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公開日 2016/10/13 16:00
A2DCコネクターによるリケーブルにも対応
オーディオテクニカ、新開発BAドライバー搭載イヤホン3機種。4BAの「ATH-LS400」など
編集部:小澤 麻実/小澤 貴信
オーディオテクニカは、4基のBAドライバーを搭載した「ATH-LS400」など、BA型イヤホンの新モデル “LSシリーズ”3機種を11月18日に発売する。
LSシリーズは、2013年に登場した同社のBAドライバー搭載イヤホン「IMシリーズ」(関連ニュース)の後継シリーズとなる。シリーズとしては、このBAドライバーモデル3機種に加えて、ダイナミックドライバーモデル2機種も用意されている(関連ニュース)。LSは「Live Sound」の略。
BAドライバーを4基搭載した「ATH-LS400」、3基搭載した「ATH-LS300」、2基搭載した「ATH-LS200」の3モデルがラインナップ。BAドライバーは全て専用設計されており、各モデルに搭載された合計9基が全て異なるドライバーとなる。これに伴って、各モデルのネットワークも専用に設計されている。以下に各モデルの詳細を述べる。
■ATH-LS400 ¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
LSシリーズ専用設計の新開発クアッド・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載。これは低域2基、中域1基、高域1基の合計4つのドライバーを、専用設計のクアッド・ネットワークで駆動するというもの。豊かな低音表現と高解像度かつ臨場感溢れる写実性の高いサウンドを実現するという。
指向性の強い高域担当のBAドライバーは、耳と同軸上に、音導管と直列に配置。さらに音導管には、チタニウム&高耐久性特殊樹脂のハイブリッド導管を採用することで、高域特性を向上させた。また、中高域ドライバーに対して平行に配置した2基の低域ドライバーにより、ワイドレンジかつ精細感ある低音を再生するという。
再生周波数帯域は15Hz〜20kHz、インピーダンスは20Ω、出力音圧レベルは105dB/mW、最大入力は3mW。ケーブルは1.2mで、プラグ部はφ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(L型)。独自のA2DCコネクターによるリケーブルにも対応。ワイヤー入りで耳にかけやすいようフレキシブルに調整可能となっている。また、ポータブルケースやイヤーピース(XS/S/M/L)も付属する。質量は約12g(ケーブル除く)。
本機を含む3モデルが特徴的な直線デザインを採用しているが、これは装着感や耳への収まりの良さを検討した結果とのこと。フラットなハウジングにより、装着時にハウジングが耳から飛び出さずに収まるように配慮されている。
また、従来のIMシリーズでは全機種でコンプライ・フォームのイヤーチップが同梱されていたが、本シリーズではソフトフォームのイヤーチップのみの同梱となる。その理由については、「BAドライバーは一般的に低域再現を苦手とするため、密閉性を高めて低域がなるべく逃げないようにする必要があります。そこでIMシリーズでも、低域を補う意味でコンプライフォームを同梱していました。しかし新モデルでは、音導管の長さや角度を調整することで、低域が逃げないように密閉性を高めることに成功しました。そのため低域を補う必要はなくなったのでコンプライ同梱はやめて、その分のコストはコネクターの強化などに向けました」(同社説明員)とのことだった。
■ATH-LS300 ¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
本機は専用設計の新開発トリプル・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載。低域、中域、高域に1基ずつ搭載したドライバーを、LS300専用のトリプル・ネットワークで駆動。明確な音の定位と迫力あふれる臨場感を再現するという。
耳と同軸上に高域ドライバーを配置し、ステンレスと高耐久性特殊樹脂のハイブリッド導管を通して高域特性を向上。低域ドライバーは耳に対して平行に配置することで、奥行きある豊かな重低音を再生するという。
再生周波数帯域は18〜18,000Hz、インピーダンスは15Ω、出力音圧レベルは106dB/mW、最大入力は3mW。ケーブルは1.2mで、プラグ部はφ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(L型)。独自のA2DCコネクターによるリケーブルにも対応。ワイヤー入りで耳にかけやすいようフレキシブルに調整可能となっている。また、ポータブルケースやイヤーピース(XS/S/M/L)も付属する。質量は約11g(ケーブル除く)。
■ATH-LS200 ¥OPEN(予想実売価25,000円前後)
専用設計のデュアル・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載。スーパー・ツイータードライバーとフルレンジドライバーの2基を、専用設計のデュアル・ネットワークで駆動することで、各音域でセパレーションの良いサウンドを実現するという。
