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PRベース機「WA-V1」との違いをチェック!

“ピッドホン” シリーズ史上最高のトータルバランス!AVIOT「WA-V1-PNK」レビュー

公開日 2024/09/13 06:30 高橋 敦
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ロックバンド “凛として時雨” のピエール中野氏完全監修ワイヤレスヘッドホン、 “ピッドホン3” こと「WA-V1-PNK」がAVIOTから遂に登場。今回はベース機の発売から3か月以上を経てのPNKモデル登場であるので、これまで以上に「待望の」だった方も多いことだろう。

本モデルのポイントは、おなじみのピエール中野氏監修の特別な音質チューニングと外観デザインに、こちらも特別なボイスガイダンスとアクセサリーが付属する。前置きは手短に、早速その内容を紹介していく。

待望の“ピッドホン3”こと「WA-V1-PNK」を実機レビュー!

■ベース機「WA-V1」を踏襲した充実の機能性



前提として、ピッドホン3の魅力の土台はベース機「WA-V1」自体の優秀さだ。「ワイヤレスヘッドホンの新基準を目指す」として開発された同モデルは、ミドルクラスな価格にしてハイエンドヘッドホン相当の機能性を実現。それがPNKモデルにも引き継がれている。

「WA-V1-PNK」 価格 : 19,800円(税込)

特に象徴的な機能は「アダプティブハイブリッドノイズキャンセリング」だ。ヘッドホン外側の騒音を検知するフィードフォワードマイクと、内側の騒音を検知するフィードバックマイクを組み合わせたハイブリッド方式でノイズキャンセリング強度が向上し、騒音状況の変化に応じてその効かせ方を自動調整するアダプティブ機能も搭載。屋外の盛大な騒音は強力に抑制、室内の軽い騒音は自然に抑制するなど、常に快適な静けさを提供してくれる。音楽再生を継続しつつマイクで拾った周囲の音もクリアにミックスしてくれる、外音取り込みモードも当然用意されている。

実際に住宅地から「駅前→駅ホーム→電車内→繁華街」と試しても、ノイキャンの効きには常に満足。自動調整の挙動が不自然になることもなかった。室内においてエアコンの全力稼働や暴風雨の音を、しっかり抑え込んでくれたのも嬉しかったポイントだ。

さまざまな場所を行き来してもノイズキャンセリングの効きには常に満足

音響周りでは、基板やバッテリー等を収める電子スペースとドライバーを収める音響スペースを隔離した、2重構造ハウジングがポイントだ。音響スペース側のバックチャンバーには低音の量感と透明感を生み出すアコースティックダクトを設置し、専用大口径ドライバーのポテンシャルを引き出している。LDACコーデックにも対応し、ワイヤレスでのハイレゾ再生も実現する。

ヘッドホン本体は、フォルダブル構造で持ち運び時はコンパクトに折りたため、ハウジング部のスイング機構のおかげで首にかけておく際の収まりや見栄えもよい。イヤーパッド表面のエコレザーはさらりとしっとりの中間といった肌触り。中身の低反発ウレタンと合わせて耳周りに優しく密着し、装着感と遮音性を高めてくれている。

フォルダブル構造で持ち運び時はコンパクトに折りたためる

イヤーパッド表面のエコレザーはさらりとしっとりの中間

ほかにも、連続再生最大約120時間のロングバッテリー搭載に、10分充電で11時間再生の急速充電、2台の機器と同時接続しておけるマルチポイント接続、話し声と区別して騒音のみを除去するAIアルゴリズムによるクリアな通話性能、音声遅延低減で動画視聴時にも活躍するゲーミングモードの搭載などなど。つまりは「ぜんぶ入り」のモデルだ。

次ページPNKモデルならではのオリジナルデザイン。独自アクセサリーも豊富に用意

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