[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第151回】5千円以下でイイ感じなイヤホンがまた登場!「Auglamour R8」を聴く
■また出たかも? 5千円前後のナイスなイヤホン「小倉さん」
去年末にここでも紹介させていただいたイヤホンRHA「S500」は、「ルックスもサウンドも、今後の5,000円前後クラスのイヤホンに期待される基準が一気に引き上げられた。引き上げられてしまった」という期待と不安を与えてくれる逸品だった。
それを覚えてくれていたのか、編集部から「その価格帯で面白いものが編集部に届いたので聴いてみますか?」と届けられたのが、今回紹介するこちら、Auglamour「Auglamour R8」。e☆イヤホン実売税込4,500円だ。
「e☆イヤホン実売」とピンポイントなのは、こちらの日本正規流通品はe☆イヤホン各店舗(もちろんオンライン通販含む)の独占販売のため(eイヤの紹介ページ)。このところ中国ブランドの活躍が目立つが、こちらも新進の中国ブランドの製品だ。かつては世界の「工場」だった中国だが、現在は生産はもちろん開発からすべて中国という優れた製品も多い。このモデルも前掲の写真からすでに漂っていると思うが、とりあえずルックスの時点ではかなりイケてそうな雰囲気だ。期待しつつチェックしていこう。
なお「Auglamour」の読みは「オーグラマー」とのこと。どことなく群馬感のある響きだ。「小倉さん」とでも呼ぶと親しみが湧くのではないだろうか。
■写真を見ながら情報確認
ではまず基本仕様的なところや外観などを確認していこう。ドライバーはダイナミック型で10mm径。小口径でも大口径でもなくバランスのよさそうな中口径だ。
筐体素材は金属。日本向けにはざっくり「メタル合金」と紹介されているようだが、本国直販サイト(と思われるところ)では「ZINC alloy」との表記。亜鉛合金のようだ。亜鉛をベースにした合金は、融点は低めで寸法精度は高いなど加工性が高い。そして比重は重めで振動減衰性は高め。前述の加工性含め、諸々のコストは低めだ。
チタンやマグネシウムのようなプレミアム感や突出した個性こそないが、低コストでありながらオーディオに求められる特性を平均的に備える合金だったりする。プレミアム感や突出した個性はないので「亜鉛合金採用!」とか売り文句として強く謳われていることはあまりないが、実際には様々なオーディオ製品の各所に使われている、普通に実績のある金属素材だ。
筐体のカラーバリエーションはブラックとシルバー。
シルバーの方は本国では「グレイ」の表記で、実物の印象としてはそちらの呼び方の方が雰囲気に合うかなと思う。iPhone等でいうところの「スペースグレイ」みたいな感じで。細かなヘアライン仕上げの落ち着いた渋い雰囲気も印象的。
ブラックも単純なブラックではない。こちらはメッキ鏡面仕上げで輝かされており、「ブラッククローム」といった感じだ。実際にクロームメッキなのか、何か他のメッキなのかはわからないが。
便宜上「カラー」バリエーションと呼ぶしかないが、しかしカラーではなく仕上げの違いによってもその印象は大きく振り分けられている。カラバリ選びは慎重に!
