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公開日 2017/01/26 17:08
リビングの音周りを1台で

ボーズ、1本で完結するサウンドバー「SoundTouch 300」。75,000円、オプションでSWなど増設も

編集部:押野 由宇
BOSE(ボーズ)は、ホームシアター向けサウンドバー「SoundTouch 300」を2月10日(金)より発売する。価格は¥75,000(税抜)。

「SoundTouch 300」

天面はグロッシーな仕上げ

SoundTouch 300は、「PhaseGuide アレイ」や「QuietPortテクノロジー」など、同社独自の技術を搭載したサウンドバー。4Kパススルーによる高品位な映像コンテンツ再生だけでなく、Wi-FiやBluetoothに対応し、Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスやスマートフォン内の音源を再生できる。

実際に設置した様子

コーナーはラウンドしており、デザイン性にも配慮した

また、オプションとしてサブウーファー「Acoustimass 300 bass module」(¥75,000/1台・税抜)、サラウンドスピーカー「Virtually Invisible 300 wireless surround speakers」(¥35,000/1セット・税抜)が用意され、2月18日(土)より発売する。

「Acoustimass 300 bass module」

「Virtually Invisible 300 wireless surround speakers」

同社は本日、プレス向け発表会を実施。プロダクトマネジメント部マネージャーの大場 雄氏が、その詳細をプレゼンテーションした。

大場 雄氏

サウンドバー単体でも満足の行くサウンドクオリティを実現

SoundTouch 300には、サウンドクオリティの向上に対する技術が数多く搭載される。メッシュ状の無数の穴で覆われた構造の「PhaseGuide アレイ」は、再生音を部屋の狙った場所へビームのように送り込み、任意の反射音を作り出すというもの。これにより「ホームシアターシステムに重要な、シーンの場に自分がいるような、包み込まれるような体験ができる」としている。会場ではレーザーポイントを当てた場所から音が聴こえるかを実験するデモが行われたが、指し示す場所に音の発生源が動くことが実感できた。

レーザーポイントを用いたデモでは、リアルタイムに音が聴こえる位置が移動した

「PhaseGuide Transducer」は無数の穴から音を出し、反射音を作り出す

また新開発の「QuietPortテクノロジー」を搭載。余計なノイズをカットすることで、小さなエンクロージャーからどのような音領域でも深みのあるクリーンかつパワフルな低音を再現することができるとしている。なお「QuietPortテクノロジー」は、同日発表された「Lifestyle Systems」シリーズにも採用される(関連ニュース)。

SoundTouch 300に搭載される「QuietPort テクノロジー」

さらに高域用のトランスデューサーは、透き通ったクリアなサウンドを鳴らせるよう設計。「全周波数帯域にわたって細部までバランスよく再生し、セリフなどを聞き取りやすくしている」という。

外観はメタルのラップアラウンドグリル、ガラストップを採用したスマートなもので、サイズは978W×57H×108Dmmとコンパクト。「最新テレビとマッチしたデザイン」としてインテリア性の高さがアピールされた。

Wi-Fi、Bluetooth(NFC)でのワイヤレス接続に対応し、Spotifyやインターネットラジオなどの再生が可能。また4KパススルーによるHDMI接続、自動音場補正機能「ADAPTiQ」やBOSE独自の「SOUNDTOUCH」機能にも対応と、豊富な機能を備えている。

大場氏はSoundTouch 300に十分な性能を持たせた上で、「ワンピースだけで全てのニーズに応えるのは難しいということも理解している」として、オプションとしてサブウーファー「Acoustimass 300 bass module」およびサラウンドスピーカー「Virtually Invisible 300 wireless surround speakers」を用意したとコメント。

SoundTouch 300とサブウーファー、サラウンドスピーカーの組み合わせ

そして「音楽や映画にアクセスする方法が多様化、容易になってきたなかで、これらのコンテンツをより良い音で伝えたいと考えて開発した。SoundTouch 300は暮らしをより良いものにしてくれる」と語った。

発表会では、映像音声向けオーディオ部門ゼネラルマネージャーのピート・オグリー氏も登壇。「SoundTouch 300はBOSEとして新しいチャレンジ」として開発のエピソードを語った。

ピート・オグリー氏

「本体をできるだけ薄型にすることを目指したが、そのためには様々な取り組みが必要だった。例えば、新しい楕円形トランスデューサーの導入。これによって大音量と小型化の両立を実現できた。またこれまでの製品群で培ってきた技術もSoundTouch 300に投入している」と、スリムなサウンドバーながら本格的なサウンドが楽しめることをアピール。

また「SoundTouch 300は設置しやすいサイズで、オプションとなるサテライトスピーカーやサブウーファーもとてもコンパクト。例えばサブウーファーなしでも単独で使用でき、たとえ追加したとしても設置しやすく、『ナイトタイムモード』にすることでサブウーファー機能をオフにできる。ボリュームレベルを下げてもリッチな音を楽しんでいただけるように開発を進めた。日本の居住空間、生活スタイルにマッチしたものとなっている」と、オプションの追加によるアップグレードというアプローチについてもコメントした。

関連リンク

製品スペックを見る
  • ジャンルフロントサラウンドシステム
  • ブランドBOSE
  • 型番SoundTouch 300
  • 発売日2017年2月10日
  • 価格75000
【SPEC】●接続端子:HDMI出力×1 (ARC対応)、HDMI入力×1、光デジタル入力×1、マイクロUSB×1、Ethernetポート×1、ADAPTiQ端子×1,ACOUSTIMASS端子×1 ●外形寸法:978W×57H×108Dmm ●質量:4.7kg

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