、まだその数は多くなく、しかも音質の面で課題もあると大場氏は主張。「すでにiPhoneを持っていれば、このアダプターを購入するだけで、すぐにハイレゾ再生環境を作れます」とアピールした。
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