耳と同軸上にドライバーを配置して、高域特性を向上し、ステンレスと高耐久性樹脂のハイブリッド導管を通して届けることで鮮明な音色を再生するとのことだ。
再生周波数帯域は20〜16,000Hz、インピーダンスは47Ω、出力音圧レベルは110dB/mW、最大入力は3mW。ケーブルは1.2mで、プラグ部はφ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(L型)。独自のA2DCコネクターによるリケーブルにも対応。ワイヤー入りで耳にかけやすいようフレキシブルに調整可能となっている。また、ポータブルケースやイヤーピース(XS/S/M/L)も付属する。質量は約11g(ケーブル除く)。
■音楽リスニングに特化したイヤホン
発表会では、同社のコンシューマー企画課 ポータブルリスニンググループ リーダーの大堀平良氏が本製品の詳細について説明を行った。
従来モデルの「IMシリーズ」はインイヤーモニターという位置付けで開発され、コンシューマー向けはもちろん、特に海外ではプロのエンジニアにも好評だったという。一方で「よりプロ向けのモニターイヤホンが欲しい」という要望もあり、プロ向けのモニターイヤホンとしてIMシリーズをベースにした「ATH-E70/E50/E40」(関連ニュース)を4月に発売した。
これに対して、今回登場するLSシリーズは、より純粋に「音楽を楽しむこと」をコンセプトに、リスニングに特化した音作りを行ったという。具体的には、IMシリーズで好評だった解像度の高さを活かしつつ、屋外を含めた様々な環境で、より音楽を楽しめる帯域バランスに配慮したという。
LSシリーズは、2013年に登場した同社のBAドライバー搭載イヤホン「IMシリーズ」(関連ニュース)の後継シリーズとなる。シリーズとしては、このBAドライバーモデル3機種に加えて、ダイナミックドライバーモデル2機種も用意されている(関連ニュース)。LSは「Live Sound」の略。
BAドライバーを4基搭載した「ATH-LS400」、3基搭載した「ATH-LS300」、2基搭載した「ATH-LS200」の3モデルがラインナップ。BAドライバーは全て専用設計されており、各モデルに搭載された合計9基が全て異なるドライバーとなる。これに伴って、各モデルのネットワークも専用に設計されている。以下に各モデルの詳細を述べる。
■ATH-LS400 ¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
LSシリーズ専用設計の新開発クアッド・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載。これは低域2基、中域1基、高域1基の合計4つのドライバーを、専用設計のクアッド・ネットワークで駆動するというもの。豊かな低音表現と高解像度かつ臨場感溢れる写実性の高いサウンドを実現するという。
指向性の強い高域担当のBAドライバーは、耳と同軸上に、音導管と直列に配置。さらに音導管には、チタニウム&高耐久性特殊樹脂のハイブリッド導管を採用することで、高域特性を向上させた。また、中高域ドライバーに対して平行に配置した2基の低域ドライバーにより、ワイドレンジかつ精細感ある低音を再生するという。
再生周波数帯域は15Hz〜20kHz、インピーダンスは20Ω、出力音圧レベルは105dB/mW、最大入力は3mW。ケーブルは1.2mで、プラグ部はφ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(L型)。独自のA2DCコネクターによるリケーブルにも対応。ワイヤー入りで耳にかけやすいようフレキシブルに調整可能となっている。また、ポータブルケースやイヤーピース(XS/S/M/L)も付属する。質量は約12g(ケーブル除く)。
本機を含む3モデルが特徴的な直線デザインを採用しているが、これは装着感や耳への収まりの良さを検討した結果とのこと。フラットなハウジングにより、装着時にハウジングが耳から飛び出さずに収まるように配慮されている。
また、従来のIMシリーズでは全機種でコンプライ・フォームのイヤーチップが同梱されていたが、本シリーズではソフトフォームのイヤーチップのみの同梱となる。その理由については、「BAドライバーは一般的に低域再現を苦手とするため、密閉性を高めて低域がなるべく逃げないようにする必要があります。そこでIMシリーズでも、低域を補う意味でコンプライフォームを同梱していました。しかし新モデルでは、音導管の長さや角度を調整することで、低域が逃げないように密閉性を高めることに成功しました。そのため低域を補う必要はなくなったのでコンプライ同梱はやめて、その分のコストはコネクターの強化などに向けました」(同社説明員)とのことだった。
■ATH-LS300 ¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
本機は専用設計の新開発トリプル・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載。低域、中域、高域に1基ずつ搭載したドライバーを、LS300専用のトリプル・ネットワークで駆動。明確な音の定位と迫力あふれる臨場感を再現するという。