さて、筐体のアップ写真を見てもうひとつお気付きと思うが、この価格帯にしてリケーブルに対応している。またケーブルを耳の上に回すイヤモニ方式の装着を採用している。4,
500円なので「リケーブルしようとしたらケーブルの方が高いパターン」になる気はするが。
リケーブルの端子は、国内向けには特に明記はないが、前述の本国通販サイト(と思われるところ)での表記は「UE pin, detachable cable design」だ。
ケーブルもイヤモニ系っぽい編上げで、耳周りにはいわゆる針金なワイヤーが入れられている。またケーブルに後付けするフックも付属する。
そのイヤーフックの他の付属品は、イヤーピースは傘の部分と軸の部分で色、そして硬さを変えてあると思われるシリコンタイプが3サイズ。そして低反発フォームタイプは1サイズ。ケーブルクリップ。そしてハードケースにしてはコンパクトな感じのハードケース。低反発フォームイヤーピースとハードケースについては製品説明に「カラーは異なる場合がございます」と添えられている。
去年末にここでも紹介させていただいたイヤホンRHA「S500」は、「ルックスもサウンドも、今後の5,000円前後クラスのイヤホンに期待される基準が一気に引き上げられた。引き上げられてしまった」という期待と不安を与えてくれる逸品だった。
それを覚えてくれていたのか、編集部から「その価格帯で面白いものが編集部に届いたので聴いてみますか?」と届けられたのが、今回紹介するこちら、Auglamour「Auglamour R8」。e☆イヤホン実売税込4,500円だ。
「e☆イヤホン実売」とピンポイントなのは、こちらの日本正規流通品はe☆イヤホン各店舗(もちろんオンライン通販含む)の独占販売のため(eイヤの紹介ページ)。このところ中国ブランドの活躍が目立つが、こちらも新進の中国ブランドの製品だ。かつては世界の「工場」だった中国だが、現在は生産はもちろん開発からすべて中国という優れた製品も多い。このモデルも前掲の写真からすでに漂っていると思うが、とりあえずルックスの時点ではかなりイケてそうな雰囲気だ。期待しつつチェックしていこう。
なお「Auglamour」の読みは「オーグラマー」とのこと。どことなく群馬感のある響きだ。「小倉さん」とでも呼ぶと親しみが湧くのではないだろうか。
■写真を見ながら情報確認
ではまず基本仕様的なところや外観などを確認していこう。ドライバーはダイナミック型で10mm径。小口径でも大口径でもなくバランスのよさそうな中口径だ。
筐体素材は金属。日本向けにはざっくり「メタル合金」と紹介されているようだが、本国直販サイト(と思われるところ)では「ZINC alloy」との表記。亜鉛合金のようだ。亜鉛をベースにした合金は、融点は低めで寸法精度は高いなど加工性が高い。そして比重は重めで振動減衰性は高め。前述の加工性含め、諸々のコストは低めだ。
チタンやマグネシウムのようなプレミアム感や突出した個性こそないが、低コストでありながらオーディオに求められる特性を平均的に備える合金だったりする。プレミアム感や突出した個性はないので「亜鉛合金採用!」とか売り文句として強く謳われていることはあまりないが、実際には様々なオーディオ製品の各所に使われている、普通に実績のある金属素材だ。
筐体のカラーバリエーションはブラックとシルバー。
シルバーの方は本国では「グレイ」の表記で、実物の印象としてはそちらの呼び方の方が雰囲気に合うかなと思う。iPhone等でいうところの「スペースグレイ」みたいな感じで。細かなヘアライン仕上げの落ち着いた渋い雰囲気も印象的。
ブラックも単純なブラックではない。こちらはメッキ鏡面仕上げで輝かされており、「ブラッククローム」といった感じだ。実際にクロームメッキなのか、何か他のメッキなのかはわからないが。
便宜上「カラー」バリエーションと呼ぶしかないが、しかしカラーではなく仕上げの違いによってもその印象は大きく振り分けられている。カラバリ選びは慎重に!
さて、筐体のアップ写真を見てもうひとつお気付きと思うが、この価格帯にしてリケーブルに対応している。またケーブルを耳の上に回すイヤモニ方式の装着を採用している。4,
500円なので「リケーブルしようとしたらケーブルの方が高いパターン」になる気はするが。
リケーブルの端子は、国内向けには特に明記はないが、前述の本国通販サイト(と思われるところ)での表記は「UE pin, detachable cable design」だ。
ケーブルもイヤモニ系っぽい編上げで、耳周りにはいわゆる針金なワイヤーが入れられている。またケーブルに後付けするフックも付属する。
そのイヤーフックの他の付属品は、イヤーピースは傘の部分と軸の部分で色、そして硬さを変えてあると思われるシリコンタイプが3サイズ。そして低反発フォームタイプは1サイズ。ケーブルクリップ。そしてハードケースにしてはコンパクトな感じのハードケース。低反発フォームイヤーピースとハードケースについては製品説明に「カラーは異なる場合がございます」と添えられている。