新シリーズFLUAT始動、伸びやかで透明度に富む高解像度な音調
30年以上に及ぶロングセラーART LINKに代わる新シリーズFLUAT（フリュエット）のラインケーブルである。導体には6N-OFC、PCUHD、HYPER OFCの3種を使用。フッ素樹脂テープで絶縁を施し、PVCシースなども含めた被覆に対するアニール処理という新機軸を打ち出して独自の技術を確立している。またエラストマー制振材の採用で不要振動を処理。伸びやかで透明度に富む高解像度な音調を実現した。
抜けがよく情報量にも優れた高品位な仕上がり
ART LINKに代わるFLUAT（フリュエット）シリーズの電源ケーブル。導体はラインケーブルと同じく6N-OFC、PCUHD、HYPER OFCの3種とし、PVC絶縁を施したうえホット／コールドを各2芯とした5芯構造に構成している。また中心部にはエラストマー制振材を配置。被覆にアニールをかける新技術も採用した。シールドはアルミテープと編組の二重構造。抜けがよく情報量にも優れた高品位な仕上がりだ。
潤いのあるナチュラルでキメ細やかなサウンド
PC-Triple Cの開発に深く関わったサエクの電源ケーブルだ。上位のPL-9000と同時発売だが、内部導体の構成・構造が異なる。弟分のPL-5900は32φの導体45本を綿糸介在と3芯に撚り合わせた3.6スケアで、ケーブル被覆にもこだわった。プラグはフルテックの特注品で、ポリカーボネートハウジングの金メッキタイプを組み合わせ、サエクらしい潤いのあるナチュラルでキメ細やかなサウンドを得ている。
高音質と価格にこだわったエントリー電源ボックス
上級機のノウハウを投入したハイコスパな電源ボックスだ。ノイズフィルター内蔵タイプで、「大電流機器・高ノイズ機器」「小電流機器」を分離接続して最適な環境で使いわけることができるのが特徴だ。コンセントは4口でアメリカン電機製。共通の入力であるACインレットは、ロジウムメッキ仕上げを採用した高品位なものだ。しっかりした厚めのスチールシャーシを採用。ノイズを抑えた伸びのある純度の高い再生だ。
独自開発の強力なノイズフィルターが特徴
ノイズフィルター機能を備えたACアダプター。特製の低リーク電源トランスと大容量パワーMOSFETを搭載し、複数の動作モードを持つ制御ICによって高効率化を図っている。またスイッチング周波数を変動させることで放射ノイズも低減。独自のアクティブ・ノイズ・キャンセレーションIIの搭載とパッシブ・インシュレーション・フィルターの組み合わせで、ノイズフロアを1μV以下に抑える強力な処理が注目の的である。
貴陽石などの天然鉱石を含浸させたアクセサリー
シリコン系の材質にトルマリンや貴陽石などの鉱物を含有させ、マイナスイオン効果を強力に加えたシリーズである。表面の形状にも彫りを深めるなどの工夫を行い、接触面での作用に入念な配慮を行って振動制御を確実なものとしている。従来の柔軟な素材とは異なり、エネルギーの過度な吸収が起きず弾みを失わせることがない。さらにマイナスイオンによる信号エネルギーの強化が、再現力をいっそう起伏に富んだものとしている。
MMカートリッジを生かす負荷調整機器
MMカートリッジに特化した負荷調整機器である。一般的なイコライザーのMM入力が47kΩ固定であるため、ビンテージモデルやモノラル・タイプで十分な音質が得られないことを考慮して、負荷インピーダンスを900～47kΩ、負荷容量を0～470pFまで各6段階に調節することができる。高出力MCや昇圧トランスにも使用可能。電源は不要で、意外なほどMM型の音が生きてくる。バランスとエネルギーが整うのである。
音楽を軽快かつハイスピードに表現する
カーボンを発泡させたシートは極めて軽いが振動を巧みに抑制し、S/Nを向上させながら微小域のリニアリティが崩れず、低域に軽く力をつけるのが好ましい。クランプ式のスタビライザーは軸に負担をかけず、しっかりと盤を固定することができる。付属のワッシャーを介することで、盤を力学的にプラッター及びシートから浮かすという考えも面白い。音は非常に軽やかで音数多く、ハイスピードな表現が持ち味と感じられた。