耳と同軸上に高域ドライバーを配置し、ステンレスと高耐久性特殊樹脂のハイブリッド導管を通して高域特性を向上。低域ドライバーは耳に対して平行に配置することで、奥行きある豊かな重低音を再生するという。
再生周波数帯域は18〜18,000Hz、インピーダンスは15Ω、出力音圧レベルは106dB/mW、最大入力は3mW。ケーブルは1.2mで、プラグ部はφ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(L型)。独自のA2DCコネクターによるリケーブルにも対応。ワイヤー入りで耳にかけやすいようフレキシブルに調整可能となっている。また、ポータブルケースやイヤーピース(XS/S/M/L)も付属する。質量は約11g(ケーブル除く)。
■ATH-LS200 ¥OPEN(予想実売価25,000円前後)
専用設計のデュアル・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載。スーパー・ツイータードライバーとフルレンジドライバーの2基を、専用設計のデュアル・ネットワークで駆動することで、各音域でセパレーションの良いサウンドを実現するという。
耳と同軸上にドライバーを配置して、高域特性を向上し、ステンレスと高耐久性樹脂のハイブリッド導管を通して届けることで鮮明な音色を再生するとのことだ。
再生周波数帯域は20〜16,000Hz、インピーダンスは47Ω、出力音圧レベルは110dB/mW、最大入力は3mW。ケーブルは1.2mで、プラグ部はφ3.5mm金メッキステレオミニプラグ(L型)。独自のA2DCコネクターによるリケーブルにも対応。ワイヤー入りで耳にかけやすいようフレキシブルに調整可能となっている。また、ポータブルケースやイヤーピース(XS/S/M/L)も付属する。質量は約11g(ケーブル除く)。
■音楽リスニングに特化したイヤホン
発表会では、同社のコンシューマー企画課 ポータブルリスニンググループ リーダーの大堀平良氏が本製品の詳細について説明を行った。
従来モデルの「IMシリーズ」はインイヤーモニターという位置付けで開発され、コンシューマー向けはもちろん、特に海外ではプロのエンジニアにも好評だったという。一方で「よりプロ向けのモニターイヤホンが欲しい」という要望もあり、プロ向けのモニターイヤホンとしてIMシリーズをベースにした「ATH-E70/E50/E40」(関連ニュース)を4月に発売した。
これに対して、今回登場するLSシリーズは、より純粋に「音楽を楽しむこと」をコンセプトに、リスニングに特化した音作りを行ったという。具体的には、IMシリーズで好評だった解像度の高さを活かしつつ、屋外を含めた様々な環境で、より音楽を楽しめる帯域バランスに配慮したという。
- トピック
- AUDIO-TECHNICA
- イヤホン
関連リンク
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドAUDIO-TECHNICA
- 型番ATH-LS400
- 発売日2016年11月18日
- 価格¥OPEN(予想実売価格60,000円前後)
【SPEC】●ドライバー:LSシリーズ専用設計の新開発クアッド・バランスド・アーマチュアドライバー(低域×2、中/高域×各1) ●再生周波数帯域:15Hz〜20kHz ●インピーダンス:20Ω ●出力音圧レベル:105dB/mW ●最大入力:3mW ●ケーブル長:1.2m ●プラグ:プレーヤー側…φ3.5mm金メッキステレオミニ(L型)、イヤホン側…独自のA2DCコネクター ●質量:約12g(ケーブル含まず)
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドAUDIO-TECHNICA
- 型番ATH-LS300
- 発売日2016年11月18日
- 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
【SPEC】●ドライバー:専用設計の新開発トリプル・バランスド・アーマチュアドライバー(低/中/高域×各1) ●再生周波数帯域:18Hz〜18kHz ●インピーダンス:15Ω ●出力音圧レベル:106dB/mW ●最大入力:3mW ●ケーブル長:1.2m ●プラグ:プレーヤー側…φ3.5mm金メッキステレオミニ(L型)、イヤホン側…独自のA2DCコネクター ●質量:約11g(ケーブル含まず)
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドAUDIO-TECHNICA
- 型番ATH-LS200
- 発売日2016年11月18日
- 価格¥OPEN(予想実売価25,000円前後)
【SPEC】●ドライバー:専用設計のデュアル・バランスド・アーマチュアドライバー ●再生周波数帯域:20Hz〜16kHz ●インピーダンス:47Ω ●出力音圧レベル:110dB/mW ●最大入力:3mW ●ケーブル長:1.2m ●プラグ:プレーヤー側…φ3.5mm金メッキステレオミニ(L型)、イヤホン側…独自のA2DCコネクター ●質量:約11g(ケーブル含まず)