大画面の臨場感でゲーム世界に没入
100インチ大画面でゲームをしよう!エプソン高コスパプロジェクター「EH-TW5350」を楽しむ
■エプソンのプロジェクター「EH-TW5350」で、大画面ゲームを楽しむ!
「EH-TW5350」は、エプソン独自の3LCD方式を採用したフルHDプロジェクター。同社のホームシアター用プロジェクターとしては入門機に当たる。上位機に搭載されているレンズシフト機能等は非搭載だが、一方で、2,200ルーメンもの輝度性能や、35,000対1のコントラスト比を実現しているなど、入門機ながら純粋な画質面で妥協していないことが特徴だ。そのほか、基本的な機能の詳細については関連記事が詳しいのでそちらをご覧いただきたい。
さて、大画面で楽しむコンテンツとして真っ先に挙げられるのは映画と思われるが、当然ながら、プロジェクターで映画以外が楽しめないということではない。音楽ライブ、アニメ、テレビ番組など、「目で見る」ありとあらゆるコンテンツは、大画面と組み合わせることでさらに輝きを増す。何を見てもいいのである。
そこで、今回はEH-TW5350と組み合わせる多様なコンテンツの一つとして、意外と忘れられている感のある「ゲーム」を取り上げることにした。
それでは、実際にEH-TW5350の設置から始めて、大画面でゲームをプレイしてみよう。
■EH-TW5350をPS4とつなぐ。ケーブル1本で簡単に接続できる!
EH-TW5350を導入したのは、筆者宅のシアタールーム。EH-TW5350の付属品はリモコン、電源ケーブル、逆さ置き用フットの三点だ。今回、EH-TW5350の置き台には手元にあったサイドテーブルを使ったため、設置の手間はほとんどかからなかった。リモコンからテストパターンをボタン一つで表示させられるのも実に助かる。
EH-TW5350は製品の性格上、ホームシアター専用室よりも、リビングなどふだん暮らしている部屋でテーブルや台に置いての使用がメインになると思われる。本体はコンパクトかつ軽いため、一度セッティングを追い込んでおけば、「使う時だけプロジェクターを設置する」という使い方に十分対応するだろう。
今回は最新世代のゲーム機としてPlayStation 4と接続してみた。EH-TW5350はスピーカーも内蔵するため、外部のスピーカーを使わなければHDMIケーブルを一本繋ぐだけで、あっという間に視聴環境が完成する。この場合、必要なケーブルは電源ケーブルが2本とHDMIケーブルが1本のみだ。
高さ調整のできるサイドテーブルを使い、スクリーン正面からの投写スタイルとしたので、すぐに筆者の視聴室の100インチスクリーンに投写することができた。なお、スクリーン正面からの投写が難しい場合でも、EH-TW5350は台形補正機能がついているので、斜め方向から投写することができる。
■さっそく100インチ大画面ゲームをプレイ!
今回EH-TW5350の大画面でプレイしたのはこれらのタイトル。ジャンルに偏りがありすぎだと言われるかもしれないが、細かいことを気にしてはいけない。いずれのタイトルも素晴らしい映像表現力を有し、表示機器の画質性能を判断するにはもってこいである。
EH-TW5350が映し出す画はとにかく明るく、強力な輝度を活かした鮮明さが基調となっている。カラーモードの「ダイナミック」や「ブライトシネマ」は、昼間に日光の入る部屋で使うような場合には適しているが、ある程度暗くできる環境ではあまりにも眩しいので、シアタールームなどでは「ナチュラル」モードでの使用をおすすめしたい。
また、EH-TW5350で特筆すべきなのはフォーカスの良さ。画面の隅々までクッキリと映像が映し出され、100インチという画面サイズであってもぼやけた印象はまるでない。露骨にと言っていいほど強烈に利くディテール強調機能とあわせ、EH-TW5350には「テレビに比べてプロジェクターは映像がぼやける」という漠然とした一般のイメージを払拭するだけの力がある。
一方で、本機は黒の沈み込みがそれほど深くないこともあり、初期設定では黒側の諧調が少々見え辛いが、オフセットや明度を調節することでだいぶ見通しがよくなる。そのうえで彩度も心持ち引き上げてやれば、最新世代のゲームの豪華絢爛な映像表現を余すところなく楽しめる画の出来上がりである。美しいものはより美しく、恐ろしいものはより恐ろしく、ゲームに込められたクリエイターのあらゆるこだわりが、より強くプレイヤーの心を打つ。
ゲームはプレイヤーの意思を操作によって反映させるという特性上、ただでさえ強い没入感が得られるコンテンツである。そこに視界を覆う大画面を組み合わせた際の相乗効果は計り知れない。大画面がもたらす没入感はプレイヤーの魂を日常の雑事から解き放ってくれる。特にバトルものは、時間を忘れ、我を忘れ、おぞましい闇に潜む人智を越えた敵と対峙し、死闘の末に討ち果たす。血を湧かせ、肉を躍らせ、心を震わせる体験・・・表現が少々過激かつ極端になったが、これはなぜオーディオやホームシアターという趣味領域があるのかという根源にも連なる体験である。
「EH-TW5350」は、エプソン独自の3LCD方式を採用したフルHDプロジェクター。同社のホームシアター用プロジェクターとしては入門機に当たる。上位機に搭載されているレンズシフト機能等は非搭載だが、一方で、2,200ルーメンもの輝度性能や、35,000対1のコントラスト比を実現しているなど、入門機ながら純粋な画質面で妥協していないことが特徴だ。そのほか、基本的な機能の詳細については関連記事が詳しいのでそちらをご覧いただきたい。
さて、大画面で楽しむコンテンツとして真っ先に挙げられるのは映画と思われるが、当然ながら、プロジェクターで映画以外が楽しめないということではない。音楽ライブ、アニメ、テレビ番組など、「目で見る」ありとあらゆるコンテンツは、大画面と組み合わせることでさらに輝きを増す。何を見てもいいのである。
そこで、今回はEH-TW5350と組み合わせる多様なコンテンツの一つとして、意外と忘れられている感のある「ゲーム」を取り上げることにした。
それでは、実際にEH-TW5350の設置から始めて、大画面でゲームをプレイしてみよう。
■EH-TW5350をPS4とつなぐ。ケーブル1本で簡単に接続できる!
