【特別企画】“音楽家のための防音工事会社”によるオーディオ試聴会を徹底レポート
“防音工事で音が良くなった”具体例を多数紹介/高級機器でのハイレゾ聴き比べも − 「Acoustic Audio Forum」レポート
様々な実験や音楽再生デモを通じて“音のよい部屋”づくりのための体験ができるオーディオファン向け試聴会「第26回 Acoustic Audio Forum」が開催された。
■プレーヤー周りだけでも700万円超のシステムで“部屋の響き”を体感
本イベントを主催するのは、オーディオやホームシアターファン向けの防音工事を数多く手掛けるアコースティックラボ。アコースティックエンジニアリング、アコースティックデザインシステムといったグループ会社とともに、プロのミュージシャンや音楽エンジニアが使う音楽スタジオなども手掛けており、“音楽のための部屋”を構築する豊富なノウハウを持っている会社だ。
そんな同社が毎月開催しているのが、この「アコースティックオーディオフォーラム」。有名交響楽団に所属するプロの演奏家が練習のために訪れることもあるほどに音響に配慮された同社ショールームを主な会場に、テーマを様々に変えながら開催されているイベントだ。
その最新回が行われたのは2015年の12月26日・27日。1年の最後ということで、あえてテーマを絞らず、過去のテーマをおさらいしながら総合的に進行するイベントとなった。
デモのシステムにはスフォルツァートのネットワークプレーヤー最上位機「DSP-01」や、バッファローのオーディオ用NAS“DELA”「N1Z MELCO40周年記念モデル」を用意。「DSP-01」用のマスター・クロック・ジェネレーターも上位モデル「PMC-01BVA」を用意し、プレーヤー周りだけでも約700万円というハイエンドなシステムでの音源再生が行われた。
イベントにゲスト参加したスフォルツァートの小俣氏は、マスタークロックジェネレーターについて「高品位な10MHzクロックを供給するためのもの。原価で百数十万円する大きな振動子を採用している」と説明。「それを削り出しの筐体に入れたりするとどうしてもこの値段(345万円/税抜)になってしまう」など、製品へのこだわりを語る。
なお、イベントはカンターテ・ドミノやストラヴィンスキー「火の鳥」、ホリー・コール・トリオ「So And So」など、ハイレゾ音源やCDリッピング音源の再生デモを交えながら進行。
同一音源のフォーマット違い(48kHz/24bit、96kHz/24bit、192kHz/24bit、384kHz/32bit、DSD 5.6MHz、DSD 11.2MHZ)の聴き比べも行われ、そうした違いも体感できる場となった。
また、これらの機材は1月29日(金)・30日(土)に開催予定の次回イベントにも用意するとのこと(イベント公式サイトの情報)。次回の詳細は決定次第アナウンスするとしており、その際にはファイル・ウェブでも改めてお伝えする。
■“防音工事で音が良くなった実例”を紹介
アコースティックラボの岩元氏は、「このイベントでは『防音工事で音が良くなる』と訴え続けてきたが、それが本当だということが分かる事例を紹介したい」と、同社が手がけた物件の例を紹介。「まったく同じオーディオ機器で、工事前後でどれくらい音が変わるのかをテーマにした」(岩元氏)という物件についての説明を行った。
■プレーヤー周りだけでも700万円超のシステムで“部屋の響き”を体感
本イベントを主催するのは、オーディオやホームシアターファン向けの防音工事を数多く手掛けるアコースティックラボ。アコースティックエンジニアリング、アコースティックデザインシステムといったグループ会社とともに、プロのミュージシャンや音楽エンジニアが使う音楽スタジオなども手掛けており、“音楽のための部屋”を構築する豊富なノウハウを持っている会社だ。
そんな同社が毎月開催しているのが、この「アコースティックオーディオフォーラム」。有名交響楽団に所属するプロの演奏家が練習のために訪れることもあるほどに音響に配慮された同社ショールームを主な会場に、テーマを様々に変えながら開催されているイベントだ。
その最新回が行われたのは2015年の12月26日・27日。1年の最後ということで、あえてテーマを絞らず、過去のテーマをおさらいしながら総合的に進行するイベントとなった。
デモのシステムにはスフォルツァートのネットワークプレーヤー最上位機「DSP-01」や、バッファローのオーディオ用NAS“DELA”「N1Z MELCO40周年記念モデル」を用意。「DSP-01」用のマスター・クロック・ジェネレーターも上位モデル「PMC-01BVA」を用意し、プレーヤー周りだけでも約700万円というハイエンドなシステムでの音源再生が行われた。
イベントにゲスト参加したスフォルツァートの小俣氏は、マスタークロックジェネレーターについて「高品位な10MHzクロックを供給するためのもの。原価で百数十万円する大きな振動子を採用している」と説明。「それを削り出しの筐体に入れたりするとどうしてもこの値段(345万円/税抜)になってしまう」など、製品へのこだわりを語る。
なお、イベントはカンターテ・ドミノやストラヴィンスキー「火の鳥」、ホリー・コール・トリオ「So And So」など、ハイレゾ音源やCDリッピング音源の再生デモを交えながら進行。
同一音源のフォーマット違い(48kHz/24bit、96kHz/24bit、192kHz/24bit、384kHz/32bit、DSD 5.6MHz、DSD 11.2MHZ)の聴き比べも行われ、そうした違いも体感できる場となった。
また、これらの機材は1月29日(金)・30日(土)に開催予定の次回イベントにも用意するとのこと(イベント公式サイトの情報)。次回の詳細は決定次第アナウンスするとしており、その際にはファイル・ウェブでも改めてお伝えする。
■“防音工事で音が良くなった実例”を紹介
アコースティックラボの岩元氏は、「このイベントでは『防音工事で音が良くなる』と訴え続けてきたが、それが本当だということが分かる事例を紹介したい」と、同社が手がけた物件の例を紹介。「まったく同じオーディオ機器で、工事前後でどれくらい音が変わるのかをテーマにした」(岩元氏)という物件についての説明を行った。