静電除去性能をもつサンダーロンの応用商品
SFCの静電除去アイテム2製品。静電除去性能をもつサンダーロンの応用商品で、SK-EXΣはディスク用帯電イレーサーだ。LPだけでなくあらゆる光ディスクに対応して、本体にディスクを入れ30秒蓋を閉じれば、きれいに静電除去ができる。SK-FILTER SUSはレコードを再生しながら静電気除去ができるというスグレモノ。レコード面は非接触で、台座シャフト部がスチールからステンレスに変更されている。
効果の高い巻きつけ系アクセサリー
いわゆる巻きつけ系のアクセサリーだ。AETの製品は特殊帯電防止素材が2層で使われ、静電気対策とケーブル内部の誘電ノイズ対策を実現、振動ノイズも減少。床だけでなく、壁にケーブルが押し当てられている場合にもインシュレーターとしての効果は高い。また、両端にアース線が接続できるネジも装備。これも効果的だった。さまざまな要素をシンプルな構造の中に集約。よく開発されたプロダクツとして評価された。
NCF採用のフルテックRCAケーブル、空間表現が圧倒的
フルテックの最高峰RCAインターコネクトケーブルがバージョンアップされて登場した。ケーブル導体部分を旧モデルから引き継ぎつつ、RCAプラグに初めてNCFを採用したものだ。センターピン内部に静電対策としてNCFを注入したもので、αOCCロジウムメッキのワンピース中心導体。強力な制振効果に加え静電効果が高まり、ローレベルのS/Nや分解能が強化され、音の冴えや空間表現が圧倒的だ。
弾むような躍動感と静かさの対比が鮮烈
出川式MDユニット搭載電源ケーブルのリファイン・バージョンである。マグネット・ユニットの外側に配する天然鉱石に貴陽石パウダーを追加。マイナスイオン効果を強化して、いっそうエネルギーを高めている。また端子内部にも貴陽石塗料を塗布したほか、フルテック社との共同開発によるNCFの採用で静電気抑制効果も向上させた。ケーブル本体はPC-Triple Cの極太構成。弾むような躍動感と静かさの対比が鮮烈である。
オーディオ愛好家の新たな指標となるモデル
フルテックの電源ケーブルの最高峰だ。両端プラグの絶縁部に静電気と振動を低減するNCFを採用したことが大きなエポックで、ACプラグはFI-50M NCF（R）、インレットプラグはFI-50 NCF（R）を使用。ケーブル中央には電波吸収材を入れたダンピング材がセットされている。伝送特性を極めた仕様で、ハイエンドオーディオを追求する愛好家の新たな指標となった。迫真のリアリティとスケール感豊かな再現性だ。
独特の色気を伴ったオヤイデの電源ケーブル
妖艶なる音色を追求して開発された、同社の新機軸を打ち出す電源ケーブル。情報量やクオリティを担保しつつも、聴き疲れのない音質が確保されている。特に、本ケーブルの本領ともいうべきヴォーカル再現には、独特の面妖さや色気を伴った確かなプレゼンスが実現され、聴くものを虜にする独特の味わいがある。
ここ一番の強音もパワフルにこなす
上級ボックスに採用された大／小電力独立フィルター、カーボン／ネオフェード3層構造体による防振、高品位のインシュレーターなどを引き継いだ中級ボックス。音質傾向はまさにトップエンドのPB-HR2000をそのまま少しだけ縮小した感じで、S/N高く繊細な表現を持ち味にしながらここ一番の強音一発もパワフルにこなす。同時発売の電源ボックス専用オーディオボードAB-PB1もぜひ併用したいところだ。
現代ソースのディテールもナチュラルに引き出す
約15年ぶりに待望のリニューアルを遂げた同社フラグシップ電源ボックス。初代モデルの2mm厚の真鍮ボディや銀単線採用などを継承しつつ、コンセントの並列接続、異素材構成のワッシャーによる制振処理など、細やかなチューンアップを実施。従来機の明快で押し出し良いサウンドを活かしつつも、現代的なハイファイソースのディテールや表現力をよりナチュラルに引き出す性能を獲得している。
情報量とエネルギーに富んだ再現力が高評価