EH-TW5350を導入したのは、筆者宅のシアタールーム。EH-TW5350の付属品はリモコン、電源ケーブル、逆さ置き用フットの三点だ。今回、EH-TW5350の置き台には手元にあったサイドテーブルを使ったため、設置の手間はほとんどかからなかった。リモコンからテストパターンをボタン一つで表示させられるのも実に助かる。
EH-TW5350は製品の性格上、ホームシアター専用室よりも、リビングなどふだん暮らしている部屋でテーブルや台に置いての使用がメインになると思われる。本体はコンパクトかつ軽いため、一度セッティングを追い込んでおけば、「使う時だけプロジェクターを設置する」という使い方に十分対応するだろう。
今回は最新世代のゲーム機としてPlayStation 4と接続してみた。EH-TW5350はスピーカーも内蔵するため、外部のスピーカーを使わなければHDMIケーブルを一本繋ぐだけで、あっという間に視聴環境が完成する。この場合、必要なケーブルは電源ケーブルが2本とHDMIケーブルが1本のみだ。
高さ調整のできるサイドテーブルを使い、スクリーン正面からの投写スタイルとしたので、すぐに筆者の視聴室の100インチスクリーンに投写することができた。なお、スクリーン正面からの投写が難しい場合でも、EH-TW5350は台形補正機能がついているので、斜め方向から投写することができる。
■さっそく100インチ大画面ゲームをプレイ!
今回EH-TW5350の大画面でプレイしたのはこれらのタイトル。ジャンルに偏りがありすぎだと言われるかもしれないが、細かいことを気にしてはいけない。いずれのタイトルも素晴らしい映像表現力を有し、表示機器の画質性能を判断するにはもってこいである。
EH-TW5350が映し出す画はとにかく明るく、強力な輝度を活かした鮮明さが基調となっている。カラーモードの「ダイナミック」や「ブライトシネマ」は、昼間に日光の入る部屋で使うような場合には適しているが、ある程度暗くできる環境ではあまりにも眩しいので、シアタールームなどでは「ナチュラル」モードでの使用をおすすめしたい。
また、EH-TW5350で特筆すべきなのはフォーカスの良さ。画面の隅々までクッキリと映像が映し出され、100インチという画面サイズであってもぼやけた印象はまるでない。露骨にと言っていいほど強烈に利くディテール強調機能とあわせ、EH-TW5350には「テレビに比べてプロジェクターは映像がぼやける」という漠然とした一般のイメージを払拭するだけの力がある。
一方で、本機は黒の沈み込みがそれほど深くないこともあり、初期設定では黒側の諧調が少々見え辛いが、オフセットや明度を調節することでだいぶ見通しがよくなる。そのうえで彩度も心持ち引き上げてやれば、最新世代のゲームの豪華絢爛な映像表現を余すところなく楽しめる画の出来上がりである。美しいものはより美しく、恐ろしいものはより恐ろしく、ゲームに込められたクリエイターのあらゆるこだわりが、より強くプレイヤーの心を打つ。
ゲームはプレイヤーの意思を操作によって反映させるという特性上、ただでさえ強い没入感が得られるコンテンツである。そこに視界を覆う大画面を組み合わせた際の相乗効果は計り知れない。大画面がもたらす没入感はプレイヤーの魂を日常の雑事から解き放ってくれる。特にバトルものは、時間を忘れ、我を忘れ、おぞましい闇に潜む人智を越えた敵と対峙し、死闘の末に討ち果たす。血を湧かせ、肉を躍らせ、心を震わせる体験・・・表現が少々過激かつ極端になったが、これはなぜオーディオやホームシアターという趣味領域があるのかという根源にも連なる体験である。
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