ZPS-6000の後継モデルだが、筐体は同じアルミ・ダイキャストとしながら随所に改良を加えリニューアルを徹底している。内部配線は電源ケーブル7NPS-Shupremeのコンセプトを受け継いで、7NクラスCuを始めとする4種のハイブリッド。筐体内部には6mm厚の高剛性インシュレーターを装着している。端子は全てロジウムメッキである。情報量とエネルギーに富んだ再現力が、圧倒的な評価を受けている。
空間の見通しや音の色彩感が良好
従来製品の改良型ではあるが、一段ごとにスパイクを採用したり、チューニングリング、チューニングフィルムを装備。支柱内部には特殊シリコンを充填など、フルモデルチェンジに近い製品。振動のデパートであるラックを、地道な技術開発の集大成で攻めた労作。音は表面的なハイファイ調ではなく、みっちりと実の詰まった音が基調。空間の見通しの良さや音の色彩感、音楽との距離感がいい意味で近く、大幅な音質向上が認められた。
ポンプから空気を吸引することで真空密着を実現
再生中の吸引を可能にした吸着式スタビライザーである。純マグネシウムのディスクにシーリング・ゴムを装備し、中心部に乗せた真鍮／マグネシウム製のスタビライザーを通してポンプから空気を吸引することで真空密着を実現する。動作音も極めて静寂。理想の連続吸引を実現し、吸着式の真価を発揮させた功績には極めて大きなものがある。
ネットオーディオのクオリティを大幅に向上
SNSの口コミで大ブレイクを果たした、香港発の気鋭ブランドが手掛けるネットワークオーディオ・アクセサリー。Fiber Box2は、光絶縁機能を1筐体で実現するという革新的アイデアによる製品だ。プレーヤーの直前などに挿入することで、静謐で濃厚なサウンドへと一変させる破壊力を持つ。SilentSwitchも、良質なクロック及び電源回路に加えて、グランド絶縁スイッチを実装することで徹底的なノイズ対策が行える。
見違えるほど鮮度とエネルギーを増す
独自の吊り下げバネ機構によるWELLDELTAの上位バージョンで、可動部となるステンレス製上板をカバーと一体化した画期的なスタイルとなっている。カバーは27mmのステンレス削り出し。剛性が高まり、板状の振動モードが発生しなくなるという。中央部にスパイクを差し込む穴のあるバージョンと穴なしの2種が用意されている。スピーカーが見違えるほど鮮度とエネルギーを増す様は驚異的とさえ言える。
独自の感性が際立つスペインのケーブルブランド
フォノ・アクースティカは、スペインのオーディオファイルが、自分の欲しい音を出すべく作ったオーディオケーブルのメーカー。「音楽への没入感を届けたい」「機材の事は忘れて純粋に音楽を楽しんでほしい」という音を実現したことが素晴らしい。ミドルクラスのアルモニコシリーズでは導体に金と銀の合金を採用するなど、材質・構造的にもユニーク。独自の感性が際立つ。
新素材の投入により圧倒的な性能を実現
この値段であれば立派な発電型のクリーン電源も買えてしまうが、たしかにノイズ除去能力は高い。ボディの金属からして新素材を投入し、特殊異種合金パウダー層を2層に、ノイズバリアトンネル構造を3重にしたりと、獲得した技術を全て投入。総合的に再生音のクオリティが上がり、人間味のある、血の通った音楽として聴かせてくれる世界が素晴らしい。
低域再生能力と空間再現力の高さに驚く
ノイズポンプの最終兵器。パワーアレイ・プロフェッショナルの登場は、電源系アクセサリーに大きなインパクトを与えるものだ。88万円は確かに高価だが、圧倒的な効果に驚くだろう。すさまじい低域再生能力と空間再現。心をゆさぶる音楽の実在感に感動する。大袈裟でなくパワーアレイ10個分以上の効果だ。アレイシリーズとの併用で最高レベルの相乗効果を発揮する。
ソースの質感と量感を強力に引き出す
一段仕様のグランソロを多段化した、ラックのフラグシップ・モデルである。フレームは1mm厚のチタン・パイプ。内部には多重のシリコン・コーティングとレゾナンスキャンセル・ウェイトに羊毛を挿入して、吸音・制振に万全を期している。組み立ては超高強度接着剤。中段のスパイク支持は超々ジュラルミン削り出しである。棚板は強度や制振性を綿密に考慮した特殊積層合板。ソースの質感と量感を強力に引き出す効果が歴然である。
